太平洋戦争中、日本人から戦意を失わせて降伏を引き出すため、米軍が「富士山をペンキで真っ赤に塗っちゃおう!」と思いついた。
でも計算してみたら、そのためにはペンキが約12万トン、B29が約3万機必要で、ガソリン代を含めて約600億円かかることが判明し、計画は結局お流れに。
こんなバカげた話で、中国であったクダラナイ出来事を思い出しました。
荒れた果てた山に、豊かな緑を取り戻さないといけない。
そのためにはまず木を植えて、時間をかけて森林を復活させよう。
そんな発想は日本人(いや人類)なら当然の発想なんだけど、中国ではそんな悠長なことはしないで、その作業を”秒”で終わらせるような画期的な方法を思いつく人がいた。
その「中国風緑化作戦」とは山を緑のペンキで塗ること。
被害にあった山の映像がこちら。
日本人にはアニメの世界の出来事がリアル世界で起こる。
中国にはそんな魅力がある。
ただ、「中国風緑化作戦」なんて書いちゃったけど、さすがにこれは中国人の常識や良心に反している。
だから国民やメディアからは、「ばっっっかじゃねえの?」とか「真面目に仕事をしろ!」といった批判が殺到。
この「塗って応援」みたいな”緑化作戦”はそもそも個人でできるコトじゃないし、あるていどまとまった人数や組織で行われたはずだ。
それにほかの省でも、同じ方法で山の緑化(または劣化)が行われているから、この発想はそれなりに中国人の支持を得ているようだ。
この出来事は見た目が衝撃的で、日本人に「セカンドインパクト」のような大きな影響を与えたから、「中国 山 ペンキ」で検索すれば画像も記事も山ほど出てくる。
地肌が露出しているところに植物を植えて、緑を取り戻すことが人類の考える「緑化」なのに、これではただの環境破壊、緑のテロだ。
保水力なんてあるはずもなく、これじゃ洪水対策にもならない。
「山を緑化しなさい」と上から指示されて、緑のペンキを塗って出来上がりとするのは、「早い・安い・簡単」以外の理由があるとは思えん。
「緑化作戦」は例外的だけど、この発想は中国では一般的にある。
こんなことをされたら、日本人の責任者なら全身の力が抜けて「笑えばいいと思うよ」とつぶやくしかない。
さすが中国、日本人にはできない事を平然とやってのける。
そこにシビれるけど、あこがれることはない。
相変わらず歴史とネタの宝庫だ。
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