「残念なニホンゴ」というのがある。
日本人にとっては何でもない、むしろ良い意味の言葉なんだけど、外国人が聞くとまったく違う意味の言葉を連想し、「マジかっ!」と驚いたり、赤面したりしてしまう言葉のこと。
その一例に、数年前にマクドナルドが放った「大人のクリームパイ」がある。
最近、「気持ち切り替えチョコレート」というキャッチフレーズの明治のお菓子、ガルボもそんな日本語だということを知った。
独特の触感とわりと濃いめの味のあのチョコ菓子は、たしかに気分転換にちょうどいいが、韓国人にとってはそうでもない、というかトンデモナイらしい。
少し前に、韓国人の男性と付き合っている日本人の女性が、SNSで悲しい出来事があったと報告していた。
彼女が彼氏にガルボを一つあげたら、「これいいね、何てお菓子?」と好評だったから、「ガルボっていうの」とパッケージを見せると、彼の表情が凍りつく。
彼氏はすぐに解凍したけれど、ぎこちない様子をしていたから、わけを聞くと、「いや、それは言えない」と教えてくれなかった。が、ヒントとして、エロ系の性的なワードということは聞き出せた。
調べてみたら、「ボ」は韓国語で女性器を指し、「ガルボ」で、簡単に性行為をする女性や売春婦といった意味になることが分かった。
彼女は「ガルボ、大好きだったのに…」と絶句して投稿を終えた。
それを見た韓国人や日本人からは、
「韓国語で話すと大変なことになります」
「女性に言ったら半殺しにされそう」
「半分だけで済むでしょうか(笑)」
といったコメントが寄せられる。
ちなみに、ガルボ(galbo)の由来については、ネット上で、優雅や上品さを意味するイタリア語の「Garbo」という説を見たけど、正確なところは分からない。
これならたしかに「気持ち切り替え」に合っている。
しかし、韓国の人たちにとっては、下手したら人生が変わるレベルの強烈なネーミングだ。
韓国の女優「オ・ナラ」さんと同じで、言葉が違うと不幸な偶然が生じることはある。
似たような言葉に「ジャージ」がある。
日本でジャージはスポーツウェアのことを指すが、韓国語では男性器の意味になってしまう。
だから、韓国語を学んでいる日本人女性が韓国の店で、男性店員に「すみません、ジャージを見せてください」とカジュアルに言ったら、ドン引きされたという話をネットで見たことがある。出来すぎた感があるから、これは創作だと思う。
でも、韓国でガルボやジャージと言わない方がいいのはガチ。
「残念な日本語」と言われても、どちらも外来語ですからねぇ。
ちなみに、生地名称の jersey は、英仏海峡・チャンネル諸島の島 Jersey Island で漁夫が着ていたシャツに由来するとのこと。(米国 New Jersey 州の地名由来も同じ島名から。)
しかしそれにしても、どうして口にするのも憚るような単語を、わずか1音で表現するかなぁ。これだと、何かのはずみで、放送禁止クラスの新たな単語がいくらでもできてしまうのでは?
そう言えば鹿児島弁では、それと同じ意味の単語を、それと同じ音を2つ重ねて表現するのだそうですよ。それ韓国語と何か関係あるのですかね?
昔(70年代かな)、TVでプロレス中継が盛んだったころ、鹿児島では上記のことに放送局が配慮して、ブラジル出身の有名プロレスラーのことを「ポポ・ブラジル」と呼び代えていたそうです。さすがにTV中継で本当の名を叫ぶのは無理だったのでしょうね。
熊本では性行為を「ぼぼ」と言うのですね。
いま調べて初めて知りました。
ありがとうございます、というのも微妙な情報ですが。
韓国語とは関係ないように思いますが、どうなんでしょ。