インド人のユーチューバーが韓国を旅行中、釜山の観光地で、二度見せずにはいられない注意書きを見つけたという。
そこには英語で「危険なので写真撮影時はフェンスを越えずに、安全な歩道側から撮影してください」と、きっとそう書きたかったと思われる文があった。
韓国語では歩道のことを「人道」と言うのだけど、担当者がきっと翻訳アプリを使ってそのまま表記したため、「sidewalk(歩道)」の部分が「India(インド)」となっていた。
結果、「安全なインド側から撮影してください」という謎文章ができあがって、それを見たインド人ユーチューバーが笑い出した。
ソースは朝鮮日報の記事(2024/09/27)
「なんでIndia?」 釜山を観光したインド人ユーチューバーが案内板の誤訳にツッコミ
ソウルで見た店。いやどんな占いだよ。
こういった誤訳なら、日本も負けていない。
忍者体験ができる施設で、「暴れないでください(Don’t act violently)」と言いたかったところ、「Don’t act up(調子に乗るな)」と表記されていたとか、そんなミスはよくある。
でも、これぐらいならまだいい。
数年前、大阪メトロが「堺筋線」を「Sakai Mascle line」と表記していたから、外国人や日本人にツッコまれて、外国語ページを非公開にする出来事があった。
日本人が何気なく英語を使ったり聞いたりして、トラブルにあったり失敗したりすることもよくある。
これから、個人的に聞いた話やSNSで見つけたそんな話を紹介していこう。
・日本で外資系企業に勤務していた福山さんが、会社のルールから、自分の名字の一部を使って「fuku〜」というメルアドを作って、それを使って仕事をしていた。
するとある時、上司に呼ばれ、「いま君が使っているメルアドをやめて、まったく違うメルアドを作ってほしい」と頼まれた。
「なにゆえ?」と疑問に思って聞くと、上司は「アメリカの本社からクレームがきたんだよ」と言う。ますます何を言っているのかわからない。
その理由は、本社のアメリカ人が「fuku」という文字を見ると、超下品なワード「fu◯k」を連想して、メールを受け取った人が驚いたり、気分が悪いと言い出したりして苦情が上がったからだった。
同じ理由で、福井空港が英メディアから、「世界で最も下品な空港」に選ばれたこともある。
・日本人の客室乗務員(CA)が国内のフライトで仕事をしていたとき、外国人のお客さんから、「ワラがほしい」と言われた。
「出血したのかな?」と思って、急いで救急箱から綿花を持ってきて「どうぞ」と言うと、外国人が不思議そうな顔をする。彼が欲しかったのは「water」 だった。
・飛行機でアメリカへ向かっている途中、機内メニューに気になった飲み物があったから、CAに尋ねると「メロンウォーター」と言われた。メロンソーダが好きな彼がそれを頼むと、透明な飲み物が出てきて、飲んだら味のしないただの炭酸水だった。
ちょっと考えてから、「あのCAはミネラルウォーターと言ったのか」と気づく。アウェーの洗礼である。
・ニュー・カレドニアを友だちと旅行中、レストランで食事をしていてお開きになったので、店員に「bill, please」と言ったら、彼はビールを持ってきた。
しょうがないから、強制的に2次会へ突入。
・アトランタの空港にあった店で、「ハム・アンド・チーズホットドッグ」を注文したら、「ほらよ」とハーフサイズのチーズホットドッグを渡された。
・アラバマ州で日本人が「Jasper(ジャスパー)」という小さな町へ行こうと思い、ホテルのフロントで行き方を聞いたら、「ジャズバー(Jazz Bar)」を案内された。
・日本人の女性が外国人に名前を聞かれたから、「照美です」と答えたら、「いや違う。私があなたの名前を聞いているんだ」と言われ、話が噛み合わない。彼は「tell me」と誤解していたことが判明する。
日本人にとって英語の発音は、カタカナで書いた時に区別ができるものは発音も聞き取りも割合正確に区別できるのですが、カタカナで書くと同じになってしまう単語どうしを区別するのは難しいです。たとえば、catとcutは英語をあまり知らない人でも間違えることはまずないでしょうが、madとmud、fanとfunなんかはカタカナで書くと同じになってしまい、聞き分けも、発音の区別も日本人には難しいのが普通です。
若い頃にアメリカで少し働いていた時に私も同じ間違いをしました。まだE-mailもWebもない時代で、アメリカと日本の間で短時間で書面をやり取りするにはFAXしかありません。必然的に私は「FAX, FAX!」と喚いて現地オフィスを走りまわる場面が多くなりました。そんなある日、若くてきれいなoffice-secretaryから「あなたの発音は聞いているこちらが恥ずかしくなる!」と言われてしまいました。
次の日から私は、何度も何度も「FAX」の発音練習をしたものです。
日本人「あるある」ですね。
ネットを見ると、「フェァ~クス」と言うといい、といったアドバイスがあります。