昨日、韓国人による”SNSテロ”の記事を書いた。
簡単に書くと、こんな出来事だ。
平昌五輪のショートトラック女子500メートルの決勝で、韓国の選手がカナダのキム・ブタン選手を押して失格となる。
結果、4位だったブタン選手が3位になって銅メダルを獲得した。
*「キム」という名前だけど、キム・ブタンさんはカナダ代表の選手。
韓国選手の行為を反則と判断したのはIOC(国際オリンピック委員会)で、選手もその判定を受け入れた。
でも、一部の韓国人ネットユーザーがこれに納得しない。
ブタン選手への個人攻撃を開始する。
ブタン選手のSNSには、憎悪や敵意に満ちたコメントが書きこまれた。
「お前はメダルを受けとる資格がない。お前の手は非常に汚い」
「お前はスポーツ選手でも人間でもない」
インスタグラムやツイッターはすぐにこうしたヘイト・コメントで埋められ、ブタン選手はすべてのSNSアカウントを非公開にする。
この出来事を韓国紙・中央日報は「韓国人の『SNSテロ』」と表現した。
くわしいことはこの記事をご覧ください。
平昌五輪:また韓国人の”SNSテロ”。もはやコントロール不能。
では、この個人攻撃を世界のメディアはどう伝えのか?
これは、今回の騒動を伝えるイギリス紙「ザ・サン」の記事。
ブタン選手が銅メダルを手にした後、「You will die(おまえを殺してやる)」といった「death threat(殺人脅迫)」を受けたと伝えている。
これが紙面。
「汚いメダルをおめでとう!」
「おまえの父親が汚いメダルの取り方を教えたのか??」
「おまえの腕を斬り落とせ」
銅メダルを手にしたとき、ブタン選手は受賞台で泣き出した。
中央日報の記事(2018年02月15日)にそのことが書いてる。
韓国人からSNSで殺害脅迫まで…授賞台で大泣きしたキム・ブタン
海外のスポーツメディア「Larry Brown Sports」の記事から。
Many fans were furious and felt Boutin initiated the contact, which led to angry comments and even at least one reported death threat toward Boutin on social media.
Speedskater Boutin cries during medal ceremony after getting death threats
多くの怒り狂ったファンがブタン選手のSNSに「death threat(殺人脅迫)」をふくむアンチコメントを書きこんだ、とある。
これは「globalnews」の記事(
Following her win, Boutin’s social media accounts were bombarded by apparent angry South Korean fans, some threatening the speedskater with her life.
(中略)“If I find you, you will die,” reads one comment, according to Radio-Canada. “Retire and I hope you have a hard life.”Canada’s Kim Boutin receiving online death threats following her speedskating bronze-medal win
「angry South Korean fans(怒った韓国人のファン)がこんなコメントを書きこんだと伝えている。
「おまえを見つけたら、殺してやる」
「引退しろ。そして、一生苦しめ」
ちなみに、この記事にはこんな文もあった。
Aol.com reported that some of the comments featured knife emojis while others called the speedskater a “f—ing b—ch.”
「 “f—ing b—ch.”」は「ファッキン・ビッチ」のこと。
日本語の「絵文字」が「emojis」という英語になっているのは知らなかった。
ナイフの絵文字を送りつけたらしい。
この脅迫事件は、キム・ブタン選手の英語版ウィキペディアにも書かれている。
it was announced that she had been receiving negative comments, including death threats, from South Koreans about her medal, which she had received because of Min-jeong’s disqualification.
韓国人による個人攻撃はもう、半永久的に消えることはない。
この出来事を受けて、IOC(国際オリンピック委員会)が公式に「選手に敬意を払うよう」訴えた。
”誰もが”アスリートに敬意をあらわすことを求めている。
でも、実質的には韓国人に対して言った言葉だ。
このことには多くの韓国人も心を痛めていて、悪質なネットユーザーを批判している。
レコードチャイナの記事(2018年2月14日)ではこんな声を紹介していた。
「ブタン選手を批判するんじゃなくて、失格判定を出した審判を批判すべき」「選手のSNSにまで書き込みをするなんてどうかしているぞ」「ブタン選手が判定を下した訳でもないのに…。韓国人として恥ずかしい」
中央日報の記事(2018年02月15日)も、これが韓国人の悪習だと非難する。
繰り返される非理性的・反人格的「サイバーテロ」は韓国のインターネット文化の悪習だ。人身攻撃と魔女狩りから歪んだ愛国心による悪質なコメント、そしてネット上でさらし者にまでする。
「おまえらやめろよ!」と書き込むと、今度はそれを書いた人が攻撃されてしまう。
今の韓国社会にはそんな空気がある。
韓国人の「人身攻撃と魔女狩り」をなくすには、その実態を世界中に伝えて、大きな騒ぎにしたほうがいい。
もう、韓国人でもコントロールできなくなっている。
こんな騒動を見ると、「韓国の敵は韓国人だった」という言葉を思い出す。
日本でもこの事件に関心が集まっている。
いまネットを見た限りでは、日本の主要メディアでは産経新聞が報じていた。
国際オリンピック委員会(IOC)は選手に敬意を払うよう異例の呼びかけを行った。カナダ側でも代表選手の安全確保に乗り出すなど波紋を広げている。
これは「CBC Olympics」のツイート。
Kim Boutin, subjected to online abuse, breaks down in tears during emotional medal ceremony #PyeongChang2018 https://t.co/byoy4ZIpDQ pic.twitter.com/sh2MOj6OVc
— CBC Olympics (@CBCOlympics) 2018年2月14日
授賞台で流す涙はうれし涙だけでいい。
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