はじめの一言
「日本人はおしなべて親切で愛想がよい。底抜けに陽気が住民は、子供じみた手前勝手な哄笑をよくするが、これは電流のごとく文字どおりに伝播する
(クライトナー 明治時代)」
「逝きし日の面影 平凡社」
この前、用事があって東京まで行ってきました。
せっかくなんで、静岡から東京に行くまでのことを歴史・漢字・地名なんかをまじえながら書いていきたい。
まあ、雑学の旅ですよ。
・これが日本、「期間限定」
東京までは「青春18切符」で行った。
こんな列車のチケットって他の国にあるんだろうか?
春・夏・冬の期間限定での列車のチケットなんて、外国で聞いたことがない。
前に何人かの外国人にきいてみたことがある。
でも、「列車のチケットで『期間限定』なんて私の国にはない」と言いう。
外国人に日本の特徴をきくと、電車のチケットに限らず「やたらと期間限定が多い」ということをいう。
例えば、マクドナルド。
全世界にマクドナルドがあって、どこでも定番メニューはある。
それと、その国しかないような「ご当地バーガー」もある。
タイのマクドナルドではサムライバーガー、インドのマクドでナルドはマハラジャチキンバーガーなど。
タイの「サムライ・バーガー」
でも、「期間限定ハンバーガー」があるのは日本ぐらいじゃないの?
こういうヤツね↓
さらに“春分の日”3月21日(金・祝)からは、桜をモチーフにした春色メニュー「さくらてりたま」も登場します。
マクドナルドHP
他にも秋には月見バーガーがある。
こんなふうに期間(季節)限定のハンバーガーは日本以外に聞いたことがない。
電車やハンバーガーにも「四季」があるのは日本ぐらいだ。
・駅
日本と中国は漢字を使う国だけど、使っている漢字が違う。
例えば、中国の鉄道駅へ行くと「駅」の漢字が違うことに気づく。
中国では「駅」は「站」という漢字になる。
「火車站」ってなんだかわかる?
鉄道の駅のこと。
「汽車駅」は、バスターミナルのこと。
なんか「汽車」の方が鉄道っぽいんだけどね。
鉄道は「鉄路」で、上海駅は「上海站」ね。
現在の中国が使っている漢字は、昔使っていた漢字を簡単にしたもの。
なんで漢字を生んだ中国人が、漢字を簡略化したのか?
これを中国人ガイドに聞いたことがある。
「しかたないよ~。頭が良い中国人はみんな台湾に行っちゃって、中国大陸に残ったのは農民ばっかりだったから」
な~るほど。
まあ、日本の漢字も戦後に簡略化した漢字だけどね。
ちなみに、韓国は簡略化していない漢字をつかっている。
ソウル駅の駅が簡略化してないでしょ?
日本も、明治や大正時代にはこんな漢字を使っていたよ。
ソウル駅の「駅」の漢字が難しいでしょ。
まあ、ふつうの韓国人は漢字がほとんど分からないけどね。
さて、電車に乗りましょうかね。
・焼津
静岡県には「焼津市」という都市がある。
この都市名はとても由緒正しい。
なんてったって、日本の神話に出てくる地名だから!
市名の由来 日本神話で、日本武尊(ヤマトタケル)が東征の途中で地元の賊衆に襲われた時、草薙剣で葦を薙ぎ倒し、そこで賊衆を迎えうち、火を放って難を逃れた。その様相が烈火のように見えた、あるいはその火で葦が焼け燃え盛ったという伝承から、「焼津」と命名された。
(ウィキペディア)
このウィキペディアの記述にある「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」にちなんだ地名が静岡にはある。
それが、そのまま「草薙」。
「草を薙いだ剣」
ヤマトタケルが伊勢神宮でこれを拝受し、東征の途上の駿河国で、この神剣によって野火の難を払い、草薙剣の別名を与えた。この説は広く知られているが、日本書紀では異伝とされている。現在の静岡県には、焼津、草薙など、この神話に由来する地名が残る。
(ウィキペディア)
次回に続きます。
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