人から人へうつって身体が黒色になって死んでしまう。(必ずしもこうではない)
そんなことから「黒死病(ブラック・デス)」と呼ばれた恐怖の感染症・ペストが明治の日本にやって来て人々を震え上がらせた。
でもそのおかげで、それまで裸足で外出していた日本人が靴をはくようになったというポジティブな副作用もあったのだ。
くわしくはこの記事を。
それから100年以上すぎたいま、令和の日本を新型コロナウイルスという新たな感染症がおそっている。
これによって「思わぬ副作用」がはたらいて、日本にとって良い面がないか考えたけどこれはお手上げだ。
ポジティブ・サイドが見えない。
海外では「日本人は入国禁止」という国が増えているし、中国からの部品や商品が入ってこないから国内の工場や店が悲鳴を上げている。
2日前、政府が今後2週間の大規模イベントを中止や延期するよう求めたことで、EXILEやperfumeは当日になってコンサートの中止を発表した。
当事者やファンは断腸や絶望しかないけど、これは仕方ない。
悲鳴を超えて断末魔の声になりそうなのが中国人客の激減した航空業界や観光業界。
これでわが静岡県は大打撃をうけたし、お隣の愛知では老舗旅館が廃業をきめた。
明治のペストとちがって、この新型肺炎で日本に良い影響はやっぱり何もない。と思っていました。
困ったときは開き直る。
人の気配の消えた京都の嵐山が逆境を自虐にかえて、「スイてます嵐山・今こそ!おこしやす」という観光PRキャンペンーンに打って出た。
嵐山おもてなしキャンペーン
~スイてます嵐山・今こそ!おこしやす~
嵐山の5つの商店街が合同でキャンペーン。
比較的閑散期でもあり、またコロナウィルスの影響で通常より来訪者が少ない今!
ゆったりと嵐山を訪問してもらい、各お店もいつも以上のおもてなしの心でお迎えするキャンペーン pic.twitter.com/ZoQtE8PR0M— 嵯峨嵐山おもてなしビジョン推進協議会 (@sagaarashiyamao) February 14, 2020
*ツイートが削除されたり表示できなかったりするので、キャプチャー画像だけ貼っとく。
この「自虐キャンペンーン」というのが日本人的発想でめずらしいのか、アメリカCNNがニュース(2020.02.18)で取り上げる。
京都・嵐山が「スイてます」キャンペーン、新型肺炎で観光客減少を逆手に
日本人にとって京都は古都だから、人のいない落ち着いた雰囲気の中で情緒を味わいたい人は多いはずだ。
でもボクが5年前、2年前、そしてきょねん京都を旅行したときは、あまりの国際空間っぷりに驚かされた。
特に伏見稲荷や清水寺のあたりは中国語・英語・タイ語などの外国語が飛びかっていて、店にも各言語の表記があって、日本語が劣勢という状況。
古都がタイのカオサンロードと化していた。
*安いホテルやレストラン、バーがあって世界中の旅行者が集まるところ。
あの多文化空間にいたら、「伏見稲荷はニューヨークと変わらない」と言うアメリカ人の意見にも納得だ。
本来そのふたつは天地ほどに違うのだけど。
ある意味、閑古鳥が鳴く京都なんて本当にぜいたくで、「人間よりサルの方が多い嵐山」なんて、久しぶりというか奇跡的で、日本人が主役の京都なんて何年、何十年以来か分からない。
「この次」はきっとない。
客がいなかったら店はつぶれて、日本経済も活性化せず、結果的に国民の生活にはね返ってくる。
大規模イベントはダメだとしても、人々がお金を使わなくなっても困る。
自粛の自粛も必要で、いまの京都は穴場を超えて最高だ。
きのうまで北海道を旅行していたタイ人が人の少なさに驚いて、SNSにこんなメッセージと写真を投稿していた。
くわしいことは翻訳アプリでどうぞ。
ตอนอยู่ญี่ปุ่น คิดว่า ฮามามัตซึ เงียบแล้วนะ ฮาโกดาเตะ เงียบกว่าเยอะเลย สถานที่ท่องเที่ยว จุดไฮไลท์ แทบไม่มีคนเลย
เราขอร้องอย่าสร้างดราม่าเลย เราแค่อยากให้เห็นสถานการณ์ที่เป็นอยู่ ณ วันที่เราอยู่ เมืองนี้ นทท น้อยมาก แต่ นทท ใส่หน้ากากทุกคนเลยนะ เป็นคนพื้นที่เองมากกว่าที่ไม่ใส่ แต่คนใส่หน้ากากเห็นหนาตาขึ้น พอสมควร
แต่เราก็ยังทำตามกฏของเราอยู่อย่างไม่ขาดตกบกพร่องและเคร่งครัดด้วยนะ และทุกคนยังไม่มีไข้ ปกติดี
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