日本– category –
-
世界でも変わった差別「インドのカースト差別と日本の部落差別」
はじめの一言 「結論として私はこういわねばならない。二十余年間日本にとどまったことに悔いを感じていないと。そして、もし祖国フランスに帰るならこの『日の昇る国』ですごした年月をいつまでも歓びをもって思い起こすであろう (ノエル・ヌエッ... -
新しい見方や価値観との出会い方 ⑥ 天皇と中国皇帝との違いから
この前、中国人と話をしていたとき、中国の皇帝と日本の天皇がまるで違う存在であることに気づいて驚いた。 中国人と話をしていると、ときどき「旧中国」と「新中国」という言葉を聞く。 この違いは、おおよそこんな感じらしい。 新中国とは、「中... -
「一歩」進んだ国際交流。外国人に日本を説明する楽しさ ⑤
これまで、日本人が「日本」や「日本人らしさ」を外国人に説明できることが大切だよ、ということを書いてきた。 来日してくれた外国人に、彼が日本について知りたいことを伝えることが、「おもてなしになる」ということがその一つの理由。 ... -
日本、世界にデビュー!江戸幕府、パリ万博参加・ジャポニズム④
日本が世界に「デビューしたとき」といえば、1867年のパリ万博に参加したときだろう。 江戸時代の日本はこのとき、ヨーロッパに衝撃を与えた。 日本は1867年のパリ万国博に初参加し、葛飾北斎の浮世絵などを出品。フランスでジャポニズムが起こ... -
海外に広がる日本文化(国際化)③中国やタイで見たアニメ・相撲
さて、前回の続きです。 外国や外国人にあまり興味や関心がない人だったら、正直、「日本」や「日本人らしさ」ということを、特に意識しなくてもいいと思う。 「日本人なら、誰でも知っておくべきだ!」と、力を込めて言いたいところだけど、実際、... -
日本と韓国で「国際化の時代」に向けて、大切なこと ②
前回の記事で、「日本精神」という言葉がちょっと気になった。 だからまずは、この意味について少し書きたい。 この「日本精神」という言葉は、軍国主義的な意味での「日本精神」ではない。 軍国主義的な意味での「日本精神」とは、ルース・ベネデ... -
日本人にとって、京都の寺や奈良の仏像よりも大切なもの①
前回まで、「アメリカ人が見た日本」について書いてきた。 「京都で自分の好きなお守りを買う」という日本では誰でもやるような行動が、一緒にいたキリスト教徒のアメリカ人には不思議に見えた。 そのアメリカ人の疑問がきっかけで、日本人の宗教観... -
アメリカ人と京都旅行⑪ なんで日本人は自由にお守りを買えるのか?
「アメリカ人と京都旅行」で、友人のアメリカ人が感じた一番大きな疑問はこれ。 「なんで日本人は自由に寺や神社に行ったり、好きなお守りを買ったりするのか?」 それは、仏教と神道という宗教の違いを無視している。 キリスト教徒が宗教の違いを... -
アメリカ人と京都旅⑩ 日本とアメリカとの宗教観(誓い方・宣誓)の違い
前の記事で、これを書くのを忘れていた。 ニューヨークに住むアメリカ人から聞いた話。 最近、ニューヨークであるイスラム教徒のアメリカ人が裁判官になっている。 裁判官になるときは、職務の宣誓をしないといけない。 そのイスラム教徒は、クルア... -
アメリカ人と京都旅⑨ 「アメリカは、神への宣誓をしすぎじゃない?大統領とか裁判所とか」
アメリカ人のドラマを見ていて、ときどき「これは日本とは違うな」と思うことがある。 日本とアメリカは価値観も常識もちがうから、当たり前のことなんだけど。 例えばこんな場面だ。 アメリカのドラマで、これから裁判で証言を述べようとする人が...