韓国のムン大統領には、驚くような柔軟性がある。
1年前は猛烈に反日を叫んでいたのに、いまは日本にラブコールをおくる変わり身の早さはもはや高速で、韓国メディアもついていけないほどだ。
そんなことを前回に書きやした。
アジア13カ国で行われた会議でも、文大統領は日本の菅首相の名前を挙げて「尊敬する議長殿、各国首脳の皆さん。特に日本の菅首相、お会いできてうれしいです」とあいさつした。
朝鮮日報の言葉を借りればこれは「異例なこと」だ。(2020/11/16)
「特に日本の菅首相、お会いできてうれしい」 日本の首相に連日手を振る文大統領
しかし菅首相はあいさつで韓国に触れることはなかった。
どうやら韓国政府の中では、きょねんまでの「反日キャンペーン」は終わったことになっているらしい。
でも、「日本には二度と負けない!」なんて国民の反日感情をあおった影響はいまも社会に残っている。
ユニクロのレジに並んでいる人を写真に撮って、「犬豚」「二本足の豚」という言葉と一緒にSNSにアップする反日愛国戦士がいて、日本製品の不買運動に共感する人たちがそれをシェアする。
すると同時に、そんなバカげた反日・愛国行為に怒る人もいて、国民のあいだに分断が生じているのだ。
反日派が展開する終わりの見えない不買運動に対しては、「それが本当に正しい行動なのか?」と疑問をもつ人がここにきて増えてきたようだ。
中央日報の記事(2020.08.14)
光復節を契機に「NOジャパン」再拡散…「不買が答えなのか」 SNS上で甲論乙駁
日本に「NO」を言い続けた結果、GUや日産は韓国からの撤退を決めた。
これで困るのは韓国の従業員と、それらの製品を愛用している消費者だ。
そんな背景もあって、ノージャパン運動を再拡散しようとする動きには、同時に否定的な意見も上がっているという。
韓国のSNS上では日本企業ではなく、韓国の悪質な企業に対して不買すると言う人がいるし、こう指摘する人もいる。
「(やみくもに不買運動をするより)日本製品を使わざるをえない理由を考えなければならない」
韓国の反日不買運動はきょねんからずっと見てきたけど、これに距離を置く人のほうが冷静で、客観的に物事を見ているという印象がある。
19世紀に民衆が竹やりを持って日本と戦ったという話をした韓国与党の政治家に比べても、この国民の意見のほうがどう見ても韓国社会には重要だ。
一年前は反日を叫んでいたのに、いまは「日本の首相に連日手を振る」という文大統領を見て呪縛から解けた国民も多そう。
不買のメインターゲットになったユニクロにいまはその面影はない。
朝鮮日報の記事(2020/11/14)
開店してから約20分過ぎた午前10時55分ごろ、店員が1人、慌てて出てきてこう言った。「メンズ(男性向け)の人気コートは売り切れです。ご入場には今から1時間はお待ちにならなければなりません」。
反日不買運動はなかった…ユニクロの前に長蛇の列
反日不買運動をあおったボスが「日本の菅首相、お会いできてうれしい」と笑顔を見せるのだから、バカバカしいと思う人は多いだろう。
ただこれはユニクロに限った話で、ノージャパン運動はいまも韓国社会にあるし、それに反発する人もいる。
つい最近も「鬼滅の刃」を見る韓国人は売国奴かどうか、ネットで激しくぶつかり合った。
韓国政府のご都合主義の反日で、国民はいまも振り回されたままだ。
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