反日がラブコールへ。韓国政府の手のひら返しに日本の反応は?

 

「盗人猛々しい!」と日本を泥棒のように呼び、「二度と負けない!」と日本への対抗心をあおった1年前の文大統領はどこへ行ったのか?

最近の文氏は日本との友好関係を築きたくて仕方がないらしく、菅首相に熱烈な「ラブコール」を送っているという。
具体的には、パク・ジウォン国家情報院長と与党の重鎮であるキム・ジンピョ韓日議員連盟会長が、菅首相と会うために立て続けに日本へ飛んだ。

反日から突然の親日という韓国政府の180度転換には、韓国メディアも驚いている。というかあきれてた。

中央日報のコラム「時視各角」(2020.11.17)

日本に向けた「ラブコール」攻勢は昨年大統領の側近が「竹槍歌」を叫び、「土着倭寇」云々していた反日キャンペーンとは明らかに比較される態度変化だ。

平昌の思い出と東京ビッグピクチャー

 

民衆が竹やりを持って日本に抵抗したという19世紀の話や、裏切り者や売国奴を意味する「土着倭寇」という扇動的な言葉で国民をあおっていた去年と打って変わって、いまは猛烈な「ラブコール」攻勢。

韓国政府の手のひら返しにはもちろんワケがある。
来年の東京オリンピックに北朝鮮のキム・ジョンウン氏を呼んで、アメリカのバイデン次期大統領(と言っていいだろう)と会談をさせ、米朝と南北の友好関係の樹立をもくろんでいるからだ。
文政権の反日をきめるのは損得。
いまは笑顔を振りまいたほうがより大きなメリットが得られると判断したから、反日キャンペーンはどこかへ行ってしまったのだ。

 

そんな韓国政府も、半年後には「日本は盗人猛々しい!」になっているかもしれない。
利益しだいで親日・反日に大きく傾くジェットコースターのような文氏と違って、日本政府は安定して「NO」を言い続けている。

朝鮮日報の記事(2020/11/17)

手ぶらで帰国の金振杓韓日議連会長「菅首相、韓国に進展した見解を重ねて要求」

先ほどの韓国の要人2人と面会した菅首相は、「徴用問題を解決するため、韓国が進展した見解を出してほしい』という話をくり返した。
いまの日韓関係が先の見えないデッドエンド状態になっている最大の原因は、韓国側が日韓請求権協定をひっくり返したことにある。
韓国が生み出した問題を解決するのは韓国政府の責任で、日本が納得できるような解決策を提示してもらわないと話し合いにならない。

「文大統領との電話会談でも述べたが、私は原理原則を重視する人」
「徴用工問題について国家間で合意した約束を守らなければならないので、これについて韓国が解決策を示すよう望む」

と菅首相は前から言ってることをリピートしただけだから、重鎮だろうとなんだろうと韓国議員は「手ぶらで帰国」するしかない。

でもキム議員の見方はポジティブ。
「できるだけ早くムン・ジェイン大統領と会い、虚心坦懐(たんかい)に話してすべての問題を解ければいいだろう」といった話をすると菅首相はこんな反応を見せたという。

「よく分かった」という程度の反応を見せたとのことだ。そして、「(菅首相が)マスクをして話したが、目は笑っている目だった」「徴用工問題に対する進展した見解が必要だと菅首相はもう一度強調した」と語った。

 

訪日の唯一の手応えが「笑っている目だった」だけで、菅首相にもう一度念を押されたというのだから、この会談にはまるで意味がない。
いまの日韓が話し合っても問題は解決しない、ということを確認できたのが最大の収穫だった。
韓国は何度同じことを繰り返すつもりなのか。
韓国政府に誠意と責任を求めた結果、「日本に二度と負けない!」という反応が返ってきてももう驚きはしない。
文大統領の高速手のひら返しに一喜一憂してもムダだから。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。