国が変わると、文化や価値観も見方も変わるから、何でもないことがトンデモナイことになる場合もある。
たとえば「ぶっかけうどん」の「ぶっかけ」という言葉は、いまでは英語で性的な意味で使われているのだ。
英語版ウィキペデアを見ると、そういう変態系の説明がメインで、「ぶっかけうどん」のような本来の日本語としての説明は、オマケのように簡単に紹介されているだけ。
「ポケットモンスター」も男性器(おち〇ちん)を意味するスラングだから、使い方には気を付けたほうがいい。
逆に日本人のボクからするとラブリーな黄色い「菜の花」が、英語だと「レイプ・フラワー」になると知った時は衝撃的だった。
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では、本題に入ろう。
いま世界中で使われている日本生まれの文化に「絵文字」がある。
日本人がフツウに使う絵文字も、違う文化圏の外国人が見ると、トンデモナイ意味に誤解してしまうこともあり。
たとえばナスの絵文字「🍆」を見て、ポケットモンスター的な性的な意味とカン違いしてあせったというアメリカ人がいた。
「あせった」と言えば、日本人は困ったりドキドキした気持ちを、「💦」の絵文字を使って表すことがよくある。「そ、そうなんですね💦」みたいに。
これを見て、東ヨーロッパのリトアニア人が「ええっ?」とビックリした。
なぜなのか?
外国人の使う英語のスラングを調べるなら、「Urban dictionary」を使うといい。
そこで「💦」を見てみると、絶望的な説明があった。
「A girl would send this to her man, basically telling him that she was wet, while a man would send this to his girl saying that he came. 」
女の子がこの絵文字を男性に送る場合は、基本的に“ぬれている”ことを伝え、男性が女の子に送る場合は「イッた」ことを伝える。
で、こんな例文が載っている。
Girl (text):Make me wet big daddy💦💦💦
Boy (text): You made me cum so much💦💦
ここに日本語訳は載せるのは不可能だから、各自翻訳アプリを使ってほしい。
桃とナスの絵文字(🍑 🍆)はもう最悪だ。
ナスはさっきの意味で桃は「お尻の穴」で2つ合わせて使うと、たとえば「People who want sex all day」の意味になるという。
ネットで「💦」に対する外国人の反応を見ると、こんなコメントがある。
Well, 💦 usually just means sweat (from stress or nervousness or whatever) in my experience with Japanese speakers. I see a lot of English speakers using it for… other bodily fluids.
わたしの経験では、日本人は 💦 をよく、(ストレスや緊張からくる)汗の意味で使います。英語圏の人はこれを…他の体液の意味で使ってマス。
・I’ve only seen this one among westerners with a sexual connotation as a joke.
欧米人の間ではこれを冗談として、性的な意味で使うのしか見たことない。
ということで日本人のメールを見て、リトアニア人が「ええっ💦」とビックリしたワケがおわかりいただけただろうか。
「Urban dictionary」では載ってない単語があると、「ごめんね」の意味で「ツ」を使う。
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