セクシーに寛容な台湾でも、コレはやりすぎた件

 

台湾南部の高雄市の名前は、京都・右京区にある高雄に由来している。
そんな日本と縁のある高雄には地下鉄(高雄捷運)が走っていて、それを盛り上がる公式マスコットキャラクターの「高捷少女」(たかめしょうじょ)がいて、いまでは海を越えて日本でもわりと有名だ。
で、なんで高捷を「たかめ」と読むのか?
これは高雄捷運を省略した「高捷」が、日本では「たかおメトロ」を略した「たかめ」と呼ばれているからさ。

少女の萌えキャラなら日本こそ発祥の地で、珍しくもなんともない。が、表現の許容範囲の広い台湾では軽く日本の限界を突破する。
もともと台湾では“セクシー”に対してかなり寛容で、現地でそれに驚がくする日本人は後を絶たない。

【台湾の開放感】日本じゃ無理な「セクシーサービス」あれこれ

台湾ではビンロウ(噛みタバコみたいなもの)を売る女性が、意味や必要性がわからないほどセクシーだと評判だった。
2002年にこれを規制する法律ができたから、いまはもう一般的には消えた。

 

 

台湾人は細かいことはキホン気にしない。
だから日本の公共交通機関だったら、批判殺到→公式謝罪のコンボは避けられないようなキャラでも堂々と展示することができる。
こんなふうに胸の形が強調されたり股間にラインが入っていたり、超ミニスカートの少女を地下鉄構内にバンバン設置するのは日本ならまあ無理だ。

 

 

日本の限界線は、台湾ではスタートラインにすぎないかも。
そんな明るく開放的な台湾でも、越えてはいけない線はやっぱりあった。

中秋節という祝いの日に、ある老人ホームが入居者のためにパーティーを開いて、カラオケやビンゴゲームなどをしてみんなでワイワイ楽しんだ。
それだけじゃフツウすぎて退屈するのでは? と老人ホーム側が気を利かせたらしく、こんなサプライズをプレゼント。

これは控えめな動画だから、当日のリアルを見たい人は ここをクリックしてくれ。

 

 

老人ホームの呼んだストリッパーが十数人のお年寄りの前で、妖艶(または下品)な踊りを披露。
下着姿の女性が両足を開いたり、車イスに座ったおじいちゃんにそれこそ数センチという近さにまで接近し、お触りを許すサービス精神を発揮する。
さすがにこれは寛容の外側にあった。
動画がSNSに投稿されるとすぐに批判が殺到し、老人ホームは謝罪に追い込まれる。

でも日本のネット民はけっこう好意的だ。

・長生きできそう
・この要素のある無しは最期のホーム選択で最重要だろ
・究極のボケ防止日本も続くべき
・日本でもボディビルダー呼ぶと女性利用者めっちゃニッコニコになる
・誰か損してるんですか?
・俺もジジイになったら台湾行ってここのホーム入るわ

こんなコトをしたら女性が困るだろう、と思って動画(リアル)を見てみたら、女性スタッフもスマホで撮影していてかなり喜んでるっぽい。
やっぱり台湾社会は寛大でゆるやかだった。

 

 

台湾 「目次」 ①

台湾 「目次」 ②

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。