【台湾の開放感】日本じゃ無理な「セクシーサービス」あれこれ

日本が統治していた戦前の台湾を訪れた小説家の豊島与志雄（とよしまよしお：明治23年 – 昭和30年）は、現地を見て歩いて日本とのこんな違いを実感した。

台湾の春はやはり豊かである。草木の繁茂は云うまでもなく、花も豊か、果物も豊かだ。果物の秀逸はパパイヤであろうか。その味はバナナにまさることは勿論であるが、マンゴーには及ばない。

「台湾の姿態」

亜熱帯に属していて山間部でしか雪の降らない台湾は、日本に比べればキホン年中暖かい。
１２月～２月の冬にはコートがほしくなるけど、あとはだいたい暑いか熱い日が多い。
それに雨もよく降るから、草木やフルーツの豊かさで日本が台湾に勝てるわけないのだ。

話は変わって現代の日本人が台湾に行くと、女性の自由さや開放感に驚く人がよくいる。
台湾の都市では各地に夜市があって、そこにはところ狭しといろいろな食べ物・飲み物の店が並んでいる。
台湾ほどの規模ではなくても、そんな光景なら日本でも、祭りのときに見ることができる。が、葱油餅（お好み焼きみたいな食べ物）を売っている屋台でこんな店員さんがいたら、二度見・三度見はもはや不可避だ。

これは知人の台湾人が「台南大東夜市」でたまたま発見した貴重な一枚。
これは言ってみれば台湾の「エロサービス」で、注目を集めて葱油餅の売り上げアップにつなげようとする、きわめて狡猾で高度な戦略。
これを見た台湾人もさすがに驚いたと言うけど、カップルや家族連れ、老若男女が食べ歩くような夜市にこの格好は日本じゃありえない。
ユーチューブで「台湾南部の夜市で披露するセクシーなポールダンス」を検索して見てほしい。
きっとぶっ飛ぶ。

ほかにもこんな麵料理屋が街中にフツーにあったら、日本ならウワサを越えてちょっとした”事件”になりそう。

ここまでのインパクトはないものの、プロ野球チームのチアガール「峮峮（チュンチュン）」もなかなかの破壊力がある。

テレビ放送がなくなりつつあり、人気低迷が問題になっている日本プロ野球（NPB）への即時導入を望む声は多い。
でも日本でこれをやったら、いろんな方向から叩かれそう。

このへんの「エロサービス」の必範囲や基準は国によって違っていて、日本アニメの描写を見て、「これはやり過ぎ…」「そもそも必要？」と引いてしまう外国人もいる。

大人と子供を分けるアメリカ、日本の“エロサービス”はNG

著作権的にOKそうな画像がなかったから、ここに載せるのはあきらめたが「台湾　檳榔　セクシー」で画像検索してほしい。
檳榔（ビンロウ）とは噛みタバコのような嗜好品で、これを売る台湾の若い女性・檳榔西施（ビンロウシースー）が意味不明なほどセクシーと評判だ。
というか、だった。
この姿は風紀上の問題があると規制が厳しくなって、檳榔西施はもはや過去形になって都市部では消えた。
いまでもどこかで見られるかもしれないけど、よくわからない。
ちなみに西施（せいし）とは王昭君・貂蝉・楊貴妃にならぶ中国古代四大美女の一人だ。

現代の台湾もやはり豊かである。