日本は日清戦争に勝利したあと、１８９５年に中国（清）から台湾を譲り受け、１９４５年まで統治していた。
その期間に台湾を訪れた小説家の豊島 与志雄（とよしま よしお）は、現地を見て歩いて日本とのこんな違いを実感した。
台湾の春はやはり豊かである。草木の繁茂は云うまでもなく、花も豊か、果物も豊かだ。果物の秀逸はパパイヤであろうか。その味はバナナにまさることは勿論であるが、マンゴーには及ばない。
「台湾の姿態」
日本に比べれば、台湾は一年を通じて暖かくて雨もよく降るから、草木やフルーツは充実している。
さて、春画や売春というように「春」には性的な意味がある。その意味でも、台湾の「豊かさ」は日本を上回っている。
日本人が台湾に行くと、女性の自由さや開放感は日本の常識のはるか斜め上にあるため、驚く人がいる。
たとえば、台湾の都市には、食べ物・飲み物の店がズラリと並ぶ夜市がある。日本でも、祭りのときにはそんな光景を見ることができるが、こんな店員さんがいたら、二度見・三度見は不可避だ。
この店員さんは葱油餅（お好み焼きみたいな食べ物）を作っていて、知人の台湾人が「台南大東夜市」でたまたま見かけ、すかさず写真を撮った。これは、言ってみれば台湾の「エロサービス」で、男心をくすぐり、注目を集めて葱油餅の売り上げアップにつなげようとする戦略だ。
日本では、カップルや家族連れ、老若男女が食べ歩く夜市でこの格好はありえない。ただし、写真を撮った台湾人も驚いたと言うから、これは台湾レベルでもぶっ飛んでいるかもしれない。
ユーチューブで「台湾南部の夜市で披露するセクシーなポールダンス」を検索して見てほしい。祭りで集まった人たちに、下着姿の女性が股を開いてサービスする映像を見ることができると思う。
日本でコレをやったら、祭りの関係者が公開謝罪するだけでは済まされない。
ほかにも、日本でこんなラーメン店があったらきっと「事件」になる。
ここまでのインパクトはないものの、プロ野球チームのチアガール「峮峮（チュンチュン）」もなかなかの破壊力を持っている。
最近、日本のプロ野球はテレビ放送が無くなりつつあり、人気低迷が指摘されている。その起爆剤として、このファンサービスの即時導入を望む声もあるが、日本の常識や感覚では受け入れられないだろう。別の意味で大爆発する予感しない。
このへんの「エロサービス」の必範囲や基準は国によって違っていて、日本アニメの描写を見て、「それはやり過ぎ…」と引いてしまう外国人もいる。
著作権の問題でここには載せられなかったが、「台湾 檳榔 セクシー」で画像検索してほしい。
檳榔（ビンロウ）とは噛みタバコのような嗜好品で、これを売る台湾の若い女性・檳榔西施（ビンロウシースー）が意味不明なほどセクシーと評判だ。いや、「だった」と言うほうが正しい。この姿は台湾基準でも風紀上の問題があると規制が厳しくなって、檳榔西施はもはや過去となって都市部では消えたという。
ちなみに、西施（せいし）とは王昭君・貂蝉・楊貴妃にならぶ中国古代四大美女の一人。
台湾の春はやはり現代も豊かである。
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コメント
コメント一覧 （2件）
最初の写真、屋台で葱油餅を売っている女の子ですが、日本のエロ系アニメの格好を真似しているだけですよね。こんな格好の女の子は、日本でも、秋葉原とかコミケ会場とかに行けばたくさんいます。
３番目のプロ野球チアガールの女の子も、日本野球のミニスカチアガールとそんなに変わらない。
２番めの麺屋でサービスしている水着の女の子ですが、別に店内に一般女性や子供がいるわけじゃなし、客は大人の男性ばかりですよね。単なる麺屋じゃなくて、そういう業態の店舗であると考えればさほど不自然じゃありません。アジア諸国風俗街のカラオケ喫茶とか風俗床屋なんかも同じです。
世界各国のセクシーサービスは、外国人にはなかなか認識しづらいのですが、その国なりに、ちゃんと区分けができていることが大半です。台湾だって、そういう界隈に一般女性や子供が出歩くようなことは、ほとんどありません。
私はむしろ、世界基準で考えれば、日本の少女アニメ系エロサービスの方がはるかに不謹慎だと思います。少女をエロ表現の対象としたり、馬とみなして調教（？）したりとか、そんなものが娯楽として誰の目にも晒されているなんて、信じがたい。おそらく日本だけでしょう。欧米だったらほぼ間違いなく犯罪行為扱いです。
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ただなぁ、現代の先進国では、女性の力がとても強くなりましたからねぇ。もはや通常の男性ごとき、この世の「女性パワー」には太刀打ち不可能なくらいです。これ実は、日本だけでなく、他の欧米先進国でも同じような状況なんですよ。アンジェリーナ・ジョリーとかスカヨハとか（が演じている女性）を、その辺の男に相手ができますか？ いきおい、日本社会に蔓延する「カワイイ」「エロカワアニメ系」の日本人女性が、全世界で、男性からもてはやされるという結果になる訳ですね。
日本の若き男性諸君、負けるな頑張れ！（という応援しか、年寄りにはできません。）
事実には根拠が必要になります。
少女を「馬とみなして調教」という日本のエロサービスはないですね。