【デマ政治】処理水放出で、科学や事実と戦う韓国野党

すこし前、ソウルに住んでる韓国人がソバとトンカツの写真といっしょに、こんなメッセージをSNSに投稿してた。

일본드라마나 가면라이더시리즈 전대물시리즈에서 이거보고 얼마나 먹고 싶었는데요

「日本のドラマや仮面ライダー、戦隊シリーズを見て、どれだけこれを食べたかったか」といった内容のようだ。
トンカツやソバはいいとして、韓国ではいま福島でとれる水産物が問題にされている。

福島原発から放射性物質を含んだ汚染水が大量に出ているから、日本はそれを浄化し、国際基準を満たした“安全”な処理水に変えて今年の夏ごろ海へ放出する予定だ。
この対応については、国際原子力機関（IAEA）の職員、アメリカ、韓国、中国などの専門家が検証作業をおこなって、「国際的な安全基準に沿って適切に行われている」とIAEAが確認しているから問題はない。

でも、「無ければ作ればいいじゃない」という発想で、韓国で実体のない恐怖を煽（あお）っているのが野党などの左派勢力。
処理水を“汚染水”と言い換える野党・共に民主党の議員らは、日本の海洋放出によって韓国の海が放射能で汚染され、海の生態系や水産業に大きな被害を与えると主張して「福島汚染水放出阻止対応団」を結成する。

韓国の保守派はこうした左派の動きに批判的だ。
この問題について、韓国でもっとも精通している韓国海洋科学技術院と韓国原子力研究院が共同でシミュレーションをおこなって、その結果を発表した。
それによると日本が福島の処理水を放出しても、韓国国民の健康にはノーダメージ。

朝鮮日報の社説（2023/04/06）

これは数値のチェックそのものに意味がないレベルであり、事実上健康には何の影響も及ぼさないということだ。原子力の専門家はセシウムやストロンチウムなどこれ以外の放射性物質も同じ結果になるとしている。

科学と事実を拒否、デマ政治の誘惑を捨てられない共に民主党

韓国でもっとも専門知識があって信頼できる機関が、健康に問題ないと結論づけたにもかかわらず、野党は極端に誇張し、国民の不安を煽る「デマ政治」をして政府与党を攻撃する。
この扇動は残念ながら有効だ。
一部の国民の支持を集めているから、保守派の朝鮮日報は科学と事実で対抗した。（2023/04/05）

日本の汚染水が来る？　韓国では放射能数値の検出すら困難

日本から放射能汚染水がくる！
そんな野党の主張を朝鮮日報がファクトチェックしたところ、根拠となるデータが無く、ほぼ“反日扇動”であることが判明する。
「韓国は既に世界最高の専門家で構成される国際原子力機関（IAEA）の検証に参加している」と野党のデマ政治をバッサリ否定。

処理水の海洋放出は他国もしていることで、きょねん韓国の原発から放出された放射性物質（トリチウム）の量は福島処理水の10倍だった。
もちろんこれも国際的な安全基準を満たしているから問題はない。
日本が同じ（実際にはそれより安全な）ことをすると、すぐに「福島汚染水放出阻止対応団」を結成するのが韓国の野党。
具体的な根拠を示さないで「日本」を問題視するのだから、科学と事実を拒否している。
デマ政治の誘惑を捨てられないと批判されても、それが有効である限り、手を出す議員が消えることはない。
科学や事実と戦っても、ある程度の勝利を収めてしまうのがオソロシイ。
処理水を放出したところで、福島産水産物の危険性や安全性はソバやトンカツと同じようなものなのに。