外国人の立場から韓国・日本・中国を見た場合、旅行先に韓国を選ぶ理由はK-ポップやK-フードくらいで、全体的に観光地としての魅力に欠けているーー。
朝鮮日報のコラムによると、いま韓国の旅行業界からはそんな厳しい意見が上がっている。(2024/03/09)
ユニクロ心斎橋の「大阪弁POP」
最近、大阪の心斎橋にオープンしたユニクロの店舗では、POPに「おおきに」といった関西弁を使っていて、客からは大阪らしいと好評で注目を集めている。
お隣の京都では、スターバックスの看板が海外のように緑をベースとしたものではなく、落ち着いたモノクロになって、京都の街並みに合った配慮がされている。
マクドナルドも看板が地味になっていて、コンビニも日本の伝統建築のような黒っぽい店舗になっている。
韓国人の視点では、日本では地域の特徴をいかして、外国人や日本人観光客の好奇心を刺激しているのに、韓国にはそれが足りない。
近年、釜山・統営・麗水などには、家の壁や地面にアート作品を描く「壁画村」が登場した。
外国人の目には新鮮に映るかもしれないが、韓国には「地域の特色を感じにくい」という批判的があるという。
そんなことでコラムの筆者は、日本の地方都市を参考にして、韓国が「観光大国」へと跳躍するためには、「わが街だけの楽しみどころ」を開発していく必要があると強調する。
ソウルにある「壁画村」
日本に住んでいた知人の韓国人(20代・男性)も、旅行の魅力では韓国は日本に負けていると断言し、こんなことを言う。
「観光地としての韓国は、ソウル・済州島・それ以外の3つに分けられます。日本みたいにそれぞれの地方に個性がなくて、どこも似ているんです。観光地の“ボッタクリ価格”も共通しています。」
彼に言わせると、だから日本にはリピーターが多いけど、韓国にはそれが少ない。
別の韓国人は、韓国ではソウルにヒト・モノ・カネが全集中していて、地方との格差がありすぎることが問題だと指摘する。
時間とお金をかけて、地方の魅力を育ててこなかったらしい。
コラムに出てきた壁画村は「街全体がアート」や「路上美術館」なんて呼ばれ、観光客にとってはインスタ映えするスポットが各所にあるから、とても楽しく街歩きをすることができる。
しかし、そんな壁画村が韓国各地につくられたころ、ある韓国人がSNSで「ひとつのモノが流行ると、すぐにマネをする韓国人の悪いところが出た」と批判しているのを見た。
いま調べてみたら、壁画村はソウルだけで数か所、韓国全体では100以上もある。
日本の面積の4分の1しかない韓国で、これだけ乱立しているとお互いに個性を消し合って、共倒れする予感。
それに、住民の十分な理解を得ないで、強引&急ピッチで壁画村の整備を進めたため、後で住民が怒って絵を消して、訴訟に発展したところもある。
先ほどのコラムでは、京都のスタバやマクド、コンビニが古都にふさわしい地味な外観をしていることを「参考ポイント」の一つに取り上げた。
京都を京都らしくしている理由にこの「景観条例」がある。
10年ほど前、韓国人女性を清水寺に案内した時、市内の眺望に感動する彼女に建物の「高さ制限」について話をした。
このルールがあるから、京都は伝統的な町並みを守ることができ、世界中の観光客を集めることに成功している。
それを聞いた彼女はため息をついて、韓国だとその重要性が分かっていても、結局は「カネ儲け」が優先されて、大きな商業ビルがいくつも建てられてしまうと言う。
韓国人が良くも悪くも自己主張が強いから、日本人みたいに、都市全体で協力体制を築くことは難しいらしい。
韓国が「わが街だけの楽しみどころ」を開発し、外国人から見て、日本や中国に負けない観光大国へと跳躍するためには、まだまだクリアしないといけないハードルがある。
でも、それはK-ポップやK-フードで、韓国が世界的に注目を集めるようになってからうまれた問題だから、着実にステップアップしているとは言える。
*韓国にはわりとオープンな人が多い。
SNSのグループで、韓国に興味のある日本人と何度かやり取りをして、「もし、あなたが地元に来ればわたしが案内します」と気軽に言う人を何人も見た。
このへんの積極性は日本人にはあまり無い気がする。
日本人から見た韓国人 130年前と変わらない“辛いもの”好き
私は大邱(Dae-Gu)市に住んでいます。
人口は約250万人で、韓国で4番目に大きい都市です。1990年代までは3位でしたね。
しかし、外国人が旅行に来て観光をするような場所はありません。周辺に新羅1千年の古都、慶州がありますが、大邱ではありません。大邱市民が最も多く集まる場所は寿城池で、この貯水池は1939年、日本統治時代に水崎 林太郞という日本人が作りました。
この遊園地以外には見物できる観光地がありません。
今日、水崎の墓を掘り起こして移さなければならないと左派が扇動しています。 私は水崎翁の墓をあのまま守りたいです。なぜなら、彼は善良な日本国民であり、朝鮮を愛した個人だったからです。
https://blog.naver.com/blackmore62/222027239568
慶州は京都みたいと聞いたので、行ってみました。
古い遺跡はあって良かったのですが、韓国の伝統的な街並みが無くてすこしガッカリしました。
水崎 林太郞という人を初めて知りました。
貴重な情報をありがとうございます。
大邱市は有名な都市ですね。
調べてみたら、武将の「沙也加」、実業家の「小倉武之助」、横綱の「大邱山」など大邱市に関係する日本人は多いようです。
https://www.tbgu.ac.jp/faculty/bl/kunimi-terrace/kunimi-blog/26510
そうですね、大邱は日本統治時代に非常に発展した都市で、紹介してくださった日本のサイトの説明のように日本人と縁のある都市です。沙也加の祠堂は私の家から約15kmの距離にあるので、たまに行きます。韓日間の切っても切れない縁を感じさせる所です..
しかし、紹介してくださった日本のサイトでは水崎 林太郞を韓国人が好きだと書いてありますが、実際はそうではありません。大邱に住む人たちでさえ、寿城池が誰が、いつ作ったのか知らない人が多数で、水崎が作ったことを知っている人はおそらく10%にもならないでしょう。
問題はそれを知っている10%のうち左派が多数で、彼らは水崎が寿城池を作って大邱の人々に水稅をむさぼった悪人だと扇動しているという事実です。そこで彼らは、その悪い日本人(水崎)の墓地が寿城池を見下ろすところにあってはならないと主張し、墓を掘って移葬すべきだと扇動しています。実際に左派の主張が現実になれば、これは水崎 林太郞に対する「Terror」です。
そんなことが起きないように私は最善を尽くす予定です。
>水崎 林太郞を韓国人が好きだと書いてありますが、実際はそうではありません。
このサイトは日本人向けに、日韓友好をアピールした文章になっているから、こう書いたと思います。
でも、実際は、あの時代の日本人をほめることは難しいでしょうね。
歴史が逆になって、水崎が悪者になっているのは残念です。
ぜひ、真実を伝え続けてください。