-
アメリカ人と京都旅行①~アメリカ人が見た京都と日本~
「京都に行ってみたい!」と、友人のアメリカ人が言いだした。 それは面白いかもしれない。 ボクは京都に4年間住んでいた。 その後に何回も行ったことあるから、自分なりに知っている。 でも、「アメリカ人が見た京都」は知らない。 古都を通して... -
ごめんなさい!インドを誤解していました② インド人に「インド人もびっくり」と言わせる必要はある?
・「君はインド人なんだから、手でつかんで食べなよ」 あるインド人は、日本人の知り合いから国際交流パーティーでゲストとして呼ばれたときのことを話してくれた。 そのパーティーで、彼が自己紹介を終えて食事をしようとしたところ、主催者からこ... -
ごめんなさい!インドを誤解していました① 「感謝されるインド」とは?~ダライラマ亡命~
・「感謝されるインド」 インドを旅していて、インドのイメージがガラリと変わったことがある。 インド北部のレーという街からザンスカールという街へ移動していたときに、あるチベット仏教の寺院に寄った。そこで、お坊さんにお茶に呼ばれて話をし... -
インドから物乞いがなくなるのは、「良いこと」なの?②
・物乞いがいなくなるのは、いいこと? まずはじめに、イタリアのムッソリーニという人物を紹介したい。 こんな人物だ。 1919年、ファシスト党を結成し、22年のローマ進軍で首相となり、43年までファシズム体制の下で独裁権力をふるった。第二次世... -
日本人の目とインド人の目から見たインドの物乞い ①
ボクが持っていたガンディーのイメージには誤解も多かった。 「その国のことを知ったら、自分が持っていたイメージとは違った」なんてことはめずらしいない。 ボクもインド旅行を通じてそれを感じたことがある。 ・物乞いにも慣れる ... -
「暴力のすすめ」 by ガンディー
はじめの一言 「日本人は世界でも際立つ興味深い民族で、しかも感謝の念は特定の個人にだけなく日本全体に強く感じます(シドモア 明治時代)」 今回の記事を書くために「近代インドの歴史 山川出版」を読んでいるとき、ガンディー... -
「カエサルの物はカエサルに インド人の物はインド人に」 ~インド独立~
・愛国者としてのガンディー 実際のガンディーを知っていくと、ガンディーは、非暴力主義者とか平和主義者とかいう以前に、インドを愛する愛国者だったことが分かる。 著書「真の独立への道 岩波文庫」には、そうしたインドを賞賛する言葉が多くあ... -
「ガンディーのやり方が、ヒトラーやポル・ポトにも通じたの?」④~日本人は杉原千畝だけじゃない~
・有効なだったのは、「脱出」だ ガンディーの唱えた「非暴力・不服従運動」の中で、ナチスやポル・ポト政権の支配下でも有効なものがあったとしたら、それは「脱出」であったと思う。 ガンディーは、「非暴力・不服従運動」の一例で、村人が気に入... -
「あのさあ、ガンディーのやり方が、ヒトラーやポル・ポトにも通じたと思う?」③
・ガンディーの非暴力・不服従運動とは? ようやく、ここから、あのおっさんに聞かれたことを考えたい。 「あのさあ、ガンディーのやり方が、ヒトラーやポル・ポトにも通じたと思うの?」 ボクが、答えられなくて、「ぐぬぬ」となってしまった質問... -
「あのさあ、ガンディーのやり方が、ヒトラーやポル・ポトにも通じたと思うの?」②~イギリスのインド支配 後篇~
・イギリスのインド支配の目的 そもそも、イギリスは、インド人を「利用」しようとしただけで、ナチスやポル・ポト政権のように、「絶滅」させようとする意図はなかったはず。 もちろん、その「利用」の仕方は過酷で、ときには、インド人は奴隷のよ...