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【中二病】覇者・覇道という中国語。その歴史と意味は?
前回、毎日新聞のこんな記事を紹介しましたよ。 広島お好み焼き、世界制覇へ一歩 オタフクソースがイスラム教徒に受けた理由 今回はここにある「覇者」という言葉をとり上げて、その歴史や意味について書いていこうと思う。 日本で覇者といえば、... -
お墓を表す漢字:一般人は塚、皇帝は陵。「林」は誰の墓?
富士山のすぐ南にある愛鷹山でハイキングをしようとしたら、入り口の神社でこんな石碑を見つけた。 「塚」という漢字は墓という意味だから、ここは松永さんのお墓ってことか? そう思って近くにあった説明を読んだらまさにそのとおり... -
中国返還前、香港人の不安と期待 → 22年後の一国二制度は?
ボクが初めて行った外国はアジアにあるイギリス。 中国に返還される3年前、当時イギリス領だった香港の啓徳(カイタック)空港に降り立った。 まあただの観光客だけど。 自由民主主義で資本主義経済のイギリスから、共産党の統治する社会主義の中... -
【国破れて山河在り】中国・安史の乱で起きた人食いの話
中国・唐の時代に曹松(そう しょう)という詩人がいて、彼は日本でいまも有名な言葉を残した。 「一将功成りて万骨枯る」 辞書的にはこんな意味。 一人の将軍の輝かしい功名の陰には、戦場に命を捨てた多くの兵士がある。成功者・指導者ばかりが功... -
香港の分裂:デモを批判すると「中国に洗脳されている」
「香港は燃えているか?」 なんて1960年代の名作映画「パリは燃えているか」のようなことを書いてみた。 でも香港はいま間違いなく燃えている。 大学に集結したデモ隊の若者と警官隊との間で激しい攻防戦がくり広げられている。 警官隊が催涙弾を撃... -
【中国と違う日本の漢字】香港人が「風邪」で驚いたワケ
「東方網」という中国メディアが日本のおもしろい諺(ことわざ)について紹介している。 中国人の感覚では、「バカは風邪をひかない」という表現は興味を引くらしい。 そして「青菜に塩」という日本の諺は、中国語では「霜に打たれたナス」という言... -
【逃亡犯条例】香港のデモ、原因は「台湾での殺人事件」だった
香港という地名は、明の時代、このあたりに植えられていた香木に由来するという。 当時はさぞかし良い香りが港にただよっていたのだろう。 20年ぐらい前に香港を旅行したときには、街を歩くといたるところからエッグタルトのあま~いにおいがただよ... -
科挙の伝説的苦労人・曹松と彼の見た黄巣の乱の中国
さてきのう、中国の科挙についての記事を書いた。 科挙は清朝末期(1905年)まで行われていた官僚の選抜試験。 この試験には3段階あって、その全てでトップ合格した超絶天才は「大三元」と呼ばれた。 くわしいことはこの記事をどうぞ。 【歴史雑学... -
【歴史雑学】麻雀の「大三元」の由来は中国の“超人”だった
日本は科学分野だけで24人のノーベル賞受賞者をだしたけど、韓国ではいまだにゼロ。 永遠のゼロかどうか分からないけど、韓国の大学教授の見方では、その違いは日韓の「DNA」にあるという。 韓国人には「壮元及第のDNA」があって、日本人には「職人... -
中国の負の歴史:アヘンで香港、竜涎香でマカオを失った
いつもの時間に目覚めたあと、いつものように海岸を散歩していると、彼は不思議なものが流れ着いているのを見た。 砂浜に打ち上げられたそれは、それまで彼が見たことのない形や色をしていて…。というのはアニメの始まりでありそう。 最近、タイに...