【日韓戦】日本の嫌韓とは比較にならない、韓国の反日感情ゆかしき世界

来週25日に日本（横浜）でサッカー日韓戦が行われる。
それについて韓国メディアが、「日本から先に試合の申し出があった」と何度も書いていた理由がみえてきた。

東スポWebの記事（2021/03/17）

韓国サッカー協会にも同国のファンなどから開催への抗議が殺到しており、公式ＳＮＳ上では「日本は放射能天国、コロナ天国だ。（日本遠征で）誰が喜ぶのか」「（試合会場の）横浜は大地震の予想地域だ」などと罵詈雑言の嵐となっている。

サッカー日韓戦めぐり “暴論” 合戦ドロ沼化世論過熱で「東京五輪ボイコット」に発展も

日本で試合をする。
たったそれだけのことで批判が殺到するのだから、もし韓国から先に試合の話をしていたら、韓国サッカー協会は罵詈雑言の暴風雨につぶされていたのでは。

韓国の問題は、メディアが反日感情に迎合してさらに煽り立てること。
たとえば「メディアス」はこう書いたという。

「あえて感染状況が深刻な日本で、しかも放射能汚染まで甘受して試合を行わなければならないのか」

東日本大震災で起きた原発事故は、こんな感じに揶揄（やゆ）していいものではない。
それにいまの横浜で「放射能汚染」はありえない。
こんなデタラメで悪質な記事が韓国世論の一部を形成し、そんな意識が慰安婦・元徴用工問題などに反映されるのだからやってられない。

そして見出しにあるように、いま韓国では東京五輪をボイコットすべきという声が上がっていて、「もはや収拾がつかない状態だ」という。

韓国大統領府には、このサッカー韓日戦を中止してほしいという国民請願まで上げられた。
いまこのタイミングで代表選手たちが、「何の罪があって横浜まで連れて行かされ」、サッカーの試合をしないといけないのか、とても嘆かわしいことだと請願者は主張。
日本はこの試合を通して世界に向けて、オリンピックは問題ないというアピールをねらっている、なぜ韓国の代表選手が「利用されなければならないのか」と批判する。
こんな理由で請願者は試合の中止と、これを受け入れた韓国サッカー協会の会長と幹部の解任を政府に請願した。

こんな「罵詈雑言の嵐」は日本で聞いたことがない。
日本ではここまで怒る人は、いたとしても例外中の例外。
日韓戦の中止と、JFLの会長・幹部の解任を政府に訴え出る日本人なんて考えられない。
だから日本フットボールリーグ（JFL）はいま、いたって無風の中にいる。

一方の日本では、いまこんなことが話題になっていた。

朝鮮日報電子版の記事（2021/03/17）

日本の生徒が韓国語で校歌歌い甲子園に立つ

もともと韓国人だけ（朝鮮人も？）の生徒だった京都の高校が、経営難から日本人生徒を受け入れはじめて、いまでは「韓日連合学校」になったという。
その高校が予選を勝ち抜いて甲子園出場をきめた。

それでいま、韓国語の校歌が日本全国に放送されることに注目している人が日韓で多いという。
しかもこの校歌の歌詞には「東海（日本海）」という単語がある。
まだ正式に決定されていないけれど、テレビ中継されるときには、東海には「東の海」という日本語の字幕を流すようだ。

日本でもネットの一部でこれを不快に思う人はいたけ。
でも全体的にはスルーで、問題視されていない。
少なくとも高野連に批判が殺到したとか、罵詈雑言の嵐になっているという話は聞かない。
試合では校歌を歌うことがルールに定められているのだから、韓国語でも何語でも大声で歌えばいい。
日本人が重視するのは試合の内容だ。

さて、想像してほしい。
韓国で甲子園のような国民的大会が開催されたとき、生徒が日本語で校歌を堂々と歌うことになったとしたら。
しかもその歌詞には「日本海」ということばがあったら。
批判殺到に罵詈雑言の嵐、関係者の解任を求める国民請願は避けられない。
歌わせないか、放送しないかのどちらかだろう。

「韓国には反日感情があるけれど、日本にも嫌韓がある。」
なんて両国の感情を同水準で並べる人がときどきいるけれど、本当に不公平だ。
こちらの”嫌”と、あちちの”反”は比較にならない。

そして韓国の反日にふれることで、日本の嫌韓が増大している。
いまこうした韓国の反応を知って、「じゃあ、日韓戦なんてやめちまえ」という声が日本で増えているように感じる。
この負の連鎖は韓国側から止めるべき。