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奴隷解放はヨカッタけれど… 米国内で変わるリンカンの評価
過去の歴史を動かすことはできなくても、歴史教科書の内容や表記はよく変わる。 たとえば最近の日本の教科書では、アメリカの第16代大統領をリンカーンではなくて「リンカン」と書いてある。 アメリカでは「史上最高の大統領」ともいわれるこの大統... -
売国奴!から一転。見えてきたノージャパン運動の“正体”
ワーキングホリデーで韓国からやってきて、東京に1年間住んだ後、いまはソウルで日本語を活かした仕事をしている知人の女性がいる。 2019年の春ごろ、その韓国人から「ことしの夏、久しぶりに日本へ行きます。チケットはもう買いました」というメ... -
それはどうなの日本人? ドイツ・インドネシア人が感じた疑問
ビールの国からやってきたドイツ人と、アルコールを飲めないイスラム教徒のインドネシア人と会った。 日本のあちこちを旅行した彼らは、都会でも立ち止まって道を教えてくれたり、場所が分からないとスマホで調べてくれたりするといった、日本人の... -
ドイツ人・インドネシア人から見た、日本人の良きところ
ドイツといえばジャガイモ大国で、その日本語の由来となった地名(ジャカルタ)があるのはインドネシア。 そんなドイツとインドネシアからやってきた留学生と会って、旅行好の彼らに話を聞いたんで、これからその内容を紹介しよう。 でもその前に、... -
【中国人的発想】鄭成功が手にした“国姓爺”という名誉
きのうの記事で、1624年にいまの長崎県で生まれた中国の英雄・鄭成功について書いた。 【反清復明】敵対する中国と台湾が、鄭成功を尊敬する理由 そしてチョット前に「京都」の由来を紹介した。 昔の中国では、臣下が皇帝の名前にある文字(漢字)... -
【反清復明】敵対する中国と台湾が、鄭成功を尊敬する理由
日本としては想像したくないけれど、でも現実的に備えないといけない事態がこれだ。 NHKニュース(2023年2月3日) CIA長官 “2027年までに台湾侵攻の準備を 中国 習主席が指示” 米CIA(中央情報局)のバーンズ長官の見方によると、習近平国家主席が... -
【日本人と昆虫食】明治~令和、社会や意識の移り変わり
明治時代にアメリカからモースという男がやってきて、東京帝国大学(いまの東京大学)で教授を務めていた。 大森貝塚を発掘したことでも有名な彼は、東京の街をブラブラ歩いてこんな経験をする。 *螇蚸(バッタ)、焙(あぶ)る 一人の男が、螇蚸... -
着物を着る外国人:京都人とアメリカ人の問題意識の違い
夏の京都を旅行すると、こんな浴衣姿の観光客をよく見る。 やっぱり日本の伝統衣装は古都の風情によく合う。 それにSNSにも映えるから、外国人もよくこんな格好で京都観光をしている。 でも、京都をこよなく愛する京都人からすると、... -
【歴史を忘れる者】韓国映画の伊藤博文と、史実とのギャップ
韓国で「英雄」というと李舜臣と安重根のツートップがいる。 どっちも日本と関係していて、この2人の偉大さやカッコよさを最高に引き出す敵役として、日本が利用されることが多い。 李舜臣は16世紀の豊臣秀吉による朝鮮出兵の際、少数の兵力で日本... -
ドイツ、トルコ、ナイジェリア人の話:日本の桜・変わった食材
2月下旬になって寒さのピークを越えて、「それは良いニュースだ!」と知人のナイジェリア人に希望が見えたころ、浜松では河津桜が咲きはじめた。 だもんで彼とバングラデシュ、トルコ、ドイツ人といっしょに河津桜を見に行ったんで、今回はそのと...