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ドイツ人からみた「初夢」。鎌倉~室町~江戸時代の移り変わり
前に静岡の大学で学んでいたドイツ人と話をしていて、新年の過ごし方の話題になったとき、「あなたは初めての夢で富士山を見ましたか?」と聞かれて驚いた。 彼が日本の文化や歴史に興味があるというのは聞いていた。 でもまさか、「一富士、二鷹、... -
東西の言論弾圧:中国の焚書、ローマカトリックの禁書目録
アニメ『ドラえもん』の中でのび太くんが自分の意見を言うと、「おまえ、のび太のくせに生意気だぞー」とジャイアンが怒ってぶん殴るシーンがあった(と思った)。 ジャイアンほど単純で暴力的ではないとしても、「自分との違いは間違い。だから異... -
コロナに強いプラモデル。家康公が静岡を「聖地」にした
かっぱえびせんならいいのだが、新型コロナの感染拡大が止まんなくて困る。 その影響が直撃した飲食業や観光業は大ダメージを受けて、19世紀のオスマン帝国のように「ひん死の病人」みたいな店が日本全国で続出。 でも、闇の反対には光がある。 人... -
外国人に話す仏教と神道の3つの違い。具体例として「大祓」
2か月ほど前、アフリカ人(タンザニア人)とアラブ人(モロッコ人)とご飯を食べに行ったとき、日本で不思議に思ったことをたずねると、モロッコ人がこんなことを言う。 「神道と仏教の違いが分からない。神社もお寺も同じに見えるし、日本人にき... -
日本語ってむずかしい。12月31日を「おおみそか」と呼ぶ理由
日本語を学ぶ外国人の前に立ちはだかる巨大な壁、それが漢字。 たとえば「行」という文字を前にしたら、前後の状況からイ、ユ、ギョウ、コウ、オコナといった読み方を使い分けないといけないのだから、外国人にとっては敵に応じて武器を変えるよう... -
【慰安婦合意】約束を守った日本に、破った韓国が謝罪を要求
韓国がよくいう「未来志向の韓日関係」を構築するために、5年前に両政府が慰安婦問題の「最終的で不可逆的な解決」を確認した。 これに基づいて日本は、安倍前首相が心からのお詫びと反省の気持ちを表明し、元慰安婦の人たちに支援金として10億円... -
外国人が称賛した日本人 今はマナー違反に旅館が悲鳴
「世界最古の害虫」といわれ、キリスト教の聖書やイスラーム教のコーランにも登場する恐怖の昆虫・サバクトビバッタ。 体の大きさは5~7㎝と小さいけれど、空を覆いつくほどの大群で移動するこのバッタは、1平方キロ(約4千万匹)の群れなら1日で約3... -
紳士から“ブリカス”まで。コロナ隔離中の英国人、200人が脱走
「紳士」とはもともと古代中国で高級役人を意味していた。 いまの日本でこの言葉は、高い教養があって礼儀正しい男性という意味で使われている。 「英国紳士」という表現があるように、ジェントルマンといえばイギリス人の印象が強いのだが、そんな... -
洗うのは足か手か?日本語と中国語&英語の発想のちがい
人の家に忍び込んで物を盗んでいた男があるとき侵入した先で無垢の美少女と出会って、今までの自分を恥じてこれからは真っ当に生きようと決意する。 現実ならどんな人間でもいいけど、アニメやマンガなら美少女設定は外せない。 まぁそれはいいのだ... -
最終的な解決…。慰安婦合意から5年、韓国のむなしい現状
日本と韓国の最大の外交問題だった慰安婦問題。 その最終的な解決を確認したのが5年前のきのう2015年12月28日で、この合意がいまどうなっているのかというと、韓国メディア・聯合ニュースの記事によるとすでに息を引き取ったらしい。(2020.12.27...