ヨーロッパ– category –
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【デウス・ウルト】21世紀のイスラム・ヨーロッパ世界の対立
1095年にフランスの都市くまモンで、いやクレルモンで、教皇ウルバヌス2世が歴史的な演説を行った。 このとき開かれた会議でウルバヌス2世は、キリスト教の聖地エルサレムをイスラム教徒から奪い返すべきだと訴え、神のために武器を取るよう呼び... -
自分の権利が大事なドイツ人、他人の権利を尊重する日本人
ドイツ語で「1」はアイン、そして「石」はシュタインと言う。 だから、ドイツ出身の天才物理学者、アインシュタインの名前は「1つの石」という意味になる。 大正時代に来日した彼は日本人についてこんな印象を持った。 「日本人はこれまで知りあ... -
「その発想はなかった」 コーヒーソーサーの本来の役割
インドへ行ったら、そりゃ驚くさ。 たとえば、首都デリーで夕食を食べた後に街を散歩していると、ゾウが前から歩いてやってきた。 東京でそんなことが起これば、すぐに全国ニュースになってネットは大騒ぎになる。 まぁこれほどの出来事はめったに... -
【イスラム冒涜】日本人にはいらない欧州の“表現の自由”
ヨーロッパの歴史の中で生まれた「表現の自由」は現代の日本でも重要な考え方だけど、日本人ならやっぱり、日本の伝統的な価値観を優先した方がいい場合もある。 今回は「宗教の侮辱」に関連してそのことについて書いていこう。 イスラム教徒を指す... -
「レイプしても結婚すればOK」の蛮習を変えたイタリアの女性
世界には、日本人の常識や感覚では考えられないこともある。 たとえば米CNNのこのニュース。(2022.12.30) レイプ犯を無罪に、被害者女性との結婚「合意」で パキスタン 女性が男性から性暴力を受けることは、残念ながら世界中で起こっている。 ... -
【無人販売】性善説にもとづく商売は、欧米でも通用するか?
「Honesty(オネスティ)」とは正直さや誠実、「Honor(オナー)」とは名誉や栄光を意味する。 これと「システム」を組み合わせた「honor(honesty) system」だと、無人販売の意味になる。 そして、そのシステムには「Honesty box」と呼ばれる料... -
仏暴動の遠因 「移民を差別するな!」だけのお手軽な正義感
第二次世界大戦中、ドイツに占領されていたパリでレジスタンスが立ち上がり、米軍と協力してナチスを駆逐し、パリを解放した。 この歴史的な出来事を描いた有名な戦争映画が『パリは燃えているか』だ。 映画のタイトルは、ヒトラーの「パリは燃えて... -
【666と42】ポーランド人と日本人が“不吉”を感じた数字
腹が減ったな~と思って、スーパーで何か適当な食べ物を買って千円を支払う。 そのレシートを見て、これは不幸フラグかと思ってしまった。 「666」という数字はお釣りというより、不幸のお告げでは? ポーランドでは、この数字の付い... -
ヒトラーが好き? ドイツ人が経験した“最大級の衝撃”
日本に住んでいるドイツ人(20代の男女)とご飯を食べに行ってきた。 その時、ドイツ人にとってはすごく衝撃的な出来事があったという話を聞いたから、今回はそれを紹介しようと思う。 でもまずは、そのショックの大きさが実感できるように、とても... -
いつ・どう始まった? シドニーとメルボルンのライバル関係
なるほど、これは知らんかった。 読売新聞(2023/06/18) テレビ番組で「燕三条市」…「絶対に言ってはいけない」とSNSでつっこみ 新潟県には刃物や洋食器で有名な燕三条があるというのは知ってたけど、「燕三条市」がタブーというのは初耳だ。 ...