ヨーロッパ– category –
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中世ヨーロッパという闇であった、アホで残酷な「神裁判」
朝鮮半島から日本へ仏教が伝わった(公伝)6世紀、東ローマ帝国ではユスティニアヌス1世が皇帝に即位した。 彼が編纂(へんさん)させた「ローマ法大全」がスゴイ。 これには聖書に匹敵する歴史的意義があって、ヨーロッパ諸国の法の土台となった... -
連合国やりすぎ ヒトラーを生んだドイツの“インフレ地獄”
お金の価値がどんどんドンドン下がっていって、やがて「見ろ!札がゴミのようだ!」となる現象をインフレーションという。 その代表例が、日本のネットでよくネタにされる「ジンバブエ・ドル」。 アフリカにあるジンバブエでは、インフレーションが... -
【一線を越えた男】仏国王ルイ14世を怒らせたフーケの末路
「それをしたらオワリ」という絶対に越えてはいけない一線を、英語で「ライン・イン・ザ・サンド(line in the sand)」と言う。 「This is my line in the sand」だと、これが私の限界、譲れない一線といった意味になる。 「砂に引いた線」とはも... -
スウェーデン人に独立を決意させた、デンマーク王の“蛮行”
大学時代、大阪出身の知人が「北関東の県の位置なんてわかるわけない。そんなん知ってる関西人はおらんて」と言う。 東から茨城、栃木、群馬県と並んでいるのだけど、ある日この位置が入れ替わっても、「前からこうやで」と言われたら「せやな」と... -
【祝・爆殺未遂】イギリスのガイ・フォークス・ナイトって?
少しまえイギリス人がSNSに、こんなメッセージをしてたのを発見。 「So tomorrow is bonfire night/fireworks day....the day we celebrate the fact that a guy wasn't able to blow shit up and light things on fire..... by blowing shit up an... -
花や宇宙を表す「コスモス」の反対語は「カオス」だった件
メキシコ人を連れて「浜名湖ガーデンパーク」へ行ったら、コスモスが一面に咲き誇っていた。 コスモスはメキシコ原産だから、彼にとっては「初めてなのになつかしい」という感じだったかも。 母国と違って日本ではイイ写真が撮れるということで、夢... -
西洋社会の“表現の自由” vs イスラム世界の“宗教冒とく”
「表現の自由」は民主主義の命でとっても大事なもの。 といっても限界はあって、ネットの誹謗中傷は自由の外側にあるただのゴミ。 これは論外として宗教を取り上げた場合、それは自由か冒とくかで激しい対立になって、これはいま現代的な問題になっ... -
東ドイツの闇組織シュタージと、友人に“刺される”密告社会
「あの首相はほんとダメ。1ミリも期待できない。」 職場で仲の良い同僚にこう言った数日後、夜中に誰かが家のドアをノックする。 ドアを開けると見知らぬ人間が立っていて、彼らにどこかへ連れて行かれると、その人は二度と自宅へ戻ってくることは... -
【空気ヨメ】悲劇、だけでもない王妃マリー・アントワネット
1755年11月1日の朝、東日本大震災と同じレベルの巨大地震が発生して、西ヨーロッパの大地が文字どおり揺れた。 マグニチュード9とみられるこの地震はポルトガルのリスボンを直撃。そこを中心に大きな被害をだして、建物の倒壊や火災、津波によっ... -
バーバリアンとバイエルン・日本語の“ドイツ”の由来
きょう10月13日は1825年に、ルートヴィヒ1世がバイエルン王国の王に即位した日。 日本ではソーセージの商品名として有名な「バイエルン」とは、ドイツにあった王国(公国)でいまではバイエルン州になっている。 フランスで生まれた彼は名付け親の...