ヨーロッパ– category –
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【モンゴル無双】13世紀の東西 元寇とワールシュタットの戦い
13世紀に元(モンゴル)の皇帝は日本へ使者を送って、「わが国の属国となり、貢ぎ物を持ってこい」と上から目線で鎌倉幕府の執権・北条時宗に要求する。 「だが断る!」と日本は一蹴したから、怒った元との戦いが始まるのは必然だった。 そして高麗... -
「モナリザ」だけじゃない。万能の天才・ダヴィンチのすごさ
「世界でもっとも知られた、もっとも見られた、もっとも書かれた、もっとも歌われた、もっともパロディ作品が作られた美術作品」 そう称賛されるのがこの『モナ・リザ』。 イタリア語の「mona(モナ)」とは「ma donna」(私の貴婦人... -
【フランスの宗教対立】戦争&虐殺を終わらせたナントの勅令
4月13日、日本でこの日は「決闘の日」だ。 1612年のこの日、宮本武蔵と佐々木小次郎が巌流島で戦ったことにちなんで、こんな記念日ができましたよと。 で、その14年前の1598年4月13日は、高校世界史で必ずならう「ナントの勅令」が出た日。 フラ... -
日本の「ウクライナ降伏論」を、ポーランド人はどう思う?
1775年3月23日、イギリスとの独立戦争を始めるにあたり、ヴァージニアの議員パトリック・ヘンリーはこう言った。 「自由を与えよ。しからずんば死を与えよ」 こんな声とは反対に、いまウクライナで行われているロシアの軍事侵攻について、ウクライ... -
【騎士道精神】ローランの歌、ヨーロッパで人気になった理由
ドイツ、フランス、イタリア、ベルギー、スイスといった現在の西ヨーロッパとほぼ同じ領土を統一して、大帝国を築いた傑物がカール大帝。 800年にローマ皇帝レオ3世によって戴冠されて、神聖ローマ帝国の初代皇帝となったこの人物は、いまでは「ヨ... -
日本人の“降伏論”に、ヨーロッパ人が「NO!」と言う理由
ロシアがウクライナへ侵攻してから1か月以上が過ぎた。 ウクライナの粘り強い抵抗でロシア軍の動きは止められて、一部では撤退する動きも出ている。 そしてこの間、日本では、もうウクライナはロシアに降伏すべきだ、政治的妥結をしたほうがいいと... -
【海賊ドレーク】イギリスに愛され、スペインには憎まれた男
きょう4月4日は1581年に海賊のフランシス・ドレークが、エリザベス女王から名誉ある「ナイト」の爵位を受けた日。 イギリスではナイトの称号をさずけられた男性には、敬意をもって名前に「Sir (サー)」を付けて呼ばれるのがお約束。 だからたと... -
西ヨーロッパの父:偉大すぎて、独仏が取り合うカール大帝
駅前、図書館、ショッピングモールなどなど、浜松市内のいろんなところで出会う「家康くん」。 浜松にある大学へ通っていていまは母国にいるドイツ人に、ドイツでもこんな「ゆるキャラ」があるかきいたら、「あるわけないヨ」と即答。 でも、それに... -
【世界の独裁者】不幸な最期と、もはやマンガのサラザール
独裁者のキーワード、それは「恐怖」。 自分に逆らったり、そう思わせた人間を次々と処刑したり強制収容所へ送ることで、人々の心に恐怖を刻み込むことで自分の意のままに政治を行う。 でも脳卒中で倒れたスターリンの場合、眠りをジャマされたと怒... -
【独裁者の自業自得】プーチン氏の現在とスターリンの最期
世界第二位の軍事力を持っているロシアなら、いまごろ「圧倒的ではないか、我が軍は」と言っていてもおかしくないのに、ウクライナを相手に攻めあぐねている。 思わぬ苦戦の理由にはウクライナの必死の抵抗があるし、ほかにもロシアのトップに正確...