ヨーロッパ– category –
-
『子供の権利』についてのイギリス人と日本人の価値観
「この雪に馬鹿者どもの足の跡」という江戸時代の川柳がある。 雪が降って積もると無条件でうれしくなって、「ヒャッハー!」と雪景色の街を見に出歩く庶民がたくさんいたらしい。 令和のいまでもそんな人はいるし、個人的にも、真っ白な地面に足跡... -
同じで違う世界のクリスマス:ロシアでは1月7日が本番
正月休みが終わって本格的な仕事モードに入った1月7日に言うのもなんだが、12月25日はクリスマスだった。 このキリスト教文化はいまや地球規模のイベントになっていて、この日が近づくと、世界中のホテルやお店でいろいろな飾りやツリーが登場し... -
東西の言論弾圧:中国の焚書、ローマカトリックの禁書目録
アニメ『ドラえもん』の中でのび太くんが自分の意見を言うと、「おまえ、のび太のくせに生意気だぞー」とジャイアンが怒ってぶん殴るシーンがあった(と思った)。 ジャイアンほど単純で暴力的ではないとしても、「自分との違いは間違い。だから異... -
紳士から“ブリカス”まで。コロナ隔離中の英国人、200人が脱走
「紳士」とはもともと古代中国で高級役人を意味していた。 いまの日本でこの言葉は、高い教養があって礼儀正しい男性という意味で使われている。 「英国紳士」という表現があるように、ジェントルマンといえばイギリス人の印象が強いのだが、そんな... -
【ロシアのマトリョーシカ】有名になったワケ・意味・日本との影
日本では新しい首相が誕生すると、その人物にちなんだお菓子が発売される。 いまの菅首相には就任を記念して、「スガちゃんまんじゅう」や「スガちゃん瓦割りせんべい」の販売が始まった。 それがロシアの場合はこれらしい。 共同通信の記事(2020... -
ドイツ人から聞いた話:食文化・宗教・自慢・奴隷制度
きょねん日本の大学で学んでいて、いまはブレーメンにいるドイツ人とこのまえスカイプ話をしたので、今回はそのときの内容を紹介しようと思う。 自分用のメモでもあるので簡単に書くし、それとこれはあくまでこのドイツ人の見方や意見。 ・... -
【文化の違い】在日ドイツ人がクリスマスカードに選んだもの
きょねんの12月、バイエルン州にいるドイツ人とスカイプで話をしたとき、「そろそろクリスマスの準備をしないとな~」てなことを言ってた。 具体的にはクリスマスツリーを買って飾り付けをして、家族・親せきへのプレゼントを用意し、クリスマスの... -
英語の10月の由来は「8本足のタコ」。じゃ11と12月は?
いつもは落ち着いているお坊さん(師僧)でも、この時期になるとバタバタ忙しくなるということから、むかしの日本で12月は「師走」と言われたという。 そんな記事をこの前書いたわけですよ。 【師走の由来】そもそも“師”ってだれ? 何の目的でどこ... -
【ヨーロッパ文化】死体を教会の壁に埋めるキリスト教の発想
雨漏りやカビの発生で悩んでいた学校が石川県にあった。 その学校が建設コンサルタント会社に修繕工事をお願いして、会社が工事をはじめたところ、校舎の壁の中から石こうボードや使用済みの軍手、木くずといった廃棄物が見つかって大騒ぎとなる。 ... -
OLはNG:仕事や広告、イギリス社会から消える「男女の性差」
日本の小中学校で3年ほど英語を教えていて、いまは母国に戻っているイギリス人女性とこの前スカイプで話をしていたとき、11月25日は日本で「OLの日」という記念日と知った彼女は爆笑する。 *むかしは働く女性を「BG(ビジネス・ガール)」と呼んで...