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日本人と迷信:八百屋お七・丙午生まれの女性が”嫌われた”ワケ
きょう3月29日は「八百屋お七の日」。 お七(しち)とは17世紀の江戸で八百屋をしていた家の娘で、彼女が17歳だった1683年のこの日に処刑された。 それも残酷な方法で。 その前年、1682年に起きた火災(天和の大火)のときお寺へ避難したお七は,... -
【ドイツ人の話】春の象徴・京都の感想・日本人のむずかしさ
以前日本に住んでいて、いまはブレーメンにいるドイツ人とこのまえ話をしたので、今回はその内容を紹介していこう。 ・春の象徴 まずは季節のあいさつから。 日本で冬は完っ全に過去になっていまは桜が咲きはじめたことを伝えて、ドイツで春... -
【最悪の関係】韓国の「易地思之」で動くほど日本は甘かない
韓国の文大統領は3月1日の演説で、日本に対して「易地思之」というメッセージをおくった。 この四文字熟語は日本語にないらしく、読み方がわからんが韓国語では「ヨクチサジ」と言う。 易地思之とは「相手の立場になって考える」という意味で、日... -
「The king is dead, long live the king!」にみる日英の違い
イギリス人を静岡市にある清見寺というお寺に連れて行ったとき、上の特別な部屋があった。 日本語を勉強していて、ある程度の漢字の読み書きはできる彼女でも、さすがに「玉座」の意味までは分からない。 このお寺には明治天皇(大正天皇かも)が宿... -
【日本人の人種感覚】“肌色”は平成、“美白”は令和に消える
ファミマが、らしからぬミスをしてしまったようで。 朝日新聞の記事(2021年3月26日) ファミマ、「はだいろ」表記のPB下着を回収 千年以上前の文献には、人や獣の肉の色を指す『しし色』ということばある。 この『しし』とは獅子(ライオン)では... -
日本・中国・韓国が一つになるのは、憎悪犯罪の時ぐらい?
日本・中国・韓国はとにかく仲が悪い。 政治や歴史、領土問題では仕方ないとしても、文化でも起源や帰属をめぐって争い合うことがよくある。 きのうは日韓でサッカーの親善試合を行ったけど、むしろ両国民のミゾは深まった感がある。 そんな日中韓... -
【言霊信仰】日本人と言語センス。意外と身近な雅語の例
一か月ほどまえ、美術館の館長で京都大学の名誉教授でもある人が、ツイッターにこんな書き込みをして炎上。 国際オリンピック委員会のバッハ会長を「ばっ 墓萎凋」(ばっはかいちょう) 東京五輪の開会式を「かいかい 死期」 聖火ランナーを「世... -
【自由の価値】バングラデシュが25年で2度も独立した理由
きょう3月26日は日本では「カチューシャの歌の日」なんだが、バングラデシュでは独立記念日という一年で最も重要な日。 *1914(大正3)年のこの日、日本で「カチューシャの歌」が大流行した。 日本で働くバングラデシュ人はこの記念日に、こんなメ... -
韓国「冷たい…関係改善は困難だ」vs 日本「甘えは許さない」
最近は「戦後最悪」がまくら言葉になったかのような、冷え切った日韓関係。 この最大の原因は韓国側にある。 請求権協定と慰安婦合意という両国関係の土台となる「2大約束」をひっくり返したのだから、信頼関係が崩壊するのは必然。 これによって... -
【日本の季節】七十二候と二十四節気と“最高のカレンダー”
季節を春夏秋冬の4つで表すというのは現代の話。 昔は「二十四節気(にじゅうしせっき)」といって、1年を24に分割する季節の表し方もあったのだ。 いまでも「春分」「夏至」「秋分」「冬至」はよく使われるから、二十四節気が日本の社会からなく...