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「外国人は納豆が苦手」という日本人の認識は時代おくれ?
世界の料理をランキング化して紹介するサイト、それが「テイスト・アトラス」。 去年のいまごろ、そのサイトで「世界のワースト料理100」が発表され、日本の食べ物が2つランクインして、ちょっとした話題になった。 その不名誉な2つとは、「雷お... -
インド人を伊勢神宮へ 五十鈴川とガンジス川の同じ/違い
一生に一度は伊勢神宮へ行ってみたいーー。 日本人には昔からそんな気持ちがあって、江戸時代、お伊勢参りは大人気で国民的なイベントだった。 どこの国にもそんな聖地はあるはずだ。 そして、それによって、その国の文化や価値観がみえてくる。 そ... -
【破門】ヨーロッパにあって、日本の歴史に無かったもの
ヨーロッパの歴史にあって、日本には無かったもの。 その一つが「破門」だ。 中世ヨーロッパのキリスト教世界では、ローマ教皇から破門されると、その人は周囲との交流が絶たれてしまうから、ときには絶対無比の効果があった。 たとえば、1076年に... -
【価値観の違い】上下を重視する韓国人、対等のヨーロッパ人
友人の30代の韓国人女性はアメリカ人やヨーロッパ人の知り合いが多く、わりと国際的な感覚をもっている。 彼女が欧米人の考え方について「良いな♪」って思うのは、年齢や性別で自分と相手の関係を決めないで、対等に接してくれるところ。 儒教の影... -
【自販機カルチャー】ヨーロッパ人が日本の好きなとこ
ネットを見ていると、日本に何度も行ったことのある外国人男性が、日本の好きなところを話していた。 その国は、幼女が笑顔で巨大なブランコに乗っているところ。 スイス人の彼が母国にいると、ふとラーメンと餃子を食べたくなったり、温泉に入った... -
ヒンドゥー教徒とガンジス川 神聖な理由・終わらない悲劇
もし、病院で医者から、「あなたの息子さんは末期がんで、残念ながら、もう打つ手がありません」と告げられたら、次にどうするだろう? あるインド人の家族は、5歳の息子に対して医者からそう言われ、絶望的な気持ちになった。 しかし、家族はあき... -
【カノッサの屈辱】皇帝が教皇に破門されると、どう困る?
1076年の2月14日、神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世はローマ教皇グレゴリウス7世から、とんでもないバレンタイン・プレゼントをもらってしまった。 それは破門。 それまで皇帝と教皇が権力争いをしていて、それが頂点に達したところで、教皇が一撃必... -
違うのだよ価値観が 安全確実の日本人/速さ重視の韓国人
「日本人はダメですよ!」 10年以上前にベトナムを旅行中、日本語ガイドとご飯を食べながら話をしていると、彼がそんな文句を言い出す。 日本が好きで、がんばって日本語をマスターしたこのガイドが、日本人にダメ出しをした理由はこんなものだった。 当... -
【日本の英断】旧正月の表現をめぐる、韓国と中国の争い
日本・中国・韓国は永遠のご近所さんで、古代から交流があり、漢字や儒教などいろんな文化を共有してきた。 その中で、日本がほかの2国と一線を画して、本当によかったと思うことに犬食の廃止がある。 食文化の脱・東アジア 日本人が犬肉を食べな... -
ガリレオの屈辱 「それでも地球は回ってる」の背景
アニメの世界では、 「覚えてろよ!」 「これで勝ったと思うなよ〜」 「ボケがぁ」 といった捨てゼリフがわりと知られている。 リアル世界にも超有名な捨てゼリフがあって、それはガリレオが吐いたこんな言葉。 「それでも地球は回っている(それで...