アメリカ人(40代男性)とイギリス人(30代女性)と一緒に、浜松にある三岳山へハイキングに行ってきた。
(梅雨に入る前に行っといて正解だったぜ、フ~)
なのでこれから、そのとき彼らから聞いたイロイロな話を書いていこうと思う。の第四弾だ。
三岳山からの風景
・ネットと元号
近ごろ日本の10代・20代の間で、昭和のアニメを見る人が出てきたというニュースを知った。
彼らからすると、スマホやインターネットのなかった時代の日本が、一周回ってすごく新鮮でおもしろいらしい。
ネットが登場したことで、生活が一変したというのはどこの国も同じ。
「メールなしで友だちと連絡をとったり、待ち合わせをしたりするのは想像できない!」という若い人はアメリカにもイギリスにもいるという。
この米国・英国人いわく、日本に暮らす外国人にとっては、ネットとスマホによって元号の計算がすごく楽になった。
昔から日本にいる外国人からよくそんな話を聞くらしい。
役所や銀行の書類では「昭和」や「平成」の元号で記入しないといけないことが多くて、西暦からの換算が面倒だったけど、いまはスマホがあるからその場ですぐにわかる。
ネットのおかげで元号という日本独特の文化と、在日外国人との共存がうまくいっているようだ。
・ニューヨークの良いところ
ニューヨークシティで生まれ育ったアメリカ人は、そこの「孤独感」がすごく良かったと言ってこんな話をする。
世界中の人が集まるNYCにはいろんな種類の人間がいるから、住民は基本的に他人には興味を示さない。
でも日本だと、外国人というだけでジロジロ好奇の目で見られることがある。
最近はそんなことも減ったけど、でもたまにそんな経験をする。
ニューヨークの人たちは他人にあまり関心がないから「冷たい」と言うアメリカ人もいるけれど、他人の目を気にせず自分の好きなことができるし、そういう無関心からうまれる「孤独感」が自分にはすごく楽で居心地がいい。
彼らが昼食で持ってきたデーツ(ナツメヤシの果実)
日本ではなじみがないけど、欧米人はよく食べるらしい。
・森にいるヒト
「この山には昔、ニンジャがいたの?」とイギリス人から質問をうけた。
いや、浜松に忍者がいたなんていう話は聞いたことないんだが。
何となく日本の山にはニンジャのイメージがある、と言うこのイギリス人はきっとアニメや映画の見過ぎ。
そんな話から、イギリスの森には忍者はいないけど、その代わり(になるかしらんけど)、ロビンフッドがいたのを思い出した。
建物とか道具とか、ロビンフッドのものはいまでも残っているのだろうか?
「あれは伝説的な人物で、どこまでホントの話かわからない。それにわたしは、彼がどこにいたのかも知らない」とイギリス人が言う。
イギリスでロビンフッドというと、誰もが知ってる英雄のようなイメージがあったけど、意外とそうではないのかも。
彼についてはアメリカ人のほうがよく知っていた。
「シャーウッドの森だよ。あの森にあるものすべては国王のものなのに、ロビンフッドかその仲間が鹿を殺して罪人になって、その森に逃げ込んで王と戦ったんだ」
11世紀にヨーロッパ大陸からノルマン人がやってきてイギリスを征服すると(ノルマン・コンクエスト)、領地を奪われたヘリワード・ザ・ウェイクというサクソン人がノルマン人に抵抗し、戦いつづけたという話がある。
彼がロビン・フッドのモデルになったとも言われる。
ロビンフッド
・コイン
この三岳山には昔、山頂に城があって、その本丸の跡地にこんな記念碑が建てられていた。
これを見て彼らから、「日本ではコインが置いてあるのをよく見かける。これにはどういう意味があるのか?」と聞かれた。
でもこれはご神体ではなくて、ただの本丸跡だからボクにも謎。
ここでの戦いで亡くなった人を供養するためのもなのか?
欧米にはコインを水の中に投げ入れて、願いごとをする文化があるという。
イタリアのトレヴィの泉はとても有名。
井戸にコインを投げ入れてお願いごとをする風習もあった。(いまもあるかも)
これはグーニーズに出てくる「願い事の井戸」のコイン。
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【only in Japan!】外国人が驚きあきれる、日本の普通のトイレ
> ニューヨークシティで生まれ育ったアメリカ人は、そこの「孤独感」がすごく良かったと言って・・・
だからこそ、彼らは「宗教」を大事にするのだと思います。彼らにとって、人間は原則として信用できないけれども、(自分の心の中の)神様には何でも相談できるらしいです。私が知る限りですが、特にアメリカ人にそういう人が多かった
彼らにとっても、アメリカ社会という「ジャングル」で生存競争に勝ち残って生きていくのは大変なんですよ。なので、日本人に比べて寿命が短いんです。原因はストレス過多なんだろうな。
幸せな社会って、なんでしょうね?