フェイスブックを見ていたら、知り合いのシンガポール人がこんなコメントをしていた。
「Omg! I’m considered lucky(やった!わたしはラッキーだと思われてるみたい)」
なんでシンガポール人がラッキーなのか?
それは、シンガポールのパスポートが「世界最強」だったから。
そのシンガポール人の投稿には、「世界でもっともパワフルなパスポートは何か?」という外国メディアの記事がつけられていた。
これがその記事↓
This Is the Most Powerful Passport in the World (No, It’s Not a U.S.)
この中にこう書いてある。
「Germany and Singapore tied as the most powerful passports in the world」
ドイツとシンガポールのパスポートが世界でもっともパワフルだという。
この場合のパワフルの基準は、「ビザなしで入国できる国の数」になる。
「how many countries it would give access to without a visa」
これによると、ドイツとシンガポールのパスポートがあれば、ビザなしで158ヵ国に入国できる。
世界のパスポートの中では、これが最多。
次に強いパスポートがスウェーデンと韓国。
これを持っていれば、157ヵ国にビザなしで入国できる。
「In second place are Sweden and South Korea, which both give access to 157 countries」
そして3番目がアメリカ・デンマーク・イタリア・フランス・スペイン・ノルウェー・日本とイギリス。
これらの国のパスポートがあれば、156ヵ国でビザが必要ない。
「The United States, which has 156 visa-free countries on its list, doesn’t come in until the third most powerful group. It’s tied with Denmark, Finland, Italy, France, Spain, Norway, Japan, and the United Kingdom」
156ヵ国も157ヵ国もほとんど変わらないけど、パスポート・ランキングでは韓国は日本より上にいる。
韓国人にとって、これはうれしいし誇らしいことだと思う。
韓国は最近、サッカーのFIFAランキングで中国に負けて衝撃を受けていたから。
朝鮮日報の記事(2017/10/12 )から、くやしさが伝わってくる。
これまで格下とみなしていた中国にも逆転されるとみられる。中国の予想ポイントは626点で、韓国を42点も上回る。FIFAランキングが実際の実力の尺度とはいえないが、韓国としては決して気分のいいニュースではない。
「サッカー:低迷続く韓国、FIFAランキングも中国より下に」
全国紙の新聞で、中国を「格下」と書いたり「気分のいいニュースではない」と感情的な表現をしたりしている。
韓国紙では、記者がけっこう自由に書いている。
先ほどの海外メディアの記事では、「世界でもっとも弱いパスポート」も紹介されていた。
それが、アフガニスタンのパスポート。
ビザなしで入国できるのは、22カ国しかない。
その後にパキスタン(25ヵ国)、イラク(26ヵ国)と続く。
Count yourself lucky if you don’t rely on an Afghanistan passport—that document is the least powerful, only letting citizens into 22 countries without a visa. After that comes Pakistan, with 25 visa-free countries, and Iraq with 26 options.
パスポートについて、記事で「not all are created equal」と書いてあった。
たしかに、パスポートの強さは国によってハッキリと違う。
基本的に世界中の国は平等。
だけどパスポートの強さには明らかな強弱があって、全然平等ではない。
海外旅行に行って、入国審査を受ける時にそれを感じた。
日本人の列はけっこう早く進む。
日本のパスポートは信用があってパワフルだから、ほかの外国人に比べてチェックに時間がかからない。
それを見て、「世界の現実」を思い知った。
シンガポールほどではないけど、日本のパスポートも世界の国の中ではかなり強い。
日本に生まれただけで、「considered lucky」でもある。
せっかくのラッキーをいかして、海外旅行にいきましょう!
例えば、インドなんかはどうですか?
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