日本人よ、これが韓国だ。近づく戦争と反日活動に夢中な若者。

 

「今、韓国に戦争の可能性が高まっている」

そんなニュースを最近よく見るようになった。
日本にとっても他人事ではないから、関心は高い。

たとえば、アメリカの大統領補佐官ハーバート・マクマスター氏はこう言っている。

「北朝鮮との戦争の可能性が日々大きくなっている」
「武力衝突なしにこの問題(北核・ミサイル)を解決する方法があるが(戦争の可能性に)ますます近づいており、時間があまり残っていない」

 

読売新聞の記事(2017年12月04日)では、アメリカのリンゼー・グラハム上院議員がインタビューでこう述べている。

米国と北朝鮮の軍事衝突が近づいているとの認識を示し、「在韓米軍の家族を韓国国外へ退避させ始める時が来た」と訴えた。
国防総省に、今後は在韓米軍の家族を韓国に送らないようにも促した。

「在韓米軍の家族を退避させる時」…米上院議員

朝鮮日報によると、CIAはあと3か月したら「手遅れになる」と考えている。

米国中央情報局(CIA)が、ドナルド・トランプ大統領に「北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)プログラム開発を中止させるために行動できる時間は3カ月しか残っていない」と報告していたことが分かった。

米CIAが警告「北のICBM開発阻止、リミットまで3カ月」

 

韓国の全国紙・中央日報は社説(2017年12月05日)で、「韓国政府は国民に正直に伝えるべきだ」と訴えている。

韓半島(朝鮮半島)の安保危機が急速に高まっている。外信の報道によると、米国政府と議会が韓半島(朝鮮半島)戦争の可能性を提起している。

戦争の可能性が大きくなった韓半島、政府は国民に正直に知らせねば

これまで北朝鮮にたいして経済制裁をおこなってきたけれど、効果はなかった。
つい最近も、北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験をしている。

こうした現状をふまえ、アメリカのグラハム議員は「(外交的解決の)時間はなくなりつつある」と主張した。

 

今年7月、文大統領だ韓国の現状について、「韓国戦争(朝鮮戦争)以降で最高の危機であり、危険な状況」と話していた。
今はこのときよりも状況は悪化して、戦争の可能性が高まっている。

それもかかわらず、韓国政府はのんきにかまえていて動きが遅い。

中央日報はそんな政府にいら立っている。
それで、「最も重要なのは国民の命だ。政府が平和にこだわって北核危機を放置したあげく、本当に戦争を迎える可能性もある」と強く警告する。

 

言うまでもないことだけど、朝鮮半島で戦争が起こってほしくはない。
そんなことが起きたら、日本にも犠牲者が出るだろう。

でも、今の韓国はもう、「戦争の危機をあおって、国民を不安にさせてはいけない」という段階ではない。
「政府はどうやって国を守るつもりなのかを、国民に知らせねばいけない」というレベルに達している。

 

万が一、朝鮮半島で戦争が起きたら、日本はどれだけ巻き込まれてしまうのか?

ボクには想像もできない。

先ほどと同じ中央日報に、ロシア外交長官の言葉がのっている。

韓半島(朝鮮半島)有事の際、韓国と日本から第一の犠牲者が出るはずだとロシア外交長官が2日(現地時間)、述べた。

ロシア外交長官「韓半島有事の際、韓国人・日本人が第一の犠牲者」

「朝鮮半島で軍事衝突が起きたら、第一の犠牲者は韓国人や日本人だ」という指摘は残念だけど、正しいと思う。

 

2017年12月5日の中央日報には、こんな記事がならんでいる。

 

北朝鮮との戦争が現実味を帯びている。
韓国政府は正直に国民に知らせないといけない。

国が危機的な状況にあるにもかかわらず、国民は反日アピールをして、新聞がそれをホメる。
これが韓国だ。

韓国の若者は、「社会発展に貢献したい」という信念で、世界の人たちに慰安婦問題を伝ているという。
「慰安婦問題は2015年の韓日合意で解決しました」という事実を伝えるのであればいいけど、そんなワケがない。

たとえば、31歳のパクさんはスペインでこんな活動をしている。

パクさんは大人の上体の大きさの紙に「韓国の慰安婦を忘れないで」という文面を大きく書き込んだ。80日間サンティアゴ巡礼路を(1800キロメートル)縦走しながら会った旅行客200人にこの紙を見せて慰安婦問題を知らせた。

マスコミの報道で現地で結構有名になったという

世界僻地を飛び回って献血証寄付・慰安婦問題の広報に出た韓国の若者たち

アメリカの議員が「在韓米軍の家族を韓国国外へ退避させ始める時が来た」と訴える一方、韓国の若者はスペインで慰安婦問題をアピールして、「マスコミの報道で現地で結構有名になった」という。
これが韓国人だ。

パクさんは来年2018年には、アメリカ西部のメキシコ国境からカナダの国境まで歩いて、「もう一度慰安婦問題を知らせる計画」があると話している。

 

 

アメリカの議員が、「(外交的解決の)時間はなくなりつつある」と主張している。
韓国の大手新聞は、「政府は北朝鮮による核・ミサイル脅威にともなう韓半島の安保現実を国民に正直に知らせ」るべきだと訴える。

そんな中で、世界のへき地を飛び回って、慰安婦問題の広報をする必要があるのか?
スペインやアメリカで反日アピールをしている場合か、今は?

 

戦争の可能性が高まっているにもかかわらず、国民は海外で反日活動に夢中になっている。
こんな韓国の現状を見ると、本当にあきれるし腹も立つ。
百歩ゆずって、海外での反日アピールは、朝鮮半島情勢が落ち着いてからしたらいい。

先ほどのパクさんは、「来年アメリカを歩いて縦断しながら、慰安婦問題を知らせる計画」を立てていたけど、それには条件がある。
「その時に韓国という国が今と変わらず存在していれば」、ということが絶対の前提になる。

 

韓国人が慰安婦問題の広報活動をしたぐらいなら、腹が立つほどのことでもない。
その程度の反日活動ならいくらでも知っている。

「なんでそれを今、しなければならないのか?」というこのタイミングに腹が立ってしまう。
韓国の新聞も、「マスコミの報道で現地で結構有名になったという」なんて能天気なことを書いてないで、「今はそんなことをしている場合なのだろうか?」と叱ってほしい。

今は反日を抑(おさ)えて、韓国の安全を第一にして日本との協力を考えて行動したほうがいい。

 

くり返しになるけど、韓国の人たちはこの新聞記事のならび方をどう見るのだろう?

 

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。