アメリカ料理の2大発明とは? ビッグマックとまさかの一品

日本は大きく東西に分けられる。関東と関西では言葉も文化も、パンも違うのだ。

『月曜から夜ふかし』(2017年11月29日放送)で、大阪出身のタレントが「5枚切りのパン」について話したところ、関東出身のマツコ・デラックスさんが「5枚切りなんて見たことない」と驚いて、その反応にタレントが「うそぉ!」と驚き返した。

ネット上ではこんな反応が上がっている。

・関東って5枚切り無いの?
・マツコがパン屋やスーパーに行かないだけでしょ。
関東でも5枚切りあるよ。
・大阪で売ってる量は、5枚>6枚>>>4枚、って感じやな…
・サ店で食べるモーニングの4枚切りは美味いぞ(´∇`)
・たまに家で4枚切り食うとモーニング食べてる気持ちになって
ちょっと幸せ
・モーニングで六枚切りが出てきたらガックリくるのは確か。
四枚切りを斜めに切ってバターを乗っけてほしい。

ちなみに、日本で初めて食パンがつくられたのは1860年代の横浜で、現在の「ウチキパン」だといわれている。

 

さて、ここからの話題はアメリカの食文化だ。
最近、アメリカ人と紅葉を見に行ったとき、「日本とアメリカのドーナツの違い」について話を聞いた。日本でドーナツといえは「おやつ」というイメージがあるけれど、フロリダ出身のアメリカ人に言わせると、「アメリカでドーナツは朝食でよく食べる。日本でいえばおにぎりだな」とのこと。
日本では一般的に朝食でドーナツを食べることはない。

個人的に、ドーナツとおにぎりはまったく別物なんだが、そのアメリカ人には同じようなものに見えるらしい。カロリーの高いドーナツは、アメリカ軍で正式なレーション(軍隊の食事・ミリ飯)のメニューに採用されている。アメリカでのドーナツとは、日本のおにぎりのような「食料」なんだろう。

 

アメリカでは、ホットケーキも朝食でよく食べる。
これもたぶん、おにぎりのような感覚。

 

「アメリカ料理」と聞いて、何を思い浮かべるだろう?

AFPの記事によると、「アメリカ料理のもっとも記憶に残る発明」はビッグマックとスライス食パンだ。

2016年に、ハンバーガーの王様・ビッグマックをつくり出したマイケル・デリガッティ氏が亡くなった。それを伝えるAFPの記事に、こんなことが書いてある(2016年12月1日)。

ビッグマックはビーフパティ2枚とレタス、チーズ、ピクルス、オニオンに特製ソースをかけ、バンズ3枚で挟んだ2段ハンバーガー。米国の料理としてはスライスした食パン以来、最も記憶に残る発明と評される。

「ビッグマック」の生みの親マイケル・デリガッティ氏死去 98歳

 

アメリカ料理の2大発明とは、ビッグマックとスライス食パンだった!
ビッグマックは分かるとして、まさか「スライスした食パン」とは思いもよらなかった。しかし、スライス食パンは「料理」と呼べるほどのものかどうか…。

 

アメリカ人がSNSに投稿していた朝食。

 

日本でスライス食パンが販売されたのは、戦後すぐのこと。
日本を占領していた外国人が「サンドイッチを食べたい」と言ったため、その要望に応えるかたちで、角型食パンが8枚に切り分けて販売されるようになった。
8枚切りの食パンが今では、東日本では6枚切り、西日本では5枚切りと大きく分かれている。

 

余談

日本初のハンバーガーショップをご存知だろうか?

答えは「ドムドム」だ。
ドムドムのホームページに「昭和45年(1970年)2月に会社が設立され日本で一番最初にハンバーガーショップを出店しました」と書いてある(ドムドムとは)。

 

これは韓国でよくある朝食

 

 

こちらの記事もいかがですか?

世界の食文化:韓国と台湾と日本の犬食、食べるなら今でしょ!

旅㉑おにぎりをめぐる日本と中国・韓国の食文化のちがい

国連もおすすめ!人類を救う昆虫食。外国人はもう食べている。

日本人の食文化:江戸は犬肉を、明治はカエル入りカレーを食べていた

歴史から見る日本の食文化の変化・世界との違いは「天皇」。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。
また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。

コメント

コメントする

目次