きのう行われた「韓国 vs ドイツ」戦の前のことだけど、韓国のサッカー関係者は、自国の代表チームに絶望していた。
まあ、それもしゃあない。
どうしても勝ちたかった初戦のスウェーデン戦は、0-1で負けてしまう。
しかも、試合内容がヒドイ。
ゴールポストの枠内に飛んだシュートはゼロ。
とりあえずゴールポストの中にボールが飛べば、キーパーがミスをするかもしれない。
でも、「すべて枠外」ではどうしようもない。
「全打席・見逃し三振」というバッターのようなもので、何かが生まれる可能性もない。
当然、韓国民のフラストレーションはたまる。
続くメキシコ戦も、落としてしまう。
韓国代表はいいパフォーマンスを見せることはできず、国民の怒りは高まるばかり。
韓国紙には、「惨事」「雪辱も反撃も希望もなかった」「弱者のサッカー」というネガティブな言葉がおどる。
*個人的には、ソン・フンミン選手のシュートは素晴らしかったと思う。
でも、「ライバル」の日本代表チームは絶好調。
初戦で強豪コロンビアをまさかの撃破。
これが世界を驚かせ、韓国をあわてさせた。
続くセネガル戦に引き分けて、日本はグループ1位になる。
決勝トーナメント進出の可能性も一番高い。
韓日のこの絶望的な明暗に、韓国のサッカー関係者は天をあおぐ。
そしてとうとう、「韓国は日本に学ばないといけない」という禁断の一言がもれ出した。
中央日報の記事(2018年06月25日)から。
匿名を求めたある韓国サッカー関係者は「日本のサムライ挑戦精神がうらやましい。韓国が見習わなければいけない」とし「韓国サッカーは闘魂を強調するが、もともと闘魂は叱責を受けた後から生じるものだ」と指摘した。
韓国社会では、「日本がうらやましい。韓国が見習わなければいけない」と言うとき、「匿名」であることが必要らしい。
まずは、その空気を変えたらどうか?
「わが国のサッカーは、日本を見習うべきだ!」という声は、中国からもあがっている。
中国のポータルサイト「捜狐」が、日本と韓国のサッカーをくらべてこう書く。
「荒っぽく野蛮な韓国サッカーより日本が疑いようもなくアジアの代表」
「韓国はファウルを連発し、日本はクリーンな闘魂サッカーをした」
そのうえで、中国は日本に学ぶべきだと主張する。
中央日報の記事(2018年06月26日)から。
このサイトは韓国やサウジアラビアなどアジアサッカーが不振の中、ロシアW杯本大会に出場できなかった中国は日本の戦術や技術を見習うべきだと強調した。
こういう中国の見方を知った日本人はどう思うか?
ネットを見ると、「誇らしい」という声はない。
中国人の低姿勢の態度にとまどったり、逆に、脅威を感じたりする人が多い。
・中国はスポーツだけまともだから困る
・中国人は中国代表に関してもかなりボロクソで容赦しないからな
・こういう面が中国の恐ろしいところだよな
・まじかよ
これだから中国は脅威なんだよ
経済発展する前からこういう姿勢だからさ
・東アジアの強国が
「日本・韓国」から
「日本・中国」になる日も、そう遠くないな。
・中国も、いつのことからか「カンフーサッカー」言われるくらい、ラフなファールが多かったけど。最近は、どうなんでしょ?
・韓国と日本がファール数で一位と最下位って、なんか象徴的だよね
中国は「日本のサッカーに学べ!」と言うけれど、今回のワールドカップの”本当の”チャンピオンは、実は中国だ。
サッカーの試合を見ていると、中国企業の広告をよく見る。
これは、中国企業が広告費を一番出しているから。
こんなことは、いまの日本企業にはとてもできない。
いまの中国には、お金も勢いがある。
これに謙虚さが加わったら、本当におそろしい。
ワールドカップで優勝する国と、もっとも宣伝費を出せる国とでは、国民とって幸せなのはどっちか?
「外国に学べ」という中国は、その両方の国になるかもしれない。
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