ことし2018年は日本と韓国にとって記念的な年。
1998年に「日韓共同宣言」を発表してから、ちょうど20周年になるから。
ということで、新聞各社が社説で日韓関係を取り上げていた。
朝日新聞:日韓共同宣言20年 後世に恥じぬ関係構築を
毎日新聞:日韓共同宣言から20年 相互理解の精神生かそう
東京新聞:日韓宣言20年 東アジア安定を視程に
各社それぞれの考え方があるけど、読売と産経新聞の意見に刮目せよ。
読売新聞
「未来志向」に逆行する動きには、毅然として是正を迫らねばならない。
日韓宣言20年 「未来志向」構築は道半ばだ
産経新聞
未来志向をうたった「日韓共同宣言」から20年を迎えたが、踏みにじってきたのは韓国である。安倍晋三首相は反日活動をやめるよう文大統領に説いたらどうか。
旭日旗の掲揚 日本の「誇り」は譲れない
読売新聞の「『未来志向』に逆行する動き」というのは、産経新聞のいう「反日活動」のこと。
これは100%アグリー。
日韓関係がうまくいかない最大の原因は韓国にある。
反日・愛国主義が行き過ぎている。
必要以上に過去にこだわって、日本と韓国を前に進ませてくれやしない。
それを象徴するような出来事が最近起きやした。
韓国が主催する国際観艦式での「旭日旗大騒ぎ」だ。
過去の観艦式では、海上自衛隊が旭日旗をかかげて参加することができた。
でも今回はそれができなかった。
韓国国内で旭日旗への猛烈な拒否反応が発生して、自衛隊は参加を見送るしかなかった。
友好親善のためのイベントで、いまの日韓関係がダメダメなことが判明してしまった。
韓国で旭日旗に「戦犯旗」なんてレッテルを貼り出したのはここ数年のことで、20年前には、いまのような激しい憎悪はなかった。
いまの韓国政府は国民の反日感情に迎合しまくり。
去年2017年には、「慰安婦の日」という余計な日をつくり日韓友好に亀裂を入れた。
いまの日韓関係はどー見てもうまくいってない。
その原因が日本にもあるにしろ、より大きな責任は韓国にある。
「どっちも同じぐらい悪い」では中立性や公平性に欠く。
そんな態度では、韓国の反日的な言動に歯止めはかけられない。
反日面に堕ちていくここ近年の韓国には、「良心的日本人」も不安を感じていた。
朝日新聞出身のジャーナリストで、若宮 啓文(わかみや よしぶみ)さんという人がいた。
この若宮氏は2005年に、竹島についてコラムですげーことを書いていた。
いっそのこと島を譲ってしまったら、と夢想する。見返りに韓国はこの英断をたたえ、島を「友情島」と呼ぶ。
竹島と独島 これを「友情島」に…の夢想
日本は韓国に竹島をゆずったらどうか、という。
そして「仰天の度量を見せ、損して得をとる策はないものか」と夢想する。
このときのネットの反応は想像にまかせます。
独島を「友情島」と呼ぶかはわからないけど、韓国ではこんな”韓国サイド”の人が好かれる。
2016年に亡くなったあとだけど、若宮氏は「知韓派」のジャーナリストとして韓国政府から勲章を授与されている。
韓国でいう「知韓派」は「良心的」という言葉に置き換えることが可能だ。
韓国の主張に共感して、日本を批判してくれるような日本人を「良心的日本人」という。
その頂点に立つのが鳩山由紀夫氏だ。
つまり韓国に「良心的」と呼ばれることは、国内でかなりのリスクを負うということ。
「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」
鳩山先生の”撃たれ強さ”はすごい。
メンタルがネクスト・ステージに達している。
くわしいことはこの記事をどうぞ。
「日韓共同宣言」から20年がたったいま、本当に良心的な日本人とは韓国に厳しいことを言う人だ。
いま必要なのは、韓国の反日を厳しく指摘する人。
日本のマスコミでいえば読売や産経新聞になる。
韓国が認める良心的日本人・若宮氏も、反日まっしぐらの韓国を心配していたらしい。
ジャーナリストの黒田勝弘氏が、晩年の若宮氏の変化について産経新聞のコラム(2016.4.30)でこう書いている。
何でもかんでも日本の足を引っ張るような韓国の反日・愛国主義をたしなめる発言が目立った。韓国の自制なき反日現象が日本の反韓・嫌韓感情を刺激していることにそれなりに危機感を感じていたようだ。
理想に生きた“良心的日本人”…元朝日・若宮啓文氏を悼む
日韓友好を願う人がいまの韓国を見ればきっと不安になる。
未来志向に逆行する反日・愛国主義には、黙っていられないと思う。
西に慰安婦問題を叫ぶ人あれば
行ってそれは2015年に解決したといい
南に「戦犯旗」と叫ぶ人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい
北に徴用工訴訟があれば
つまらないからやめろという
いまの日本と韓国に必要な人とは、そんなデクノボーのような人だ。
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