「日本のコンビニは便利すぎる。」
最近、20代のイギリス人女性からそんな話を聞いた。
2年前に、彼女の友人がイギリスから旅行で日本にやって来た。
空港に着いて荷物を受け取ろうとしたら、まさかのロストバゲージ。
途中で飛行機を乗り換えたせいか分からないけど、とにかく荷物が日本にない。
深夜の空港であわててしまったけれど、幸いそこは日本だった。
コンビニで、下着やTシャツ、歯ブラシなどそのとき必要だったものをすべて手に入れることができた。
それでそのイギリス人は、「日本のコンビニは素晴らしい!」と絶賛していたとか。
イギリスのコンビニ(のような店)は日本のコンビニほど品ぞろえがなくて、大して便利ではないらしい。
とくにシャツが売ってるなんて考えられないとか。
そういえば新婚旅行で日本に来たイギリス人も、コンビニの「ホットスナック」やおにぎりの種類の多さに感激していた。
イギリスではふつう数種類のサンドウィッチがあるだけで、日本のコンビニに比べたら選択肢はないも同然。
友人の話をしたイギリス人も大阪に行ったとき、日本のコンビニの便利さを実感している。
食べ物や雑貨などいろいろな物を買ったあと、それを大坂のコンビニから静岡に送ることができた。
イギリスのコンビニでこんなサービスはないという。
イギリスでは店や従業員の地位(というか権利意識)が高いから、客のためにそこまでしようとは思わないと話していた。
日本の「お客様は神様です」はイギリスには通じない。
イギリスに比べて日本のコンビニは便利すぎるということは、イギリスBBCの報道(2019/01/22)にもあった。
Japan’s popular 24-hour convenience stores sell everything from hot drinks to frozen meals, or spare work shirts for stressed businesspeople.
2020 Olympics: Japanese chains scrap porn magazines
日本の24時間営業のコンビニでは、ホットドリンクに冷凍食品、ビジネスマン用のシャツまで何でも売っている。
このほかにも、日本のコンビニでは、無料でトイレを使うことができることをよろこぶ外国人もいた。
朝からさわやかな話で申し訳ないのだけど、韓国やタイに行ったとき、コンビニにトイレがなくて非常事態におちいった。
トイレを必要としている時点で緊急事態なのに、どこのコンビニに行ってもトイレがない。
あのときの絶望感といったらそれはもう…。
「日本の常識は世界の非常識」で、海外のコンビニにもトイレがあって無料で使えるとは思わないほうがいい。
ちなみにタイ人に話をきいたら、「そういうときはショッピングモールかお寺に行きます」という。
人本ではそういう目的でお寺に行くことはないけど、タイではタイの常識に従ったほうがいい。
ただショッピングモールでも、トイレが有料の場合がある。
でも、とてもコンビニエントな日本のコンビニにも「弱点」がある。
さっきのイギリスBBCの記事に書いてあるのだけど、こういうところに不満や怒りを感じる外国人は多い。
Sex magazines are usually mixed in with other titles on racks near the front of the shop, sometimes on low shelves. The stores fear this could give a negative impression.
日本の「成人誌」は、海外では「セックス・マガジン」と見られている。
そんなものが堂々と店に並んでいる光景は、少なくともイギリスでは考えられない。
日本のコンビニもそれを意識してついに動き出した。
次回、そのことを書いていきます。
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