先月31日に放送されたAbemaTV「NewsBAR橋下」で、橋下徹さんがこんなことを言う。
「僕に対して“韓国を擁護するのか“、という批判があるけれど、僕が韓国人の政治家だったとしたら、文大統領と同じことしていると思う。 もし日本がまだ民主主義ではなかった時代に、貴族階級が勝手に契約を結んで植民地にされた、という歴史があったら、絶対に認めたくないと思う。」
くわしいことはAbemaTIMESの記事(2/3) をどうぞ。
「文大統領の気持ちはわかる」橋下氏、日本国内の“韓国批判“の論調に苦言
いまの日韓関係は最低最悪。
約束を破ったりウソをついたりする韓国には、日本ではどうしても批判が多くなる。
そんななかで韓国側に理解をしめして、日本の“韓国批判”を否定するようなことを言うのは勇気がいる。
勇気の代価として、橋下氏はネットではぶっ叩かれていた。
・へー、日本国民の気持ちはわからんのか…
・法律家のくせに、感情優先で
・日本の国政を考える人間ではないね
・韓国擁護はブレないな
・日本人ならこんな事絶対に言わない
ヤフコメでも上の発言は批判を受けている。
ここまで予想通り。
でも意外なことに、韓国を擁護した橋下氏は、韓国メディアからも非難されていた。
中央日報が記事(2019年02月05日)で橋下氏をこう書いている。
「極右政党「維新の会」を作った極右要人の橋下徹元大阪市長」
「橋下氏は扇情的な発言で日本の大衆から人気を集めた極右要人だ」
日本の極右・橋下氏「日本は韓国をのび太のように思っている」
いまの日本で、文大統領ほど嫌われている韓国人はいない。
慰安婦合意では日本の信頼を裏切り、「日本はもっと謙虚になれ」と上から目線でものを言う。
それなのに橋下氏は、「(僕も)同じことしていると思う」と文大統領の気持ちに配慮した。
「韓国擁護はブレないな」と日本で批判されるぐらいなのだから、韓国は橋下氏を称賛してもいいはずだ。
なのになんで「日本の極右」とののしるのか?
韓国側が怒ったのは、橋下氏の「日本は韓国をのび太のように思っている」という見方だ。
番組の中で橋下氏は、日本にとって中国をジャイアン、韓国をのび太にたとえた。
韓国軍によるレーダー照射問題で、日本は似たようなことがあった中国には強く言わなかったけど、韓国には強硬に抗議した。
この反応の違いについて、橋下氏はこう話している。
「中国は非常に強いジャイアンで、韓国の方はのび太のように日本全体が思っているのではないかとう感覚がある。」
この言葉は弱者に強い日本を非難して、韓国を擁護しているように思う。
のび太は韓国で、「主人公だが力が弱くていつもいじめられている」というイメージがある。
だから橋下氏が韓国を、「力のないいじめられっ子」と見たことに韓国としては腹が立つらしい。
だからといって、「日本の極右・橋下氏」と感情的に反発しなくてもいいのでは?
いまの日本で「韓国批判」を批判して、「文大統領の気持ちはわかる」なんて言ってくれる人なんて超激レアなのに。
メンツにこだわって、せっかく現れた味方をののしってどうする。
けっきょく韓国は、自分を100%擁護しないとと「擁護した」とは思わないらしい。
こういうワガママで自己中なところは、のび太ではなくてジャイアンだ。
よかったら、こちらもどうぞ。
コメントを残す