コンビニやスーパーが日本のビールやタバコなどを棚から撤去する。
市民団体は日本企業のロゴが描かれた段ボール箱をいっせいに踏みつぶす。
韓国で開催される日中韓のスポーツ国際親善試合で日本を招待しない。
いまの韓国では激しい「抗日運動」が起きているけれど、なかには一線を越え、韓国民から「それはやりすぎ!」と批判されるものもある。
たくさんの日本人観光客が訪れるソウルの明洞(ミョンドン)と清渓川(チョンゲチョン)のあたりに、ソウル市中区が太極旗と「ノー/ボイコット ジャパン/行きません/買いません」と書かれた旗を掲げると発表した。
役所なら政治的な動きとは距離を置き、中立・公正を保ってくれる嬉しいのだけど、韓国紙・中央日報の記事によると、むしろ政治的目的から、役所が市民の反日感情をあおっているようだ。(2019年08月06日)
自治体は先を争って反日対策を出している。主に「共に民主党」所属の首長がいる所だ。
半導体国産化アイディア公募、「NO JAPAN」バナー設置…「反日戦争」地方自治体に論争も加熱
先月7月には52の地方自治体がソウルの西大門刑務所歴史館に集合して、「日本の輸出規制措置糾弾大会」を開催。
そこで日本製品の不買や日本旅行のボイコットを宣言した。
ソウル市内のある区長さんは区内の小学校に出向いて、プラカードをかかげて保護者らに不買運動を訴えた。
別の区では、区長と職員たちが不買や日本旅行拒否を書いた紙を持って集合写真を撮ってインターネットにアップする。
ただ、「主に「共に民主党」所属の首長がいる所だ」と書いてあるように、すべての自治体が同じ“熱さ”で運動に参加しているわけではない。
文大統領と同じ政党の議員がトップの自治体がこういうことをする。
明洞と清渓川の一帯に「ノー/ボイコット ジャパン/行きません/買いません」という「抗日の旗」を掲げようと計画したソウル市中区の区長もこの政党に所属している。
「でもこの旗は観光で韓国に訪れた日本人観光客に見せるべきものなのか?」
計画を発表した後、そんな疑問や批判が中区に寄せられが、区長は負けず、「中区はソウルの中心であり、多くの外国人観光客が行きかう地域」、「世界に日本の不当さと私たちの強い意志を示す」と不退転の決意を語る。
そして、8月6日に中区が有言実行すると批判が殺到し、区長はすぐに白旗を上げた。
共同通信社の記事(2019/08/06)
「韓国が好きで来ている日本人に不快感を与える」との批判が殺到し、撤去と謝罪に追い込まれた。
ソウルで反日の旗に批判殺到
「抗日旗」は1100本設置される予定だったという。この計画に投入された税金はすべて無駄になったってことデスカ?
ちなみに、この旗は日本製のプリンターで印刷されたという。
区の活動に一番強く反対したのは、それによって損する人たちだ。そんなことをされたら儲けがなくなる! と商店街の住民が区に怒った。
ハンギョレ新聞の記事(2019-08-05)
日本人観光客が主要顧客である明洞のある商人も「お客様にとって国家間の問題であって、人間間の問題ではないと説明したい」と話した。
明洞・光化門一帯に“NoJapan”の旗…「お客様に不安を与えてはならない」
ちなみに朝鮮日報の記事(2019/08/03)にあるように、すでにある日本の国旗を撤去するのはOKだ。
江南区は日章旗を外し、安養市は姉妹都市関係を解消
ソウル市の江南区が「日本に対する抗議の意思表示」として、大通りに掛けられていた世界20カ国の国旗472枚のうち、日本の国旗14枚を撤去した。しかし、この対応は韓国人から見て一線を越えてはいない。
「世界に日本の不当さと私たちの強い意志を示す」と叫んだとしても、重要なことは金で、ビジネスで損するという一線を越えると、たちまち批判が殺到し、撤去と謝罪に追い込まれる。
「ノーノージャパン」といっても、結局はそれぞれが自分の利益を優先して活動を行うから、いろいろなところで摩擦が発生する。
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今回の輸出管理強化や不買運動で明らかになったのは、韓国経済はまさに植民地経済ということです。
基幹素材や高品質品を宗主国からの供給に頼っている為に、宗主国の意向でどうにでもできてしまうかつての列強植民地と同様の脆弱な経済です。
だから不買運動は参加者に多大な負担を掛けるし、続けるには相当の覚悟が必要です。
「第2の独立運動」を叫びながらこの程度で音を上げるようなら、それは歴史に名を残した世界中の独立運動家に対して失礼というものです。
いつまで続くのか見物ですね。
やはり、反日は楽しく無料だからやる遊びなんですね。でも、無料じゃないと思いますよ。
日本は優しい国ですから、すぐに札束や拳で殴ったりしませんし、反対に丸く収めようとしちゃったりします。何なら我慢もします。話せば解る相手とは仲良く、話して解決したいですからね。しかし、韓国とは話しても分かり合えないと確信する段階に来てしまったし、これから日本が出来ることは、波が静かに引くように「粛々と」引いていくだけです。
個人の行動でも日本人は基本的に妖精ですからね。あちらの様に声高に叫ばない代わりに本当に「淡々と」引いていきますよ。波が引ききった後に何が起こるのか、きっと韓国の皆さんはわからないんでしょうね。
韓国のどこかの市役所が日本メーカーの物を全て透明の箱に入れて鍵をかけるというパフォーマンスしてましたね。 それを見てさすが市役所だ~捨てないのね。 そこは冷静だな~と思いました。 だって税金で買ったものですからね。 捨てるわけにはいきませんから。 ほとぼりが冷めたら出して使うことでしょう。
小売店もやはり冷静ですね。 韓国からの観光が減ってるのと同様に日本からの観光客も間違いなく減っていますからね。 しかも今週末から来週にかけては日本ではお盆休みで観光シーズンに入るってわかっているみたいですね。 じゃないと言わないと思うな。
いいところを日本が取ってしまうということで、韓国では自国の経済を「鵜飼い経済」なんて呼んでいます。
韓国内でもジャパンボイコットが行き過ぎという空気が出てきて、最近では「ノーアベ」になっています。
もうピークは越えたでしょう。
仕事のない若者が積極的にやっているという報道もあります。
ストレス発散の意味もあるんでしょうね。
日本人の怒りは静かですけど深いです。
まえにロッテホテルが、一年前から予約していた日本大使館による天皇誕生日のイベントを前日にキャンセルしたことがありました。
その後一年間、日本政府関係は誰一人ロッテホテルを利用しませんでした。
韓国人がしていることは日本人の記憶に刻まれていて、いずれ韓国にかえるでしょうね。
「タイムカプセル」みたいなパフォーマンスをしていましたね。
「日本の報復が終わったらこれを掘り返す」みたいな。役所がそんなことをするのか~と少し驚きました。
韓国のなかでもジャパンボイコット疲れが広がっていると思いますよ。
疲労や損が大きくなったら、不買もしぼんでいくでしょう。