また韓国人のSNS攻撃、今度は韓国代表選手がターゲット。

 

*大変申し訳ありません。
最近アクセスが集中するようになり、サイトがエラーを起こしてつながりにくくなっています。
私も管理画面に入りづらい状況です。
ネットの知識がなく、どう対応したらいいか分かりません。
ご不便をおかけしますが、見捨てないでください。

 

少し前に、一部の韓国人がおこなったカナダ選手への個人攻撃について書いた。

平昌五輪のショートトラック女子500メートルで、韓国の選手がカナダの選手を押して失格となる。
その結果、カナダ選手が銅メダルを獲得。

これに韓国のネットユーザーが怒り狂い、カナダ選手のSNSにこんなコメントを大量に書きこむ。

「お前はメダルを受けとる資格がない。お前の手は非常に汚い」
「あなたはスポーツ選手でも人間でもない」
「その汚い手を切り捨てろ」

その選手はすぐに、全てのSNSアカウントを閉鎖。

選手が殺人脅迫を受けたことで、カナダのオリンピック委員会や警察が選手を守るために動き出し、韓国警察も捜査を開始した。

 

「韓国ネットユーザーのサイバーテロは度が過ぎる」
「歪んだ愛国心…韓国の「国格」を落とすサイバーテロ」

韓国の新聞もこのように、SNSでの個人攻撃を批判している。
でも、コントロールできない。

くわしいことはこの記事をご覧ください。

平昌五輪:また韓国人の”SNSテロ”。もはやコントロール不能。

平昌五輪:韓国人のカナダ選手へのSNS攻撃。世界はどう伝えたか?

 

 

五輪参加選手が脅迫される事態に、IOC(国際オリンピック委員会)も動き出す。

IOCのスポークスマンが「選手に敬意を払ってほしい」という内容の公式声明を出した。
AFPの記事(2018年2月15日)から。

「選手とそのパフォーマンスに敬意を払い、彼らのこれまでの努力と五輪精神を支持することを、すべての人にはっきりお願いする。五輪は異なる国の選手が友愛の精神の下に競い合う場だ」

カナダのショートトラック選手に韓国国内から非難殺到、IOCは「敬意」求める

カナダ選手への脅迫事件があった直後にIOCがこの発表をしている。
「すべての人に」と言っているけれど、実質的に韓国の人たちに対する言葉と考えていいだろう。

五輪開催中にIOCがこんな声明を発表したことを、産経新聞は「異例」と表現した。
日本のネットには、「五輪ホスト国として失格だ」という声が上がっている。

 

 

IOCが「選手に敬意を払うように」と求めてから5日もたたないうちに、韓国でまた同じようなことが起きた。

今度のターゲットは韓国の代表選手だ。

平昌五輪の女子団体パシュート競技で、韓国からは「キム、パク、ノ」の3選手が登場した。
これは団体戦で、3選手が同時に競技をおこなう。

この試合で3人の選手の息が合わず、韓国は準決勝進出をのがしてしまった。

この競技の様子と試合後のインタビューで他の選手を非難するようなことを言った選手がいたため、韓国人が激怒してその選手に”サイバー攻撃”を開始する。
聯合ニュースの記事(2018/02/20)によると、またも選手のSNSアカウントは閉鎖に追い込まれた。

レース後にキムのインスタグラムには中傷コメントが殺到し、現在キムのアカウントは閉鎖された状態だ。

韓国ネットユーザーの炎上騒動 今度はキム・ボルム標的

「今度は」とは「カナダ選手に続いて」ということ。

 

 

「自国の代表選手まで、アカウント閉鎖に追いこむのか」と記事を読んで気持ちが重くなったけど、今回はこれだけで終わらなかった。

韓国の選手だったからこそ、許せなかったのかもしれない。

「こんな人間は韓国代表にふさわしくない!」と韓国人の怒りが爆発して、キム選手とパク選手の代表資格をはく奪するよう大統領府に請願を始めた。

その結果がこれだ。
朝鮮日報の記事(2018/02/20)から。

1日足らずで20万人が賛同。20日午後8時15分現在、35万1345人が賛同した。30日以内に20万人以上の同意があった案件については、政府または青瓦台の高官が回答することになっている。

スケート女子の炎上騒動拡大 選手の代表資格剥奪望む声も

 

一部の韓国人(でも万単位)がカナダ選手へ個人攻撃をしたとき、韓国紙の中央日報は記事(2018年02月15日)でこう非難していた。

繰り返される非理性的・反人格的「サイバーテロ」は韓国のインターネット文化の悪習だ。人身攻撃と魔女狩りから歪んだ愛国心による悪質なコメント、そしてネット上でさらし者にまでする。

歪んだ愛国心…韓国の「国格」を落とすサイバーテロ

「繰り返される」というのは、4年前のソチ五輪のときにもサイバーテロがあったから。
韓国選手とぶつかったイギリス選手に、韓国人がサイバーテロをおこなって大きな問題になった。
このときイギリス選手は「恐ろしくて眠れなかった」と言っている。

IOCが「選手に敬意を払うように」と訴え、韓国各紙が一斉に非難しても、一週間たたないうちにまた選手を攻撃してSNSのアカウント閉鎖に追い込む。

一部とはいえ、韓国人の愛国心の強さと攻撃性の高さは、もうだれにもコントロールできないようだ。

 

 

こちらもどうぞ。

平昌オリンピック・関連記事 ①

平昌オリンピック・関連記事 ②

 

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。