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同じで違う世界のクリスマス:ロシアでは1月7日が本番
正月休みが終わって本格的な仕事モードに入った1月7日に言うのもなんだが、12月25日はクリスマスだった。 このキリスト教文化はいまや地球規模のイベントになっていて、この日が近づくと、世界中のホテルやお店でいろいろな飾りやツリーが登場し... -
日本人にとっての台湾と韓国:歴史が絆になれば亀裂にもなり
2020年が終わって21年が始まっても、隣人に対する日本人の気持ちは変わらないらしい。 産経新聞の記事(2021.1.6) 台湾に「親しみ」78%、コロナ対策57%「評価」、日本人の意識調査、対中感情との差浮き彫り 台湾の駐日大使館に相当する台北... -
日本のスピード感:欧米で新年もクリスマスツリーを飾る理由
日本では、季節のイベントの移り変わりがとても早い! そう思うが外国人がいて、年末にはクリスマスのアイテムで飾られていたコンビニがすぐにお正月モードになり、6日のいまは恵方巻きをPRしているの見て、知人のアメリカ人が「変化が早すぎるだ... -
江戸時代の完全終了:福沢諭吉が榎本武揚に怒ったわけ
きょう1月3日はまだお正月でリラックスできる日なんだけど、150年ほど前にさかのぼると、戊辰(ぼしん)戦争がはじまった日でもある。 のちに明治政府の中心となる薩摩・長州・土佐藩らと旧幕府軍が、1868(慶応4)年1月3日に京都で激突。 結果... -
日本の性差別:「お母さん食堂」の名称・女性トイレの使用制限
異論反論はあるものの、いま日本社会は全体として性差別をなくす方向に大きく進んでいる。 LGBTといった性的少数者への配慮から、コクヨが性別欄をなくした履歴書の販売を昨年末に開始したのはその表れだ。 そんな履歴書が登場するなんて、20年前に... -
ドイツ人からみた「初夢」。鎌倉~室町~江戸時代の移り変わり
前に静岡の大学で学んでいたドイツ人と話をしていて、新年の過ごし方の話題になったとき、「あなたは初めての夢で富士山を見ましたか?」と聞かれて驚いた。 彼が日本の文化や歴史に興味があるというのは聞いていた。 でもまさか、「一富士、二鷹、... -
東西の言論弾圧:中国の焚書、ローマカトリックの禁書目録
アニメ『ドラえもん』の中でのび太くんが自分の意見を言うと、「おまえ、のび太のくせに生意気だぞー」とジャイアンが怒ってぶん殴るシーンがあった(と思った)。 ジャイアンほど単純で暴力的ではないとしても、「自分との違いは間違い。だから異... -
コロナに強いプラモデル。家康公が静岡を「聖地」にした
かっぱえびせんならいいのだが、新型コロナの感染拡大が止まんなくて困る。 その影響が直撃した飲食業や観光業は大ダメージを受けて、19世紀のオスマン帝国のように「ひん死の病人」みたいな店が日本全国で続出。 でも、闇の反対には光がある。 人... -
外国人に話す仏教と神道の3つの違い。具体例として「大祓」
2か月ほど前、アフリカ人(タンザニア人)とアラブ人(モロッコ人)とご飯を食べに行ったとき、日本で不思議に思ったことをたずねると、モロッコ人がこんなことを言う。 「神道と仏教の違いが分からない。神社もお寺も同じに見えるし、日本人にき... -
日本語ってむずかしい。12月31日を「おおみそか」と呼ぶ理由
日本語を学ぶ外国人の前に立ちはだかる巨大な壁、それが漢字。 たとえば「行」という文字を前にしたら、前後の状況からイ、ユ、ギョウ、コウ、オコナといった読み方を使い分けないといけないのだから、外国人にとっては敵に応じて武器を変えるよう...