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ヒンドゥー教徒とガンジス川 神聖な理由・終わらない悲劇
もし、病院で医者から、「あなたの息子さんは末期がんで、残念ながら、もう打つ手がありません」と告げられたら、次にどうするだろう? あるインド人の家族は、5歳の息子に対して医者からそう言われ、絶望的な気持ちになった。 しかし、家族はあき... -
【カノッサの屈辱】皇帝が教皇に破門されると、どう困る?
1076年の2月14日、神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世はローマ教皇グレゴリウス7世から、とんでもないバレンタイン・プレゼントをもらってしまった。 それは破門。 それまで皇帝と教皇が権力争いをしていて、それが頂点に達したところで、教皇が一撃必... -
違うのだよ価値観が 安全確実の日本人/速さ重視の韓国人
「日本人はダメですよ!」 10年以上前にベトナムを旅行中、日本語ガイドとご飯を食べながら話をしていると、彼がそんな文句を言い出す。 日本が好きで、がんばって日本語をマスターしたこのガイドが、日本人にダメ出しをした理由はこんなものだった。 当... -
【日本の英断】旧正月の表現をめぐる、韓国と中国の争い
日本・中国・韓国は永遠のご近所さんで、古代から交流があり、漢字や儒教などいろんな文化を共有してきた。 その中で、日本がほかの2国と一線を画して、本当によかったと思うことに犬食の廃止がある。 食文化の脱・東アジア 日本人が犬肉を食べな... -
ガリレオの屈辱 「それでも地球は回ってる」の背景
アニメの世界では、 「覚えてろよ!」 「これで勝ったと思うなよ〜」 「ボケがぁ」 といった捨てゼリフがわりと知られている。 リアル世界にも超有名な捨てゼリフがあって、それはガリレオが吐いたこんな言葉。 「それでも地球は回っている(それで... -
【中国の迷信】現代の“未亡人の年”、文革時の“マンゴー崇拝”
日本には昭和の時代まで、「丙午(ひのえうま)の年に生まれた女性と結婚した夫は早死にする」という迷信があって、そのせいで自殺した女性もいた。 現在でも、これを信じている人がいるかもしれない。 日本人と迷信:八百屋お七・丙午生まれの女性... -
「ご飯食べた?」 今も昔も日本人が戸惑う韓国式あいさつ
10年ぐらい前、ソウルを旅行していた時、以前、韓国の大学に留学していたという日本人男性と出会った。 韓国にはユニークなあいさつがあって、彼は最初のころ、それが理解できずに戸惑ったと言う。 韓国の人たちは「こんにちは」の意味で「アンニョ... -
【悪霊退散】日本とインドで、魔除けに“唐辛子”を使う理由
1月の終わりごろ、メキシコ人と会った時に、「スーパーやコンビニで“悪魔”の顔をよく見るんだが、あれは一体何なんだ?」と聞かれた。 もうすぐ節分の日になるから、店には豆が売られていて、彼が見た“悪魔”とはそれをぶつけられる鬼の顔だった。 ... -
【韓国の主張】“日本はナチスと同じ”論が、間違っている理由
ユーチューブで、外国人がアップした日本の歴史を紹介する動画を見た後、コメント欄を読んでいたら、こんな質問をする外国人がいた。 「Are there any good aspects about the Japanese colonization of Korea?」 (日本が韓国を植民地支配したこと... -
インド航路を“発見”したガマ、イスラム教徒に残虐非道を働く
日本三大祭りと言えば、「東映マンガ祭り」「花王ヘアケア祭り」「マザキ春のパン祭り」が知られている(たぶん)。 そのうちの一つ、「春のパン祭り」がいまピンチらしい。 エジプトとアラビア半島の間に紅海があって、親イラン武装勢力のフーシ派...