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サウジアラビアの「モスク占拠事件」 日本には無い困難とは?
11月20日は、1979年に世界を震撼させた「アル=ハラム・モスク占拠事件」の日なので、これからその事件について書いていこう。 この事件では、解決の過程でサウジアラビアにとっては当たり前でも、日本では考えられないことがあった。 犯人の目的 ... -
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【トルコの歴史】突厥→イスラム化→セルジューク朝→オスマン帝国
日本に鉄砲が伝わった1543年の少し前、オスマン(トルコ)帝国では1520年のほんじつ9月30日、スレイマン1世がスルタンに即位した。 ※イスラム世界で皇帝は「スルタン」と呼ばれた。 スレイマンという名前は、旧約聖書に登場する古代イスラエル... -
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【日本とトルコ】食文化や社会格差、歴史や宗教の違い
知人のトルコ人(30代・男性)はトルコの会社で働いたあと、日本の大学に留学してそのまま日本企業に就職した。トルコでピスタチオは人気で、お菓子やアイスでよく使われる。 ということで(?)、ここでは彼をそう呼ぶことにして、これからピスタチオか... -
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イスラエルに首都を攻撃され、“拍手喝さい”するイラン国民がいる理由
今、日本人が絶対に行ってはいけない国がイラン。 「核とミサイル開発を止めるため」という理由で、4日前にイスラエルがイランのミサイル発射基地核などにミサイル攻撃をおこない、大打撃を与えた。それと同時に、「革命防衛隊」の司令官や軍参謀総長、核... -
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日本在住トルコ人の話 季節・春のシンボル・桜の不思議など
「東洋と西洋が出会う国」 昔、トルコを旅行していた時、街中でそんなキャッチコピーを何度か見かけた。確かに、トルコの東にはアジアが、西にはヨーロッパが広がっているから、この言葉は正しい。 そんなトルコでは最近、ウクライナとロシアという現在進... -
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日本人の「キスの感覚」は、アメリカ人よりもエジプト人に近かった
日本人の大好物のひとつに「古代エジプト」がある。 日本の美術展の歴史で、総入場者数が1位を記録した展覧会は、1965年に開催された「ツタンカーメン展」で、約300万人を集めた。いま静岡県立美術館で「特別展 古代エジプト」が開催中で、5月1... -
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【パレスチナ問題】イスラム教徒の怒り・イスラエルの絶対に退けない理由
「世界で最も解決が困難な外交問題」と数十年前から言われ続け、状況は好転するどころか、むしろ破滅に向かっているのがパレスチナ問題。 2024年10月、パレスチナのイスラム組織ハマスがイスラエルに奇襲攻撃を仕掛け、1000人以上の市民を殺害し... -
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トルコ人が日本で感じたこと 好きな日本食、サービスやお米の違い
友人のトルコ人は30代の男性で、日本の大学を卒業したあと、母国には戻らず、そのまま日本の会社へ就職した。日本に3年以上住んでいて、日本社会にさらにフィットするため、いまは日本語を鋭意勉強中。 そんなトルコ人とレストランで会って話をした。 &nb... -
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イラン女性とヒジャブ 「着けろ→脱げ→着けろ」の歴史
日本のマンガ界では、ざこレベルの悪人がこの世からサヨナラする時は「ヒデブ」と言うことになっている(たぶん)。 一方、イスラム世界では、女性は「ヒジャブ」という布で髪を隠すことがお約束だ。 ヒジャブは「覆うもの」を意味するアラビア語で、英語... -
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日本で大人気の古代エジプト文明を、現地の人はどう思う?
日本には、「これをやれば絶対にハズレない」という展覧会がある。それが古代エジプト展で、日本人は昔からこれが大好物だ。 日本の美術展史上、最も多い入場者数ランキングを見ると、第3位は1964年の「ミロのヴィーナス展」(約172万人)...