2017年の今年、中国の建国記念日である(国慶節)の連休を利用して、旅行に出かけた中国人の数は約7億人だ。
数だけで言えば人類の10人分の1が旅行をすれば、いろいろな失敗も生まれる。
韓国で整形手術を受けてた中国人女性は、手術後の顔が「本人かどうか確認できない」という理由で空港の出国手続きを受けられず、中国に帰ることができなくなってしまった。
韓国で整形手術を受けるのはいいが格安は避けるべき。
くわしいことはこの記事を↓
ほかにも旅行で訪れたタイで、現地の人たちに笑われた中国人観光客がいた。
中国人観光客がお寺の前でポーズを決めて写真を撮っている、つもりだったのだけど、実はそこは火葬場だった。
でも、これはタイの伝統建築物「サーラータイ」と呼ばれるところで、外国人に寺と火葬場(サーラータイ)を見分けるのはむずかしいから、まあこれは仕方ない。
でもタイ人としてはおもしろい光景だったからこれがニュースになる。
大紀元(2017年10月11日)
画像もこの記事にある。
星暹日報は記事で「どの国どんな地域でも、祖先や遺産に畏怖の念を示すことが大切で、(火葬場の周辺での)行動には注意が必要だ」と指摘した。
タイでは、葬儀と火葬はこの「サーラータイ」で行われるらしい。
サーラータイは東京の上野動物園にもある。
ちなみにタイでは火葬した後、中華系の人たちは墓に遺骨を納めるが、多くのタイ人は散骨するから墓がない。
この文化は同じ仏教徒の日本人と大きく違う。
これはふつうのお寺
アメリカ人と浜松市をドライブしていると、「おい、あの車は何なんだ? どんなVIPが乗ってんだよ?」と驚く彼の指さす方向にあったのは霊柩車だった。
「指をさすな。あれには死体が乗っている」と言うと、「死体? なんであんな派手で豪華な車に乗せるんだ?」と聞き返されるからメンドクサイ。
昔からそうだから理由は知らないが、まあ「仏様」だからVIPで間違いない。
そのうち日本でも霊柩車の前で、カックイイポーズをきめて写真を撮る外国人が出てくるかも。
これはタイ。
仏像の頭を見下ろすようにして立って、写真を撮ってはいけない。
海外旅行で失敗するのは日本人にもある。
でも、ことし3月に日本人観光客がタイでしたことは、失笑や困惑というレベルではなく、大迷惑&ヒンシュクだったから、タイ国民の相当な怒りを買ってしまった。
タイのビーチで20人ほどの日本人観光客が全裸になって大騒ぎをしていたのだ。
タイでは屋外で裸になるのは犯罪行為とみられてしまうから、これは絶対にNG。
さらに場所も悪かった。
そのビーチは「ホアヒン」という王室の保養地がある高級リゾートエリアで、国王は国民から絶大な尊敬を受けているから、こいつらはその”神聖”を汚したことになる。
亡くなった国王に祈りを捧げるタイ国民
しかもこのときはタイ人の添乗員が「ここは王室ゆかりの地だから、マナーを守ってほしい」と何度も注意したのに、このアホどもはそれを無視し裸で大騒ぎする。
これが事件になったころ、本人たちはすでに日本に帰国していたからタイで捕まることはなかった。が、もちろん国内では「日本の恥!」「帰ってくるな!」とネットで袋叩きにされた。
この事件では「礼儀正しいと思っていた日本人が、こんな非礼なことをするなんて!」と驚いたタイ人は多かった。全裸で騒いでいる人間を見たタイ人は、はじめは中国人と思ったという。
くわしくはこの記事を↓
2016~17タイ旅行の注意点②国王の喪中は服や言動で目立たない・楽しみすぎない
10月下旬にはプミポン前国王の葬儀が行われる。
だから今タイを旅行するなら、騒ぎ過ぎないように特に注意しないといけない。
2016年にタイでゴルフをしていた日本人が軍に連行されたように、日本人の感覚で行動していると、気づかないうちに国王を冒とくしてしまうこともあるのだ。
いつもは豪華な国王の写真も今は白黒になっている。
今のタイでは明るい服装は控えたほうがいい。
上半身裸で外を歩くなんて論外。
この白人を指さして「本当に失礼だ!」とタイ人が怒っていた。
おまけ
ボートからタイのお寺を見る。
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