日本と韓国は、「近くて遠い国」とよく言われる。
「話せば分かり合える」という言葉があるけれど、歴史認識の問題になると、韓国人とは「話せば違いが分かる」ということがよくある。
これから書く旭日旗の問題でも、韓国人の考え方を知ったら、日本人との違いを感じると思う。
この問題について、韓国の人たちは、日本人がとても嫌うことをしている。
でも、なんだかんだいって、韓国は日本の隣国であることは変わらない。
これからも韓国とのつき合いは続いていくのだから、拒否することより、付き合い方を考えた方がいい。
その第一歩として、韓国人の価値観や考え方を知っておこう。
タイのバンコクで見つけたＴシャツ
韓国の人たちは、ふつう旭日旗が大嫌い。
旭日旗を見ると、激しい拒否反応が起きてしまう。
だから、ガールズグループ少女時代のメンバーが旭日旗のようなものをインスタグラムに投稿すると、国民から総攻撃を受けて、謝罪させられることになる。
旭日旗に対する嫌悪反応は、国内だけでやればいい。
でも、韓国人は海外でもこれをするから困る。
最近も、ニュージーランドでそんなことが起きた。
手数かけて申し訳ない。
韓国メディア「Insight」の記事（2017-10-13）を開いて、ここに載っている写真を見てほしい。
주차장에 세워진 ‘전범기(?) 차량’ 보고 계란 던져 응징한 한국인
この車はスーパーの駐車場に停められていた。
偶然これを見た韓国人が「戦犯旗だ！」と頭にきて、生卵を投げつける。
この行為に対して、彼は「賢いやり方ではないが、何かしたかった」「誇らかだ」と言っているという。.
でも、これは旭日旗ではなかった。
これが旭日旗。
上の画像と比べるとちょっと違う。
先ほどの車にあったのは、旭日旗ではなくて「落日旗」だったのだ。
落日旗
旭日旗を半分に切り日が水平線越しに暮れる姿を表現したものは落日旗とされ、かつて米軍が日本の敗戦を祈願して戦闘機に描いた。
「ウィキペディア」
旭日旗は、陽が昇る様子をあらわしている。
これに対して、落日旗は陽が沈む様子をあらわす。
車に生卵をぶつけた韓国人は、完全にかん違いをしていたのだ。
落日旗は「日本の敗戦を祈願」するものだから、韓国人からしたらむしろ喜ばしい。
この車のドライバーは彼の敵ではなく、”仲間”だった。
日本人だったら、こんなことはしないだろう。
一般の日本人が海外で少女像を見ても、思わず生卵を投げつけてしまうようなことは考えられない。
どんな理由であれ、現地の人の車に生卵を投げつける日本人がいたら、「日本の恥」としか思えない。
もちろん旭日旗に問題はない。
日本政府がそう言っているし、海上自衛隊が旭日旗をつけてアメリカ軍と行動をともにしても、アメリカが文句を言ってきたこともない。
でも、反日愛国による行為だと、韓国では甘く見られる。
韓国メディアの記事は、「生卵事件」が起きた背景に、韓国人の反発心があると分析している。
＊下の文は機械翻訳に修正をくわえたもの。
一方、このようなことが起こったのは、世界の主要都市では相変わらず日本の戦犯旗のデザインが広く使われていることに対する、韓国人の反発心が作用したとみられる。
これだと、「戦犯旗（旭日旗）のデザインを使っている側に責任がある」と言っているようだ。
いや、どこからどう見ても、悪いのは生卵を投げた韓国人だろ。
でも、韓国人の見方からすると、旭日旗は絶対悪。
旭日旗を使う人間は、外国人でも許さない。
だから、駐車場の車に生卵を投げつけても、「韓国人の反発心が作用したとみられる」とその心情に理解をしめす。
上の韓国メディアの記事を見ると、旭日旗をナチスのかぎ十字と結びつけている資料がある。
外国人に”戦犯旗”を使わせないようにするため、これを世界中の企業に送っている韓国の団体があるのだ。
それで彼らは、「旭日旗＝ハーケンクロイツ」というイメージを海外に広げている。
これがハーケンクロイツ（かぎ十字）。
欧米では人種差別の象徴になっている。
この運動をしているのが韓国の大学教授で、彼は「日本の戦犯旗全世界撲滅キャンペーン」と呼んでいる。
日本の大学には、世界的な規模でこんなキャンペーンをする教授はいない。
韓国ではこんな運動が社会的に支持されているのだから、日本人の頭痛は止まらない。
世界の主要都市で戦犯旗がどれほど使われているのか調べたところ、ニューヨークやシドニーなどで旭日旗が使われていたことがわかった。
それで教授はこう話している。
ソ・ギョンドク教授は当時のインタビューで、「率直に言って他の国では、戦犯旗模様はシンプルなデザインだけに見誤る場合が多かった」、「戦犯旗デザインを使った彼らだけを責めるのではなく、適切に知らせて使うことができないようにすることが一番重要だ」と述べた。
こういう理由で、ソ教授は「旭日旗＝ナチス」というイメージを世界の人たちに植え付けている。
こんなキャンペーンやそれを支持する社会を知ると、歴史認識の問題については、「韓国人とは、話せば違いが分かる」としか思えない。
在日米軍で働いているアメリカ人が送ってくれた写真。
このアメリカ人は旭日旗を日米友好のシンボルと思っていた。
今まで20年ぐらい、韓国での反日パフォーマンスと日本の反応を見てきたけれど、日本人がもっとも嫌うのは、海外に反日を”輸出”されることだ。
韓国人が国内で反日を叫ぶだけなら、まだいい。
でも、「旭日旗＝ナチス」というように、韓国人が反日的な考え方を世界に広げようとすると、日本人は強く反発する。
韓国の政治家は海外の政治家に、慰安婦問題などで日本を非難するようなことを伝えることがある。
これも”告げ口外交”と呼ばれて、日本ではひどく嫌われている。
でも、日本人がどれだけ嫌っても、韓国人が”反日輸出”を止めることはないだろう。
そういうものだと考えて、お隣さんとつき合うしかない。
1932年（昭和7年）に「五・一五事件」が発生した。
海軍の青年将校らが首相官邸などを襲撃して、犬養毅首相を射殺した事件だ。
射殺される前に犬養首相は「話せば分かる」と言ったけれど、「問答無用、撃て!」で撃たれてしまった。
韓国人の旭日旗への反応も、「問答無用」という一方的なものに見えてならない。
どれだけ話し合っても、「旭日旗＝ナチス」というイメージを世界に広げることはきっと止めない。
早く逃げてっ
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