朝日新聞論説委員の箱田哲也さんによると、安倍政権の「輸出規制」によって、いま韓国人の日本離れが進んでいる。
論座の記事(2020年02月05日)
安倍政権の強硬策が生んだ韓国市民の「日本離れ」
日本の輸出管理を「輸出規制」と呼ぶのは韓国のムン政権やメディアで、あえてこの表現を使うというところで、すでに韓国寄りの意見ということが判明。
ソウルにいる箱田さんはある日、バスの中で韓国人女性のこんな会話を耳にしたという。
1週間ほど会社を休んでいた後輩に、どこかへ行っていたのか先輩がきくと、後輩は声をひそめて「ゆ・ふ・い・ん♡」と言う。
きょねんの8月ごろは日本旅行の写真をSNSに投稿すると、「親日(=民族の裏切り者)め」とコメントがくるような状態で、いまも反日感情は高水準を維持したままだから、バスの中で日本旅行の話はできないのだろう。
先輩が湯布院の感想を聞くと、いまはガラガラだから食事の待ち時間もなくてサイコーだったとか。
「行くなら今よ」と言う後輩に、「でも私はもう日本はいいかなあ。何回か行ったし。やっぱ今はベトナムっしょ」と先輩が答える。
こんな光景が「韓国社会の雰囲気や日本観、最近のトレンドが詰まったやりとりだった」と箱田さんは書く。
「日本製品は買わない、日本には行かない」のノージャパン運動で、訪日韓国人の数は激減した。
この記事には昨年の訪日外国人について「韓国は約200万人減(753万人→558万人)と急落した」と書いてあるけど、結果的には過去最高(3188万人)を記録したことはスルー。
それによる利益も過去最高だったのに。
他にもソウルの観光業界の関係者が、きょねん前半は日本旅行ブームだったけど「日本政府の措置が発表され、一気に失速した」、「現在のトレンドは東南アジア、とりわけベトナムなどに移り始めている」と言う。
また、不買運動の影響で、それまで日本製品を使っていた韓国人が「放射能に汚染されていたら大変だと考えて」いまは韓国製品に切り替えたと書いてある。
要するに安倍政権の強硬策に反発して、韓国人はいま「日本離れ」の真っ最中ということだ。
バスでの会話とか観光業界の関係者とか、実在するか分からないキャラを登場させているけど、これは結局、この結論を導くための演出。
つまり、「安倍のせいで」という自分の気持ちを代弁させているか、同化させているだけ。
でも、日韓関係の悪化の原因は韓国側にある。
お金を受け取ったあとに約束を破るというのはあり得ない。(慰安婦合意と請求権協定)
「解釈の違い」なんて通じないし、この件で日本が譲歩することはあり得ない。
筋を通した結果の「日本離れ」なら、好きにすればいい。
最近おこなわれた日韓関係に関する世論調査では、「日本が譲歩するぐらいなら関係改善を急ぐ必要はない」という人が70%もいた。(日本経済新聞の発表)
*「日本が譲歩することもやむを得ない」は20%。
韓国のように表に出して怒らないけけど、いま日本国民も不誠実な韓国に不満を持っている。韓国離れが進んでいる。
国民の70%が妥協を許さないという事態はとても珍しいとおもう。
反日を叫ぶ韓国にゆずって得られるのはその場しのぎで、結局、問題は解決しないのだ。
「動くゴールポスト」という言葉はすっかり有名になった。
日本では韓国が約束・宣言・合意・条約を、勝手に変更または無視して決定事項を履行せず、日本に追加要求をする状況を意味する時に使われる。
20%の「譲歩派」は当然これに不満で、安倍首相の失策や日本のダメージを強調したり、韓国人の「日本離れ」をアピールするけど、もうこの人たちの言説では日本人や現実は思い通りに動かせない。
冒頭の記事からにじみでる安倍政権への敵意や怒りは、自身の無力さの裏返しだ。
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