日本にある「中国地方」。その由来と中国人の反応って?

 

むかし、謎があった。

「なんで日本に『中国』があるのか?」

 

近畿と四国はわかる。

でもなんで、岡山県・広島県・山口県・鳥取県・島根県の5県が中国地方と呼ばれるのか?
この中国は「China(中国)」と関係があるのか?

このことに疑問をもっている人はけっこういる。
ヤフーの知恵袋(2016/7/314)にはこんな質問があった。

四国・中国地方について

四国はまぁパッと見わかるんですけど
なんで中国地方は中国とよばれるんですか?

無知な私に是非教えてください。

ググるより知恵袋の知識をさんこうにしたいです

 

もちろん、この中国はチャイナの中国とは関係ない。
この由来について、事典にはこう書いてある。

中国地方(ちゅうごくちほう)

名称は古代に畿内(きない)と西海道(さいかいどう)の中間に位置する地(厳密には山陽道諸国)として使われた汎称(はんしょう)を流用したもの。

日本の地名がわかる事典の解説

 

古代の日本で「畿内」とは、京都・大阪・奈良のあたりをさす。
「西海道」とは九州地方のこと。

畿内から遠くはなれた九州を「遠国」とし、機内と九州の間にあった岡山~山口のあたりを「中国」と呼んでいた。
畿内を中心として近国、中国、遠国にわけたときの中国が、いまの中国地方になる。

中国地方の由来については、この説が有力。

だから外国の中国とはカンケイナイ。

 

オレンジ色が畿内で、西海道(九州地方)との中間にあるから「中国」。
この場合の道は「みち」ではない。
北海道の道と同じ。

 

 

中国人か台湾人か忘れたけど、日本地図に「中国」という文字を見つけて「驚きました!」と言った人がいた。

それは日本人も同じ。
中国の地図に「日本」という地方があったら、たぶんビビる。

 

その中国地方には、岡山に本店を持つ中国銀行がある。
中国人がこれを見ると混乱するらしい。

中国人が「中国銀行」という文字見たら、ふつうは北京に本店を持つ「中国銀行(Bank of China)」を思い浮かべる。
中国銀行は、中国人ならだれでも知ってるような国内有数のメガバンクだから。

そんな中国人からすると、日本に中国銀行があることを知るととまどうという。

サーチナの記事(2018-04-16)にそのことが書いてある。

中国メディアの新浪財経は12日、中国に「日本銀行」があったら日本人が混乱するだろうが、「日本には中国銀行がある」ことを伝え、日本の中国銀行を紹介する記事を掲載した。

中国に「日本銀行」があったら日本人は混乱するだろう? だが日本には「中国銀行があるんだ」

 

たしかに。
北京や上海の街を歩いていて、「日本銀行」という看板を見たら「え?」なる。
SNSに投稿したら、ちょっとした話題になるかも。

この記事にネットの反応は?

・確かに中国銀行を検索すると日本の中国銀行がヒットするから鬱陶しいな
・中国地方ってのを変えられないの?
・中国塗料もあるんだぜ
安もんかとおもうけど日本のトップシェアなんだぜ
びっくりだろ
・中国放送もあるぞ
中国のラジオやテレビが入るなんて西日本すげーなと思ったら違った
・中国銀行 中国新聞 中国電力 NTTデータ中国 中国水道 なんかは確認した。
後は誰か頼む。
・はいはい、じゃあ、元祖中国銀行にするかな? 本家中国銀行も良いなあ。

でもこうなると、日本の中国銀行が中国に進出すると面倒なことになる。
それで中国では、「中国銀行(Bank of China)」と区別できるように、「日本CHUGOKU銀行」になっている。

ややこしや~。

 

 

さっき「中国地方ってのを変えられないの?」というコメントがあったけれど、ヤフー知恵袋でも、同じことを言う人がいた。

中国地方出身の人か分からないけど「中国という呼び方はやめてほしい」という。

 

「中国」という文字を見たら、外国の中国を連想する人は日本でもたくさんいる。

それで風評被害にあったかわいそうな会社もあった。

岡山県にあった「中国食品工業」という会社。
この社名が原因の1つになって倒産してしまった。

中国産食品の安全性が問題になっていた時期であり、社名から「中華人民共和国」を連想する消費者が少なくなかった上に、原材料の一部に中国産を使用した商品があったこともあり、風評被害による消費者の買い控え、取引先の減少が、倒産の主たる原因となったとの報道もなされている。

中国食品工業

でも今さら、中国地方を変えることはできないでしょ。

 

おまけ

メディプラス研究所が共同研究を行っているストレスチェックアプリ「COCOLOLO(ココロ炉)」のビックデータからも、温暖な気候で自然の多い地域の方が交感神経が抑制され、リラックスできることが明らかになっている。

ストレスが少ない都道府県、愛媛県が2連覇! 温暖な気候の方が交感神経が抑制され、リラックスできる?

 

おまけのおまけ

上海のようす。

未来ずら~。

 

こちらの記事もどうぞ。

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。