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【ではどうする?】幕末と現代、日本人の「外国人嫌い」
幕末の日本にたくさんの外国人がやって来るようになると、それに反発した日本人も山ほどいた。 その時代を生きた福沢諭吉は自著『福翁自伝』にこう書いている。 外国人は穢れた者だ、日本の地には足踏みもさせられぬと云うことが国民全体の気風で、その中... -
【日本人の信仰】オニを恐れた理由・鬼門封じのやり方
日本語にある「鬼門(きもん)」。 それは現代では、こんな風にニュースの見出しでよく使われる。 鬼門のウェンブレイ:ドイツ代表、現地での最終調整実施も不可能に 「ウェンブレイ」はイギリスのサッカースタジアムのことで、ドイツはここでは負... -
【同性愛者は地獄へ行く】キリスト教徒の発言が日本で炎上
宗教に熱心過ぎる人は一般社会の空気が分からなくなって、時に感覚のズレが生まれる。 知人のニューヨーク出身のアメリカ人はまえに、キリスト教を盲目的に信じていて、こんなことを言っちゃうアメリカ人と出会った。 「恐竜なんて存在しない。あん... -
世界は裸をどう思う? 日本が“ヌーディスト大国”である理由
人間が本来の姿に戻って、自由に行動する楽園。 人はそれを「ヌーディスト・ビーチ」とよぶ。 日本では何といっても、美木杉 愛九郎(みきすぎ あいくろう)率いる反制服ゲリラ、ヌーディスト・ビーチが有名だ。(by 『キルラキル』) アニメではな... -
【穴と想像力】アリス・小野篁・イエメンの「悪魔の井戸」
人類最後の秘境といわれる大穴、人はそれを「アビス」とよぶ。 孤児の少女・リコが“探窟家”だった母親と会うため、ロボットのレグと一緒にその巨大な穴に潜り込み、不思議な生物と出くわしながらもアビスの探検をすすめる。 そんな日本アニメ『メイ... -
ハンセン病患者への日本人の見方:歴史と差別、貞明皇后の願い
2021年の6月20~26日は「ハンセン病問題を正しく理解する週間」という大事な7日間になっている。 これは「らい菌」に感染すると起こる病気で、1873年にこの菌を発見したノルウェーの医師アルマウェル・ハンセンにちなんでハンセン病と呼ばれるよ... -
【施氏食獅史】中国語の言葉あそびのレベルに、外国人が絶句
平安時代に小野篁(おのの たかむら)とかいう天才貴族がいた。 あるとき朝廷で、わたしはどんな言葉でも読めちゃいますと言う小野に、嵯峨天皇がこんな漢字を示す。 「子子子子子子子子子子子子」 これを小野篁が「ししししし…」と読んでいたら、... -
ベネズエラの話:日本との関係・歴史・ベネチアに由来する国名
今回の話は南米の国・ベネズエラについて。 この国は日本のド反対にあって、歴史的な接点も「ありませんっ」と言っていいぐらいないから日本人には馴染みが薄い。 なのでまずはベネズエラのキホンを確認しておこう。 面積:912,050平方キロメートル... -
【歴史の立て直し】孫基禎にみる、日本人と韓国人の発想の違い
平和と国際協調を理念とする五輪を間近にして、競技とはまったく関係ない争いがぼっ発したらしいですよ。 中央日報日本語版の記事(2021.06.17) 「孫基禎選手」がなぜそこに? …日本オリンピックミュージアムの荒唐な展示 といっても日本はこのク... -
最近の米国は”白人受難”? 『白雪姫』で初めてラテン系女優
黒人奴隷を家畜のように扱い、豚や牛と同じく「一頭、二頭」と数えていた白人絶対優位の時代はもう昔の話。 現代ではよく人種差別事件の加害者側に置かれ、白人の社会的な立場は”弱まっている”ようだ。 その象徴が「Black Lives Matter」(黒人の命...