先週の2日~5日までの4日間、イギリスでは、エリザベス女王の即位70周年の「プラチナ・ジュビリー」(platinum jubilee)を祝う記念イベントが行われていたのをご存じだろうか。
もちろん知ってなくても問題はない。
日本にいる知人のイギリス人はボクに言われて、
「そうか!いまそれをやっているのか。ジョニー・デップの元妻が裁判に負けて、13億円の賠償金を支払うことになって『ざまあみろ』と思ったけど、プラチナ・ジュビリーのイベントのことは知らなかった」
と驚いたぐらいだから。
ところで、「プラチナむかつく」という言葉があるように、プラチナ(白銀)は日本でも知られているからイイとして、「ジュビリー」とは一体なんのことなのか?
実はこのジュビリーを持つ天皇もいる。
1952年に25歳でイギリスの君主となって以来、エリザベス女王はずっとその役割を果たしつづけて、イギリスの歴史では初めて即位70周年を迎えた。
そんなプラチナ・ジュビリーの名誉を持つ君主はウィキペデアによると、エリザベス2世以外では次の3人だけ。
フランスのルイ14世(在位1643年~1715年)
リヒテンシュタインのヨーハン2世(同1858年~1929年)
タイのラーマ9世(同1946年~2016年)
ジュビリーにはプラチナだけでなくて、ほかにこんな種類もアリ。
即位25周年は「シルバー・ジュビリー」で日本では明仁天皇、現在の上皇さまが2018年にこれを迎えられた。
40周年だと「ルビー・ジュビリー」で明治天皇が該当。
50周年は「ゴールデン・ジュビリー」、60周年では「ダイヤモンド・ジュビリー」となり、昭和天皇がこの2つを迎えている。
で、話は宝石の名前の後につけられる、この「ジュビリー」の正体だ。
1から10、両手の指で数えられる数字の中で「7」だけはほかと違う。
1~5はそれぞれ2・4・6・8・10と倍にすることができる。
6、8、10は2で割ることができる。
9は3で割ることができる。
でも7だけは2倍にすることも、別の数で割ることもできない。
媚びることも群れることもない、そんな孤高の数字が7。
だからはるか昔から、「神秘的数字とされてきた」と毎日新聞のコラム『余禄』にある。(2022/6/3)
旧約聖書は神が6日間で天地を創造し7日目に休んだと記す。神はモーゼに土地も7年目に安息させよと命じた。また、7年を7回数えた翌年、50年目を「ヨベルの年」として国中の住民を自由にせよと告げた
両手の指で数えられる数字のうち仲間外れは?…
人間が一度聞いただけで覚えられる「数字(情報)のかたまり」が7(±2)だから、7は「マジカルナンバー」なんていわれてる。
*元ネタはアメリカの心理学者ジョージ・ミラーの説。
聖書にある50年目の年を表すヘブライ語の「ヨベル」が語源になって、英語の「ジュビリー」ができた。
その後、50年という数字から離れて、あまりないようなメデタイ「○○周年」を「宝石の名前+ジュビリー」で表現するようになる。
今上天皇にはとりあえず、無理のない範囲で「シルバー・ジュビリー」を迎えられてほしい。
日本とイギリスの季節(四季)の違いや特徴。あること・ないこと。
> 1から10、両手の指で数えられる数字の中で・・・
> 1~5はそれぞれ2・4・6・8・10と半分にすることができる。
???
ぜんぜん意味が分かりません。もしかすると、
「1~5はそれぞれ(他の数字である)2・4・6・8・10を半分にすることからできる。」
ということですか?
大変申し訳ありません!
「半分に」ではなく、「2倍に」の間違いでした。