1981年のきょう1月25日、中国で「四人組」に対する裁判がおこなわれ、毛沢東の妻である江青(こうせい)に死刑が言い渡された。
彼女は後に、病気の治療を理由に釈放され、北京で生活していたが、1991年に首をつって自殺した。
その場には、彼女のこんな遺書が残されていたという。
「毛主席、あなたの生徒、あなたの戦友が今…会いに行きます」
1945年に日中戦争が終わると、中国では毛沢東が率いる共産党軍と、蒋介石をトップとする国民党軍による内戦がぼっ発する。
この戦いは毛沢東側の勝利に終わり、彼は1949年に中華人民共和国を建国し、国家主席となった。
そんなことから、中国で彼は「建国の父」として尊敬されたが、晩節を汚してしまう。
1950〜70年代に、毛沢東が主導しておこなった大躍進政策や文化大革命が大失敗に終わり、社会は大混乱になり、餓死などで数千万人が命を失った。
*江青は文化大革命の責任を問われた。
毛沢東は中国をつくったが、ぶっ壊しもしたから、彼に対する評価はむずかしい。
知人の中国人は毛沢東について、7〜8割は正しいことをしたが、2〜3割は間違っていた。でも、全体的に見れば、間違いなく彼は偉人だと話していた。
さて、ここからが本日のテーマだ。
日本にいたあるアメリカ人は、「浅田真央は毛沢東の孫ではないか?」と思ったという。
何がどうなったら、そんなミラクル発想が出てくるのか?
毛沢東&江青(1946年)
以前、イギリスのスーパーモデル「ナオミ・キャンベル」の名前を聞いて、直感的に、
「もしかしたら、彼女は日本人とのハーフで、「直美」という日本人名を持っているのでは?」
と思ったけど、調べてみたらまったく違った。
「Naomi」は聖書に登場する女性の名前で、欧米ではたまにこんな名前の女性がいるらしい。
アメリカのバイデン大統領の孫娘は「ナオミ・バイデン」だ。
幕末・明治の日本で、イギリス公使として活動していた「アーネスト・サトウ」についても、「日本の佐藤さんとつながりがあるのでは?」と思ったけど、「Satow」はスラヴ系の名前で、日本とはまったく関係がなかった。
アーネスト・サトウ
これは、日本人の友だちから聞いた話。
あるとき、彼が友人のアメリカ人と話をしていると、「なあ、フィギュアスケートの浅田真央って選手は、毛沢東の孫なのか?」と質問をされた。
「そんなわけはない」とビックリしたけど、一応調べてみたら、何とやっぱりそんなワケはなかった。
日本人の彼としては、なんでそんな疑問が生まれたのかが分からない。
話を聞くと、そのアメリカ人はテレビを見ていて、外国人のアナウンサーが「マオ・アサァダ」と呼んでいるのを聞いて、直感的にこう思ったという。
「彼女はマオ・ツォートン(毛 沢東)と何か関係があるかも。年齢からすると、彼の孫とか?」
日本人の友人と話をしていて、彼はふとそれを思い出して聞いてみたらしい。
中国人の名前を日本語読みしている人間には、まず出てこない発想だ。
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