「誠意」の視点で、一年間の日韓関係をふり返ってみませんか?

 

今から一年前をふり返って、ここ一年間の日韓関係をふり返ってみたいと思う。

ちょうど去年のいまごろ、韓国の中央日報という新聞でこんなコラムを見た。

日本の慢性的歴史歪曲と韓国政府

これは2016年3月26日付の中央日報にあるコラムで、元慰安婦だったという女性の声を伝えている。

このコラムによると、元慰安婦の女性は次の7点を日本に要求したという。

軍の性的奴隷制度運営認定
真相究明
日本議会の公式謝罪
法的賠償
犯罪者起訴
徹底的な教育
慰安婦碑の建設

この要求に対して、中央日報の記者は「どれも無理なものはない」と書いている。

それを読んで、思わずふき出しそうになった。

2015年の12月、慰安婦問題について「完全に(最終的かつ不可逆的に)解決される」ということで日韓両政府が合意した。

このコラムは、その3カ月後に書かれている。

これはこの記者だけではなくて、多くの韓国人がこんな認識をもっていたはず。

 

 

このコラムから1年後の今、日本政府は駐韓大使を帰国させたまま韓国に戻していない。
日韓合意の後、不誠実な行動をくり返してきた韓国に対して、日本は抗議の意味でこれをおこなっている。

日本政府にとってこれはやむを得ない決断だった。

日本は日韓合意にもとづき、安倍首相はお詫びの気持ちを表明して10億円を韓国側にわたしている。

次は韓国が約束を守る番だ。
でも、韓国はいまだに実行していない。

ソウルの日本大使館前におかれた慰安婦像を移動するどころか、釜山の日本総領事館の前に新しい慰安婦像の設置を許してしまった。

この行為は、日韓合意の精神に反している。
そんな韓国に対し、安倍首相はこう言った。

「次は韓国にしっかり誠意を示していただかなければならない」

国家と国家でかわした約束である以上、この要求は当たり前のこと。

 

 

これは日本のためだけではなくて、韓国の名誉のためにもするべき。
今のままだと、「韓国と約束しても、先に守った方が損をする」という悪いイメージが定着してしまうかもしれない。

中央日報のコラムから一年後の今、多くの日本人がそう感じている。

「韓国は本当に信頼できる相手なんだろうか?」

そんな疑問の声をあげる日本の市民は増えている。

それでは大韓民国のプライドが傷がついてしまう。
韓国は国の名誉にかけても、一刻も早く誠意ある行動をとったほううがいい。

日本はすでに誠意を示しているのだから。
日本と韓国は対等な関係のはず。

 

先ほど、「思わずふき出しそうになった」と書いた。

これは、元慰安婦の女性が出した7つの要求に対して、韓国人の記者が「どれも無理なものはない」と書いていたから。

できるはずがない。
日韓両政府でかわした合意内容からしたら、この7つの要求をとおすことは不可能だ。
なのにこの韓国の記者は、「どれも無理なものはない」とサラリと書く。
そのお気楽さにふき出しそうになった。

こんな記事とこの一年間の日韓の動きをみていると、こんな疑念がうかんでくる。

「ひょっとしたら、この記者をはじめ、多くの韓国人は最初から日韓合意を守る意思がなかったのではないか?」

この一年の韓国の言動を見ると、そう疑ってしまう。
日本は日韓合意にもとづいて先に行動した。
一方の韓国は、日本がしめした誠意にどう応えてきたのか?

考えてみたけど、なにも浮かばない。

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。