今回は下の記事の続編です。
慰安婦問題②偽情報を信じる韓国社会に、勇者現る!勇気の代償は?
「まだ、その記事を読んでないんだが?」
という人のために、これまでを簡単に説明させてほしい。
「もう、その記事を読んだんだが?」
という人は、ステキな金魚の写真から読み進めてほしい。
今は新聞週間の真っ最中。
今年の標語はこれだっ。
「新聞で見分けるフェイク知るファクト」
そうですすね。
「偽情報ではなくて事実を知ること」って大事ですね。
ネットには、ホントかウソか分からないフェイクニュース(偽情報)があふれてる。
ウソを信じて行動したら、下手すると人生を失ってしまう。
そんなトラップにあふれた社会を背景に、毎日新聞は社説で「ファクト(事実)」を知ることの大切さを訴えた。(17/10/15)
偽情報が紛れ込むことによって、社会で基本的な事実認識が共有しづらくなることだ。デマを信じる人と議論し、合意を求めても、理解を得るのは難しい。
きょうから新聞週間 フェイクは民主制を壊す
これには激しく同意。
偽情報を「事実だ!」と信じている人と議論しても、合意を求めることはほぼ無理ゲー。
例えば日韓でよくもめる慰安婦問題について、「朝鮮の女性は旧日本軍によって強制連行された」と信じている人たちが今でも日本にいる。
現時点で、これを歴史的事実とするのは間違いだ。
日本政府も韓国政府もその根拠を見つけることができず、日本は国連の場で世界に向かってこの説を否定した。
読売新聞の社説(2017年5月19日)
政府は昨年2月の国連女子差別撤廃委員会で、慰安婦問題について初めて包括的な説明を行った。強制連行を裏付ける資料は発見されておらず、「性奴隷」の表現は事実に反する、と指摘した。
国連拷問委勧告 慰安婦合意見直しは筋違いだ
根拠なしということで、日本のマスコミも政府も否定していても「強制連行はあった!」と信じている人がいる。
で、そんな人に根拠は何か尋ねると、こんなコメントが返ってくる。
「まあ、どうせ、いくら正論を言ってもレイシストの脳ではわからないと思います。疲れるからこの辺で。さようなら」
無いものを見せると言われたら、議論を打ち切るしかない。
にしても、根拠のない正論ってなんだろう?
結局、フェイクニュースやデマを信じこんでいる人たちと「議論し、合意を求めても、理解を得る」のはむずかしいというか、不可能なのだ。
その法則は国籍に関係ない。
以前、アメリカ人の友人と慰安婦問題についてメールでやり取りをしていると、こんなメッセージがきた。
「Koreans wouldn’t have forced their own women to be sex slaves if they didnt have to.」
まず慰安婦を「sex slave(性奴隷)」とするのは、日本が国連で否定したように根拠がないからフェイクニュースになる。
で、このアメリカ人にその根拠を聞いてみても、何も示すことはできなかった。
日本政府に見つけられなかったものを、個人が探し出せるわけないから当然だろう。
でも、そのアメリカ人は折れない。
根拠が分からなくても、「慰安婦は性奴隷だった」説はガンとして否定しないから、結局こうなった。
「I think we can just agree to disagree on this.」
(このことについて、お互い「同意できない」ということでは同意できると思う)
これも「デマを信じる人と議論し、合意を求めても、理解を得るのは難しい」の一例だ。
ちなみにこのアメリカ人は日本に3年間住んでいて、一般的なアメリカ人よりも日本の社会や人を知っているし、日本が好き。
それでも、「慰安婦は sex slave」だったと信じているし、根拠を見せられなくてもそれを撤回しようとしない。
たとえ根拠が無くても心を動かされると、人はその話に感情移入してしまう。
そうなると、「それはフェイクニュースだ」と言われたところで、もう受け入れられない。
頭で納得しても心で拒否してしまう。
こんな例はほかにも多々あるから、「新聞で見分けるフェイク知るファクト(事実)」は本当に大事。
慰安婦問題については日本政府の動き出しも遅く、先ほどの読売新聞の社説にはこんな一文がある。
強制連行を裏付ける資料は発見されておらず、「性奴隷」の表現は事実に反する
日本政府が国連の場で強制連行を否定したのは、去年(2016年)が初めてだったから、それまでは一方的に偽情報に「やられていた」ことになる。
そのことを思い返し、ジャーナリストの門田隆将氏が『iRONNA』の記事で感慨深げにこう書く。(2016.2.17)
政府、というより外務省の姿勢が変わらざるを得なくなってきたことを、感慨をもって見つめている。
「ああ、やっと時代が変わってきた」と。一方的に糾弾されるばかりで、歴史の真実を歪められてきた日本と日本人が、どう「本当の事実と向き合っていくか」という時代が来つつあるのではないだろうか。
国連でやっと主張された「慰安婦強制連行」の真実
こうした時代はこんな人には激しい逆風だ。
「いくら正論を言ってもレイシストの脳ではわからないと思います。疲れるからこの辺で。さようなら」
英語で「better late than never(遅れてもやらないよりはまし)」 という言葉がある。
日本政府の動き出しは、何もしないよりはマシだったけど、それでも遅すぎた。
日本政府がもっと早く国際社会の舞台で、「強制連行」や「性奴隷」を否定していたら、友人のアメリカ人もフェイクニュースに引っかからなかったかもしれない。
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