前回、韓国の大学教授が主導していた「日本の戦犯旗全世界撲滅キャンペーン」について紹介した。
日本の旭日旗を韓国人は”戦犯旗”と呼び、とても嫌っている。
韓国の人たちは自分たちの基準を海外にも当てはめ、外国人が旭日旗を使うことをも許さない。
それで、海外でも旭日旗を使わせないように取り組んでもいる。
その1つが「日本の戦犯旗全世界撲滅キャンペーン」だ。
”全世界撲滅”という激しい言葉に、韓国人の強い意志があらわれている。
くわしいことは、この記事をどうぞ。
韓国人の旭日旗反応①日本人の大嫌いな”反日輸出”と告げ口外交
このキャンペーンをしていた団体は、日本の旭日旗とナチスのハーケンクロイツ(かぎ十字)を並べて同一視したものを、世界中の企業に送っていた。
画像は韓国メディア「Insight」の記事(2017-10-13)を見てほしい。
주차장에 세워진 ‘전범기(?) 차량’ 보고 계란 던져 응징한 한국인
見て分かるように、旭日旗とナチス・ドイツのかぎ十字をセットにしている。
彼らはこうしたもの外国人に見せることで、「旭日旗=ナチス」というイメージを世界に広げている。
「日本の戦犯旗全世界撲滅キャンペーン」のために大学教授がこんな印象操作をしている。
でもこれが、韓国社会では”正しい行い”としてほめられるのだから、日本人の頭痛は止まらない。
バファリンとかそういう問題ではない。
上のグッズを世界中の企業に送っている教授はこう話す。
ソ・ギョンドク教授は当時のインタビューで、「率直に言って他の国では、戦犯旗模様はシンプルなデザインだけに見誤る場合が多かった」、「戦犯旗デザインを使った彼らだけを責めるのではなく、適切に知らせて使うことができないようにすることが一番重要だ」と述べた。
世界の人たちが、旭日旗を「使うことができないようにすることが一番重要だ」として、「旭日旗=ナチス」という印象操作をおこなっている。
でも、これは韓国の見方では「適切に知らせ」ることになる。
旭日旗をナチスと結びつける操作をしているのは、韓国の一部の人たちだけではない。
こういう印象操作をふつうの韓国人が自発的・積極的に行っているのだから、たちが悪い。
普段はなかなかまとまらない韓国人も、”愛国反日”では感心するほどの一体感を見せる。
アメリカにケイティ・ペリーという歌手がいる。
ツイッターのフォロワー数は1億人を超える世界的な歌手で、つい最近も、「ツイッターで世界にもっとも影響力を与える女性」に選ばれた。
「Here are the top five most influential men and women on Twitter」
くわしくはこの海外メディアをご覧ください。
The Most Influential Men and Women on Twitter 2017
*話はそれるけど、元AKB48の仲川遥さんが「世界でもっとも影響力のある女性」の7位に選ばれている。トップ10に入っている日本人はこの人だけ。
ブリトニースピアーズより上というのはすごい。
そんなケイティ・ペリーが今年、インスタグラムにこんな投稿をした。
このピエロのスニーカーは、ケイティ・ペリーのシューズ・ブランドの新商品だ。
ケイティ・ペリーこの商品を自身のインスタグラムで紹介した。
でも、これは「日本の戦犯旗全世界撲滅キャンペーン」の考え方に反する。
この投稿にはこんなコメントがきていた。
katy! The red and white patterns are the symbol of the terrible war criminals perpetrated by Japan. And it’s a by product of the horrific atrocities that Koreans have suffered. It’s like the Hakenkreuz pattern, Which was used by nachi Germany. This pattern is a symbol of injury and pain to Korean. No one should use This pattern! Never use it!
赤と白のデザインは戦争犯罪国・日本の象徴であり、それはナチス・ドイツのかぎ十字と同じだと主張している。
「この模様は韓国人に不快感を与えるから、(世界の)だれもこれを使ってはいけない」というのは行き過ぎのように感じるけど、韓国ではこれが常識だ。
同じようなコメントが他にも洪水のように送られている。
Do you know that the background of your post is Japanese war criminal flag????? It is the same as Hagen Kreuz in Germany.
Japan’s past flag!!Don’t be use it!! It’s like NAZI FLAGS!!!
Delete!!
Remove it!!
You have to delete it. Shame on you
ケイティ・ペリーに投稿を削除させるため、旭日旗をナチスと結びつける印象操作をおこなっている。
考え方と行動は、「日本の戦犯旗全世界撲滅キャンペーン」をしていた教授とまったく同じ。
韓国の新聞を見ていると、韓国人同士の対立を批判したり韓国人の団結力のなさにあきれたりするような記事がよくある。
でも、反日になると国民はまとまる。
韓国人のこうした一体感が時どきコワい。
このエネルギーを世界平和のために使ってくれたら、世界は今よりもっと良くなるのに。
ちなみに、今でも上のようなコメントが見られるのは、ケイティ・ペリーが投稿を削除していないから。
事実上、韓国人の主張を無視している。
これは浜松にある宝くじ売り場
今、日本を旅行する韓国人はとても多い。
純粋に日本での観光を楽しむだけならいいけど、日本でも政治的な主張をされると困る。
おまけ
今回、ナチスの話が出てきた。
ここからは旭日旗から離れ、反ナチ運動家だった「マルティン・ニーメラー」の言葉を紹介したいと思う。
ナチスがドイツで強大な力を持つようになった背景について、彼はこう言っている。
ナチスが最初共産主義を攻撃したとき
私は声を上げなかった
私は共産主義者ではなかったからナチスがユダヤ人を連行して行ったとき
私は声を上げなかった
私はユダヤ人ではなかったからそしてナチスが私を攻撃したとき
私のために声を上げる者は誰一人残っていなかった
「自分には直接関係ないから」と思って何も言わないでいると、気づいたときにはもう手遅れになってしまう。
これは有名な言葉で、いろいろな政治問題や社会問題でも当てはまる。
知っておいて損はない。
画像は「NHK 新・映像の世紀」のキャプチャー
第3集」から。
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