韓国政府の平昌五輪の”私物化”。北朝鮮との合同に選手は怒り。

 

もし日本政府がこんなことをしたら、ワイドナショーは連日放送して国民は激怒する。

「日本だったら、そうなるんだろうなあ」ということを韓国政府がした。

今の韓国政府といえば、「最終的な解決」を確認したはずの慰安婦合意を、今になって「これで真の解決にはならない」とひっくり返して、多くの日本人を怒らせている。

そんな自己中心的な韓国政府の考え方が、平昌オリンピックにもあらわれている。

 

 

開催まであと1か月を切った平昌オリンピックに、北朝鮮が参加することになった。

これに文(ムン)大統領は狂喜乱舞。

今の文政権は、平昌オリンピックを成功させることに夢中になっている。
これに失敗して、「韓国はオリンピックを開くにはふさわしくない国」と世界から見られることを恐れている。

平昌オリンピックの成功をアピールするためにも、韓国政府は、アメリカ・ロシア・中国・日本のトップに来てほしかったのだけど、これがうまくいっていない。
アメリカ・ロシア・中国のナンバーワン(大統領や国家主席)が来ないことは、すでに確定している。
日本の安倍首相は参加しない方向だけど、まだハッキリ返事をしていない。

 

韓国政府がこの状況にあせる。

そうした中で北朝鮮が「I’m in(参加する)!」と言ってくれたことは、韓国政府にとってまさに「干天の慈雨」となった。

かんてん‐の‐じう【干天の慈雨】

日照り続きのときに降る、恵みの雨。待ち望んでいた物事の実現、困っているときにさしのべられる救いの手にたとえる

デジタル大辞泉の解説

文大統領は、笑いが止まらなかったに違いない。

でもそのせいで、怒っている人たちもいる。

 

 

北朝鮮の参加を知った韓国政府は、「南北の融和」を世界に思いっきりアピールしたいと考えた。

その1つとして、北朝鮮にこんな提案をする。

「女子アイスホッケーの合同チームをつくりませんか?」

韓国と北朝鮮が1つのチームを結成して、オリンピックに参加する。
韓国政府にとってこれは、とてもとてもおいしい。

2000年に、北朝鮮との友好が評価されて、金大中大統領がノーベル平和賞をとっている。
北朝鮮との友好を世界にしめすことは、韓国政府にとって誇らしいし気持ちがいい。

 

でも、韓国の女子アイスホッケーの選手はたまらない。

李(イ)首相は、南北の合同チームになったとしても、「韓国選手たちのチャンスを奪うことにはならない」と発言した。
けど、実際にはどうだろう?

北朝鮮の選手が加わる以上、その選手を試合に出さないわけにはいかない。
ということは、その分だけ、韓国の選手が出られなくなる。
北朝鮮の選手を出す人数や時間が多くなるほど、韓国選手の活躍は少なくなる。

韓国代表になれなかった選手にとっても、これは腹立つだろう。

政府側は「アイスホッケーは1、2分間隔で選手が交代するので、韓国の選手が受ける被害はない」と言う。
でも、アイスホッケーをよく知る関係者は「アイスホッケーの特性を全く理解していない」と怒る。

 

五平昌輪まであと1か月もないのに、「北朝鮮との合同チームになったから。後はよろしく」と言われた方も大変だ。
五輪での対戦相手が分かっていて、韓国はそれに備えて練習や計画をしていたのに、すべて狂ってしまった。

そもそも北朝鮮の選手とは、一度も合同練習をしたこともない
「北朝鮮の優秀な選手と力を合わせたら、きっと強いチームになる」ということはない。
むしろ、韓国チームを弱体化させるだろう。

 

 

韓国政府の政治的な決断に、オリンピックの参加選手が犠牲になってしまった。

さらに李首相のこの一言が国民や選手を怒らせた。

「女子アイスホッケーはメダルを狙える位置にはない」

韓国の女子アイスホッケーは世界ランキング22位だから、平昌五輪でメダルを取ることはむずかしい。
現実的にはムリ。

でも人間社会では、正確なことを言うことが正しいわけではない。
心に思ったことをそのまま口にしていたら、小学生レベルでもケンカになる。

首相が自国の選手を過小評価したことが、韓国で問題になっている。
韓国の首相は、「女子アイスホッケーはメダルを狙える位置にはないのだから、北朝鮮との合同チームでも問題ない」と言いたいのだろう。

 

この発言だけでもあり得ないのに、今度は大統府の幹部がこう言う。

「南北合同チームの話が持ち上がらなければ、誰もアイスホッケーのチームには注目しなかったはずだ。100パーセント間違いない」

事実だったとしても、これを言ってはいけない。

「誰も注目しなかった」
「100パーセント間違いない」
政府関係者が選手のやる気を失わせてどうする?

平昌オリンピックは選手ではなくて、政府中心に動いている。
これでは、文政権による五輪の私物化だ。

 

 

「どうせメダルはねらえない」
「誰も注目してなかった」

安倍首相や政府関係者が代表選手にこんなことを言えば、大騒ぎになる。
ワイドショーは連日この言葉を批判して、国民の怒りはきっと政権支持率を直撃する。

 

文政権は慰安婦問題では、自分に都合のいいことを一方的に主張して日本を怒らせた。
せっかくのオリンピックでも、選手を無視して勝手にことを進めて、選手や関係者の怒りを買っている。

チャンスをピンチに変えるのは韓国のお家芸、といった感がある。

韓国政府の慰安婦問題や平昌オリンピックでの対応は、あまりに自己中心的で一方的だ。
そのうちブーメランとなって返ってきて、自分が打撃を受ける。
ブーメランも韓国のお約束だから。

 

*今回の記事では、この記事を参考にしました。

朝鮮日報の記事(2018/01/17)

「アイスホッケーは1-2分で選手交代するから南北合同チームでも大丈夫」?

中央日報の記事(2018/01/17)

「女子アイスホッケーはメダル圏外」 波紋呼ぶ韓国首相発言

朝鮮日報の記事(2018/01/19)

「南北合同なければアイスホッケーは注目されなかったはず」

 

 

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