訪韓日本人の３倍！韓国人の日本旅行好き。その理由とは？

去年2017年に、韓国を訪れた日本人の数は約231万人。

それに対して、日本にやってきた韓国人の数は714万人。
人数で３倍の開きがある。

韓国の人口は日本の半分以下だから、３倍というのは本当に大きな違いだ。

それで最近の韓国紙では、「なんで韓国人は日本旅行がこんなに好きなのか？」という記事をよく載せている。
朝鮮日報にもそんな記事（2018/04/08）があった。

「なぜ韓国で日本旅行リピーターが増えているのか」

タイトルにあるように、韓国では日本旅行のリピーターがとても多い。
なんで韓国では、日本の人気がこんなにもあるのか？

この記事ではその理由を２つ挙げている。
それが「円安ウォン高」と「日本のおもてなし精神」だ。

ウォン高によって、かなりお得に日本へ行くことができるようになった。
格安航空会社の飛行機をうまく使えば、日本往復のチケットが１万円以下で購入することができるらしい。

物価を見ても、日本の方が韓国より安い物もある。

韓国ではコンビニのコーラ（500ミリリットル入り）が2000ウォン（約200円）するけど、日本では129円。
スターバックスのコーヒーも韓国では4100ウォン（約410円）のところ、日本では320円ですむ。

それと韓国人にとっての大きな魅力は、日本のサービスだ。
記事にはこう書いてある。

日本の「おもてなし」精神も訪日韓国人急増の要因として挙げられる。先月東京を訪れたキム・ワンギュさん（28）は「道すがら600円のラーメン1杯を食べても、従業員が心を込めて接客してくれる。韓国でラーメンなどを食べても、こんなサービスは絶対に期待できない」と話した。

この記事に対してネットの反応は？

・お金使ってくれるなら大歓迎
・民間の交流は大事だから、たくさん来てくれてうれしい

意外と好意的な意見が多い。

・・・という夢を見た。
まー、実際はこんな感じですわ。

・反日だけど日本大好き
・親日派の定義や罰則を強化する必要があるんじゃないですかねぇ
・ほんと観光地はどこも中国人と韓国人が多い
だいたい着てるものでわかるようになった
・韓国嫌いな日本人は韓国旅行に行かないけど
韓国人は日本嫌いでも日本に来るからね
でも絶対親日にはならないんだよね
・日本は許せないが利用して楽しんでみたいな心理が謎
・旅行に来てるってだけなら良いけどね

「反日なのに日本が好き。で、リピーターになる」ということに矛盾を感じる人がたくさんいる。
でも、政治と文化や旅行を分けて考えることは日本人にもある。

他国にミサイルを撃ち込むアメリカは嫌いだけど、ジーンズ・ハンバーガー・ディズニーランドは好きだしアメリカ旅行にも行きたい。
そんな日本人は普通にいる。

朝鮮日報の記事は「訪日韓国人急増の要因」として、日本人のおもてなし精神を挙げていた。

韓国人にはこれが印象的なようで、日本を訪れた韓国人は、細やかな日本流のサービスによく感動している。

例えば、２年前の「s-korea」の記事（2016年10月24日）にはこう書いてある。

2つ目は「細かな心遣い」。お店のショッピング袋に貼ってくれるセロテープに、剥がしやすいよう折り返しタブを作ってくれたり、雨の日は紙袋の上にさらにポリカバーを被せてくれたりする細やかな心遣いに感動を覚えたという人も多かった。

韓国のブロガーたちが口を揃えて言う「私が日本を好きな5つの理由」

逆に言えば、韓国でのサービスはそれだけ悪いということになる。

ボクが韓国に行ったときは、仁川空港に着いたとたんそれを感じた。
インフォメーション・カウンターにいた２人の女性はおしゃべりに夢中だったし、レンタル携帯のブースにいる女性店員は下を向いてスマホをいじっている。

「これが韓流おもてなしかあ」なんて思いながら空港を出た。

このブログを読んでくれた女子高生から、こんな韓国旅行の感想をもらったことがある。

私たちがたまたま入ったところは結構狭くて暗かったんですけど、椅子に座っていかにもやる気のない態度で携帯をいじっていました。商品を出すと一言も声を発さず商品を渡してきました。
初めてこの光景を見たときは友達と唖然としてしまって何も言えなかったんですけど、何度か韓国のコンビニに行くにつれ、ほとんどの方がそのような態度だったので韓国のコンビニでは普通なのかなと思いました。
高1のときセブンイレブンでバイトしてたので、もう何から何まで違いすぎて驚きました。
やっぱり一番印象的だったのは接客態度ですね。